手頃な値段でも
個性たっぷりの実力派が勢ぞろい

雪道に強い4WD、冬になると重宝します。まぁ、もっと早い段階で取り上げてよ! というご指摘もあるかとは思いますが、今後の参考にしていただければ幸いです。4WDは、クロカン&SUVだけのものではありません。スキー、スノーボードへ出かける相棒となるような車、そして乗った人が喜ぶような車をピックアップしてみました。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。


第10位はスズキジムニー(現行)。コンパクトで愛くるしいルックス、女性ウケがイイと、実は評判の車です。軽自動車で本気の4WD車を投入していて、長年多くのファンに愛されている車でもあります。中古車相場はしばらく高値安定していたようですが、流通台数が多く最近は価格競争が始まった気配も。マイナーチェンジを受けながらも1998年から販売され続けていることをみれば、いかに人気の高い車かおわかりいただけることでしょう。


第9位はスバルレガシィアウトバック(旧型)。レガシィをベースにSUV的走破性が与えられた、いわゆるクロスオーバーです。オフロードをガンガンに走るというわけにはいかないでしょうが、日本での“常識的”なグラベルや雪道で威力を発揮することでしょう。ちょっと背が高くなっていますが、サスペンションのストロークが長い分、乗り心地が良く感じられるかもしれません。100万円以下でも狙える、コストパフォーマンスの高い一台です。


第8位はメルセデス・ベンツMクラス(旧型)。そろそろ後期モデルも100万円台前半で狙えるようになっていますね。メルセデス・ベンツがカジュアルな雰囲気たっぷりに投入したSUVです。それまでGクラスしかなかったメルセデス・ベンツのSUVに、若々しさを演出したんでしょうね。まぁ、2代目と3代目の洗練された雰囲気と高級感を見ると、初代のカジュアル路線は失敗だったのかもしれません(笑)。今となっては価格がカジュアルですから、ガンガンに使い倒したいところです。


第7位フォルクスワーゲンパサートワゴン(絶版)。なかでも「W8 4モーション」、「V6 4モーション」がオススメです。一見、“ファミリーカーっぽく”おとなしそうなワゴンですが、この2モデルはワイルドです。もちろん、スポーツカーのように、とまではいきませんが、図太いトルクにモノを言わせた長距離ドライブは楽チンで快適。アクセルを踏み込めば羊の皮を被った狼であることがわかるでしょう。オールマイティに使えて、いざというときに速さが光る車です。


第6位アウディオールロードクワトロ(旧型)。問答無用に素晴らしい4WDステーションワゴンです。新車時は600万円オーバーの高級車でしたから、おいそれと手も出せなければガンガン使うことはあまり考えられません(もちろん、なかにはいるんでしょうけど)。でも、100万円以下から狙える今は、乗りつぶす勢いで付き合えます。高速クルージングは得意だし、ちょっとやそっとの悪路では音を上げません。海に山にアウトドアに大活躍の相棒になります。

Report / 古賀 貴司