アクティブでオシャレなDINKSやファミリーに人気なのが輸入車のステーションワゴン。その中ではM・ベンツやBMW、アウディが定番ですが、「それだと意外と乗っている人多いんだよな」という人にオススメしたいのがアルファロメオです。今回は、そのワゴンモデル、アルファ 159スポーツワゴンをご紹介します。

159スポーツワゴンが登場したのは2007年の4月。最大の特徴は、やはり美しいスタイリングでしょう。デザインを最優先に開発を進めたのでは、と思ってしまうほど美しく仕上がっています。

前身に当たる156スポーツワゴンは、デザインを優先し過ぎたためか、ラゲージルームがハッチバック並に狭いという側面もあったのですが、159スポーツワゴンは実用面もしっかり進化。十分な広さを備えています。

スポーティなスタイルとなれば、気になるのはその中身ですが、エンジンは直4の2.2Lエンジンと、V6の3.2Lをラインナップ。ミッションは2.4Lモデルに“セレスピード”と呼ばれる6速の2ペダルMTが、3.2Lモデルに“Q-トロニック”という6ATが搭載されています。

スタイルや走りばかりに注目が集まりがちなアルファロメオですが、159スポーツワゴンは安全装備も充実。コーナリングの横滑りを防止する“VDC”や加速時のスリップを防ぐ“ASR”のほか、7つのエアバッグが標準装備されるなど、安全性能においても高い実力を備えています。

さて、そんな156スポーツワゴンも、いよいよおいしい存在になってきました。相場のボリュームゾーンは100万円台後半~200万円台ですが、程度にこだわらなければ、修復歴あり+走行7.3万kmで139万円といった中古車も存在します(2月11日現在)。しかも驚くことに、この物件は新車時価格が592万円の3.2Lエンジンを搭載した上級モデルなのです。

金額にして453万円安。これだけ安いと、現行型だけに新車で買った人が気の毒になるほどです。また、程度にこだわっても、修復歴なし+走行2.5万kmで198万円など(同日現在)、しっかり200万円以下の物件も存在します。ただし、流通量は全国で20台前後なので、これという1台が見つかったら、すぐに行動に移すのが賢明です!

Text/金子剛士

エクステリアは流れるようなルーフラインとボディラインが特徴。デザインはジウジアーロとアルファロメオスタイリングセンターによるものだ

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インテリアはブラック×シルバー×レッドの組み合わせで妖艶な雰囲気を醸す。“セレスピード”はハンドル裏のパドルシフトでも変速できる

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ラゲージルームは必要十分な容量を確保し、さまざまなレジャーにも対応。通常は455Lで、リアシートを格納すれば1235Lの大容量ラゲージに

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