ホンダ S2000【オススメ銘柄】
2010/06/03
今週の注目銘柄:ホンダ S2000
■設定は6MTのみ!ホンダが放つ硬派なFRオープン
ホンダは1960年から1970年にかけてSシリーズと呼ばれる小型スポーツカーを生産していた。その最終モデルS800の生産終了から約30年後の1999年4月に、SシリーズのDNAを継承した後継車S2000が登場した。
開閉時間わずか6秒という電動開閉式ソフトトップを採用したオープンカーだが、新開発のハイXボーンフレーム構造を採用し、高いボディ剛性を達成。エンジンは前期型が高回転型の2L直4DOHC。一方、2005年11月以降の後期型は排気量を2.2Lにアップし、低中速のトルク重視型とし、キャラが異なっている。いずれも駆動方式はFR(後輪駆動)、ミッションは6MTのみという硬派なモデルだ。 |
■高品質な中古車が減少し相場は下落
グラフの分析結果は
価格 |
高価格な物件が流通していた4月末までは安定していたが、 5月に入って高額物件が市場からなくなると相場は下落した |
台数 | 4月は一時的に流通台数が200台付近まで伸びたものの、5月には180台まで減少し、この台数をキープしている |
距離 | 4月は走行距離の少ない物件が増えたようで一時的に4.4万kmまで減少したものの、最近になって5万kmを突破した |
1999年4月に登場したS2000。10年間生産され2009年6月に惜しまれつつ生産終了となった。生産終了のアナウンスが流れた途端、中古車相場は一時的に大きく値上がりしたが、現在では落ち着きを取り戻している。現在の流通台数は184台で、1999年から2001年までの物件が60%を占めている。一方、2.2Lエンジンを搭載した後期型はわずか34台しか流通しておらず、かなりのレア物件。価格帯は60万~450万円と幅広く、新車時価格を上回るプレミアム価格の極上物件もまだ出回っている。
■新車時の半額以下で狙える初期型の2L車
|
新車価格380万円スタートのS2000。スタンダードグレードのほか、ハンドルのギア比が可変するVGSを搭載したタイプV、VSA(横滑り防止装置)を搭載し、走りを磨いたタイプSが設定される。2.2Lエンジンとなった後期型は流通台数が少なく、相場も高め。狙いは流通台数が豊富でバリュー感の高い100万円台で買える初期の2L車だ。
9000回転からレッドゾーンが始まる高回転型2L直4のVTECエンジンの加速力はほかの車では味わうことができないほどシャープ。また、ホンダが今後FR車を作る可能性はかなり低いので、流通台数がまだ豊富な今がラストチャンスといえる。
100万円以下の物件もあるものの、修復歴ありなどのワケあり車が多い。ただ予算を150万円にすればディーラー車も出現する。熱いホンダスピリッツを味わうなら今だ。
9000回転からレッドゾーンが始まる高回転型2L直4のVTECエンジンの加速力はほかの車では味わうことができないほどシャープ。また、ホンダが今後FR車を作る可能性はかなり低いので、流通台数がまだ豊富な今がラストチャンスといえる。
100万円以下の物件もあるものの、修復歴ありなどのワケあり車が多い。ただ予算を150万円にすればディーラー車も出現する。熱いホンダスピリッツを味わうなら今だ。
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ホンダ S2000【オススメ銘柄】/旬ネタ
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