オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:マツダ デミオ

icon_popup.gifマツダ デミオのカタログを見る  icon_popup.gifマツダ デミオの中古車を探す
■軽量・軽快な走りを目指し原点回帰を行う
マツダ  デミオ|日刊カーセンサー
2001年に登場した初代フィットの大ヒットに触発され、コンパクトカーのハイトワゴン化が一気に進んだ。その渦中の2002年に2代目デミオが登場。ボディは大型化されたものの、クラストップレベルの走行性能と燃費性能を両立していた。

しかし2007年7月に登場した3代目デミオはマツダの掲げるZoom-Zoomの表現と世界市場をにらみ、ハイトワゴンを廃し、「軽量で楽しい走り」というコンパクトカーの原点回帰を行った。

旧型比-100kgとシェイプアップされたボディには、1.3Lと1.5Lのエンジンを搭載。ミッションはMT/AT/CVTが、グレードや駆動方式によってそれぞれ組み合わされる。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■流通台数は増えたが相場は横這い
マツダ デミオ相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 2010年11月の時点で平均価格は89万円。その後小幅な変動はあったものの、現在は89万円とほぼ横這いだ
台数 昨年末までは500台で上下していたが、今年に入ってグンと増加し600台に突入。
現在はピークといえる多さとなっている
距離 増加した中古車の多くが低走行車だったようで、一時は2万kmまで延びた走行距離が、再び1万km台まで戻っている
2007年7月に登場したマツダデミオ。高出力と低燃費を実現した新開発の1.3Lミラーサイクルエンジンを搭載し話題となった。1.5Lには7速CVTやエアロパーツ、専用サスを搭載したスポルトも設定されている。これまで2008年7月に内外装の変更、2008年11月にインテリアの質感の向上などの小変更にとどまっている。

流通台数は約650台と非常に豊富。相場は最安値が50万円を切る45万~180万円で、平均価格も92.5万円と、現行モデルながらバリュー感が高い。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■デミオらしさを堪能できる1.5スポルト
マツダ  デミオ|日刊カーセンサー マツダ  デミオ 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 139台 65万~149万円
新車時価格110万円スタートのデミオ。流通台数は13Cが最多で、ミラーサイクルエンジンを搭載した低燃費グレード13C-V、走りを磨いたスポルトが続く。低燃費の13C-Vをオススメしたいところだが、10・15モード燃費23km/Lは、今となってはプッシュできるほどの数値ではないので、ここはデミオらしい走りを味わえるスポルトをオススメしたい。

スポルトはMT車とCVT車が用意されるが、オススメはパドルシフトを装着した7速の変速機構をもつCVT車。1020kgとライバル車と比較して圧倒的に軽い車両重量も影響して、走りを磨いたスポーティグレードとしては、10・15モード燃費も19.2km/Lと高い。装備面でも人気のディスチャージヘッドライト、専用サスペンション、エアロパーツ、フルオートエアコンが標準装備と文句なし。お手頃価格で欧州車に匹敵する走りが手に入れられる。
Text/萩原 文博