オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:日産 モコ(旧型)

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■人気が本家MRワゴンを上回る日産モコ
日産 モコ|日刊カーセンサー
日産自動車は自社で軽自動車を開発せず、スズキや三菱などのさまざまな車種をOEM販売(他社製品を自社ブランドで販売すること)している。その中の一台がモコだ。

日産モコはスズキMRワゴンのOEM車で、初代は2002年4月に登場。続く2代目は2006年2月~2011年1月まで販売された。基本的な性能はベース車と同じだが、フロントグリルやヘッドライト回りは日産独自のデザインへと変更されている。またモコ専用のボディカラーも用意されている。

搭載される直3エンジンはNA(自然吸気)とターボの2種類で、FF/4WDの駆動方式を問わず全車4ATが組み合わされる。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■流通台数は減少しているが値落ちは順調
日産 モコ相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 3カ月前の平均価格は84万円だったが2月に入ると値落ちが始まり、現在では81万円付近まで値落ちが進んでいる
台数 ピーク時には1000台を超えていたが、3月の需要期の影響などもあって900台を割り込むところまで減少している
距離 1月の時点では平均走行距離は1万kmだったが、低走行車が減少したようで1.6万kmまで延びている
2006年2月に登場した日産モコ。フロントウインドウを立てることで圧迫感を減らし、広々とした室内空間を実現している。インパネシフトを採用し、前席でも左右のウォークスルーが可能だ。マイナーチェンジは2009年6月の一度だけで、内外装の変更や、サイドターンランプを内蔵したドアミラーの採用、燃費性能の向上を行っている。

流通台数はピーク時には1000台を超えていたが現在は890台ほどで、同世代のMRワゴンが約400台ほどしか流通していないことを考えると探しやすい状況だ。相場は26万~120万円。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■快適装備充実の660E。シックな内装のショコラティエなら◎
日産 モコ|日刊カーセンサー 日産 モコ 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 86台 54.8万〜119.9万
新車時価格110万円スタートのモコ。ターボエンジンを搭載するG、NAエンジンの上級グレードE、廉価グレードSの3グレードが基本構成で、GとEにエアロモデルなどが用意される。オススメなのは、流通台数も豊富でオートエアコンなどの快適装備を備え、 しかも燃費性能が高く財布に優しいNAエンジンの上級グレード660Eだ。

そんな660Eの中でも、黒と茶色を基調としたシックで上質な室内空間が特徴のショコラティエ(前期型ならば2008年1月に登場したショコラティエセレクション)を狙いたい。

特に2009年6月以降のMC後のモデルは26%も占めており、ノーマルの660Eとほぼ互角の数字となっている。相場は高年式の低走行車が中心なので、54.8万~119.9万円となっているが、平均走行距離はまだ3000km未満と今後も長くつき合える一台だ。
Text/萩原文博