快適性はそのままに、質感がアップした第2のタント!

4月2日から、平成24年度の「新エコカー補助金」の受付がスタートしましたが、維持費の安さでいえば、やはり軽自動車に勝るものはありません。今回は、そのなかでも広い居住空間を誇る、ダイハツのタントエグゼを紹介します。

2009年12月に登場したタントエグゼは、その名前からもわかるとおり、タントをベースにつくられた1台です。子育て層をターゲットにしたタントに対し、タントエグゼは、自分らしさを大切にする男女に向けて開発されました。
  • ダイハツ タントエグゼ 外観(フロント)|おいしい中古車
  • ダイハツ タントエグゼ 外観(リア)|おいしい中古車
デザインコンセプトは「スタイリッシュ&スペーシャス」。伸びやかなウインドウグラフィックやサイドのアクセントラインなどで、躍動的を演出している(左右)
その“大人のタント”とでもいうべきタントエグゼは、タントの広い居住空間はそのままに、軽量化と低燃費化を図った上で、高いデザイン性をもたせ、上質感や快適性を追求したモデルです。

タントとの最大の違いは、リアドアの開閉方式です。タントはスライドドアですが、エグゼは普通のヒンジ式。そう聞くと不便に思えるかもしれませんが、開口角度は約90度と大きく、開口部も広いため、乗り降りはいたってスムーズに行えます。

ソファのような座り心地の「4席グラマラスコンフォートシート」は、タントエグゼならではの装備です。座面とシートバックのサイド部にボリュームをもたせ、ホールド性をアップ。さらにシートクッションに十分な厚みと柔らかさをもたせ、身体を包み込むようなゆったりとした座り心地を実現しています。

そのほか、モダンなデザインとLED照明を備えた「イルミネーテッドツインコンソール」が、大人の上質感を演出。様々な収納スペースを用意しながら、スタイリッシュさも兼備しています。

エンジンは、直3のNAとターボの2種類。エアロパーツを装備したカスタムシリーズのRSのみターボとなっています。ミッションは、登場時の2WDモデルにはCVT、4WDモデルは4ATが搭載されていましたが、2010年10月のマイナーチェンジ以降は、全車CVTとなっています。
  • ダイハツ タントエグゼ インパネ|おいしい中古車
  • ダイハツ タントエグゼ インテリア|おいしい中古車
  • ダイハツ タントエグゼ カスタム|おいしい中古車
「4席グラマラスコンフォートシート」などで、ゆったりくつろげる上質でモダンな内装を実現(左・中) より上質感に磨きをかけたエグゼ カスタム(右)

程度にこだわらなければ、半額以下の中古車も!

広く上質な居住空間を誇るタントエグゼですが、登場からまだ2年半であるにもかかわらず、早くも60万円台で買える中古車も登場してきています。それは2010年式の660Xで、走行距離1.6万kmで63.9万円という中古車です。660Xの当時の新車価格が121万円なので、ほぼ半額です。その価値を知ればより購入意欲が高まるというものです。

とにかく価格重視というのなら修復歴ありとはなりますが、走行距離0.6万kmで59.9万円という中古車も存在します。維持費の安い軽自動車で、しかも広くて質感の高い車をお探しなら、このタントエグゼこそピッタリの1台ではないでしょうか。
Text/金子剛士