現行型なのに“旧型”なりたて?本格4WDの3代目エスクードが今狙い目!
カテゴリー: 特選車
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2015/11/06
本格4WDの3代目エスクードが中古車的に“おいしい”
すっかり秋らしくなり、中にはそろそろ冬支度を……と考えている方もいらっしゃるでしょう。雪の多いエリアにお住まいの方や、ウインタースポーツを趣味にしている方にとって、心強いのはやはり4WD。心強いというよりは、必須条件といえるかもしれません。
近年の4WD車は、舗装路や高速道路などでの快適性を重視したものが多く、また燃費への意識が高くなってきたため、必要なときだけ4WDになるスタンバイ式の4WD車が多くなっています。というより、今のSUVはそれが主流。それはそれで理に適った素晴らしい車ですが、今回ご紹介するのは走破性と快適性を高いレベルで両立させた、フルタイム4WDのスズキ エスクードです。
車に詳しい人ならご存じでしょうが、4代目となる新型エスクードが先月、デビューしました。これまで現行型である3代目はそのまま旧型になるかと思いきや、「エスクード2.4」として併売されることとなりました。ただ、現行ラインナップであるとはいえ、新型の登場を受け、3代目の中古車相場は一気に下落傾向に転身。現行型なのに“旧型なりたて”のモデルのように狙いやすい、とてもお買い得な存在になったんです。
走りと乗り心地の良さを両立
3代目エスクードが登場したのは2005年の5月。開発コンセプトは「エスクードのオリジナリティと本格オフロード性能を継承し、進化させた新しいSUV」でした。もともとエスクードは“ガチ”の4WDでしたが、走破性の高さはそのままに、そこに乗り心地の良さを加えているのです。
それを実現したのが、新開発のビルトインラダーフレーム構造のモノコックボディ。これは軽量なモノコック構造と、頑丈なラダーフレーム構造、その両方のメリットを取り入れたもので、高いオフロード性能を実現しつつ、オンロードでの乗り心地も高めています。
乗り心地を高めたといえば、四輪独立懸架式サスペンションの採用も見逃せません。これらのおかげで、一般の舗装路においても優れた乗り心地を実現しているのです。また、走りの面においては、FRベースで前後の重量配分を約50:50の理想的な重量バランスとしている点もポイントです。
車のキモとなるエンジンは、初期モデルが直4の2LとV6の2.7L。2008年のマイナーチェンジ(MC)で2.4Lと3.2Lがラインナップされ、さらに2012年のマイナーチェンジで2.4L一本に統一されました。2人乗車が多いようなら2Lや2.4Lで十分でしょうし、3~4人で乗ることが多いなら2.7Lや3.2Lモデルの方がゆとりある走りを楽しめると思います。
お店では下回りのチェックを忘れずに!
気になる価格についてですが、カーセンサー掲載物件の平均車両価格は約148万円(2015年11月5日現在)。中古車相場は前述のとおり下落傾向にあって、平均車両価格もこの1ヵ月間で6万円ほど値下がりしています。
ポイントとなるのは車両価格帯です。60万~200万円台前半と幅広いのですが「70~100万円」「120万~160万円」「190万~220万円」と、ボリュームゾーンは大きく3つに分けることができます。狙い目となるゾーンはやはり「70~100万円」「120万~160万円」の2つ。最も安いゾーンでは初期モデルの2Lが中心で、120万~160万円ではマイナーチェンジ後の2.4Lエンジンを搭載したモデルが多く、初期の2.7Lモデルの少走行車なども存在します。
オススメは総額150万円以下のカーセンサーアフター保証対象車です。特に、雪道や山道を走る予定がある方は、業界最高水準の内容といっても過言ではないアフター保証を付帯することを前提にした方が良いでしょう。万が一のトラブルの際も、範囲内なら無料で保証修理を受けられるので安心できると思います。
検索していい物件を見つけたらお店に足を運ぶわけですが、その際は下回りのチェックを欠かさないようにしましょう。エスクードは本格4WDなので、結構下回りや足回りが痛んでいる物件もあります。もちろん外装や内装も大事ですが、エスクードは必ず下からのぞいて問題がないことも確認してみてください。
▼検索条件
スズキ エスクード(旧型※2)×総額150万円以下×CSA保証対象車※プランでCSA保証を付けた場合、総額150万円を超える場合があります
※2 3代目エスクードはエスクード2.4として現行型(4代目)と併売