第167回 マツダ ベリーサ(現行型) 【おいしい中古車】
カテゴリー: クルマ
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2011/03/04
■プレミアムハッチの日本代表
マツダのコンパクトカーと聞いて、すぐ頭に浮かぶのは何でしょう? デミオという方がほとんどではないでしょうか。そんな知名度の低さも関係あるのか、デミオの1クラス上に位置するベリーサが、ずいぶんお買い得な状況になっています。2004年6月に登場したベリーサは、コンパクトカー+高級感というこれまでになかった組み合わせを実現したハッチバックで、2代目デミオのプラットフォームをベースに作られています。
エクステリアは、上質感や高密度感を際立たせるために面の張りやコントラストの強調などに注力、コンパクトカーを超えるスマートなたたずまいを実現(左右)
ターゲットは、モノ選びやライフスタイルに「自分らしい上質さ」や「こだわり」を求める30代のカップルが中心で、車名のベリーサは、「verita(イタリア語で真実の意)」と「satisfaction(英語で満足の意)」を合わせた造語で、「真の充足」を意味するものとなっています。
ベリーサを一言で表現するなら、「上質なコンパクトカー」という言葉がふさわしいでしょう。インテリアは乗り込んだ瞬間にクラスを超えたくつろぎを感じられる室内空間を追求。エクステリアデザイン同様、ラウンドシェイプを採用し、広がりとくつろぎ感を表現しています。
フロントシートには、上級車種となるアテンザに使用している大型フレームを採用。クラスを超えたゆったりとした座り心地とサポート性を両立しています。また、静粛性の高さも大きなポイント。先進の解析技術を駆使し、クラストップレベルの静粛性を実現しています。
パワートレインに関しては、エンジンが1.5Lの直4で、ミッションは4ATのみとなっています。駆動方式はFFのほか、後輪をモーターで駆動するe-4WDもラインナップしています。
インパネ回りは端正なデザインで、くつろぎを感じさせるインテリアはゆとりもたっぷり(左・中) 多機能なアドバンストキーレスシステムも標準装備となる(右)
■現行型ながら、半額どころか3分の1近い価格の中古車も!
さて、そんなベリーサですが、冒頭でもお伝えしたとおり、デミオより知名度の低いことが原因か、中古車ではお買い得なプライスが付けられていて、程度にこだわらなければ30万円以下で購入することも可能です。例えば、修復歴あり、走行距離5.6kmの中古車が29.8万円なんて中古車も存在します。「でも修復歴が気になるし、走行距離も少ないほうが…」という方もご安心ください。価格は高くなりますが、修復歴なし、走行距離3.6万kmのドレスアップパッケージが58万円で売られています。
このグレードの当時の新車価格は157.5万円。つまり半額どころか3分の1近い金額で手に入るわけです。「コンパクトカーがいいんだけど、安っぽいのがなぁ」というみなさん、プレミアムハッチの日本代表、マツダのベリーサなんていかがでしょうか? モノはいいけど、価格は安いお買い得カーですよ!
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