5ナンバーサイズの箱型ミニバンはスペースユーティリティに優れ、多くの人から支持されています。中でも日産のセレナは群を抜いて人気が高いのですが、今回はその現行型となる、4代目のセレナをご紹介します。

大ヒットとなった旧型からバトンを受け取った現行型は、2010年の11月に登場。セレナのアイデンティティともいえる「車内の広さ」や「使い勝手の良さ」をより進化させ、そこに「燃費の良さ」も加えてデビューしています。

居住性に関しては、全長を5mm拡大しながら、室内長は300mmも延長(20S)。優れたパッケージングで、より広い車内空間を実現しています。使い勝手においては、スライドドアの開口部が拡大し、さらに乗り降りが容易になっています。

また、簡単に開閉できるワンタッチオートスライドドアを採用。買い物や雨の日などで両手がふさがっているときでも不便さを感じません。シートアレンジに関しても「スマートマルチセンターシート」の採用で14通り以上のアレンジを実現。同シートが前後に動くことで、8人乗りながら2~3列目のウォークスルーも可能です。

そして最大のポイントは、燃費向上に寄与するアイドリングストップ機構の搭載です。エントリーモデル以外の全グレードで、再始動時間を短縮しセルモーター音のない静かなエンジン始動を実現。肝心の燃費は、10・15モードで15.4km/L(20G)となっています。

そんなセレナだけに、相場は高値安定傾向でしたが、ようやく150万円以下の中古車も出てくるようになってきました。例えば、走行2.8万km+修復歴なしの20Xが149.9万円で見つかりました(6月11日現在)。アイドリングストップ機構を備えた同グレードの新車時価格は233.1万円。つまり100万円近く安く買えるわけです。

ただし、これほどオトクな中古車はまだ希です。流通台数こそ600台前後ありますが、ボリュームゾーンはやはり200万円台。お宝物件を見つけるためには、じっくり腰をすえて、こまめに情報をチェックする必要がありそうです。

Text/金子剛士

ひと目でセレナとわかるスタイルながら、従来型に比べ、滑らかな流れを意識したデザイン。家族を包み込むような柔らかな印象を与える

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センタークラスターは艶のあるフィニッシャーとスイッチを採用し質感の高さと先進性を表現。メーターはブルーとホワイトで視認性を高めている

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室内長を拡大したことで2列目はもちろん3列目のレッグスペースもゆとりたっぷり。成人男性でも窮屈に感じることなく移動も快適

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