THE!対決

PART6 デートに使える度チェック!

Report/編集部 Photo/奥隅圭之
スバル インプレッサ
日産 ティーダ

ゴルフバッグが4つ積めないことを理由に
カップルデートが楽しめる

インプレッサとティーダのガチンコ対決!最終回は編集部の独断と偏見で決める、女の子からのモテ度対決。モテると一言で言っても、ドライブデートのシチュエーションはそれこそ無限にある。今回は最近20代にも人気の“ゴルフ合コン=ゴルコン”を舞台に考えてみたい。

ゴルコンの楽しみはラウンドだけではない。早朝に家まで女の子を迎えにいき、ゴルフコースまでドライブするところから勝負は始まっている。ゴルフは基本的に1パーティー4人でラウンドする。ゴルコンというシチュエーションを考えれば、当然2カップルで攻めたいところだ。それを考えゴルフバッグを4つ積んだシーンを想定したのだが…。残念がら両車とも後部座席を使った状態ではゴルフバッグを積むことができなかった。

だとしたら割り切って「僕の車は4人乗れないから2台で行こうよ」と誘うこと。これに気づかず1台で行くつもりでいたら…荷物がつめずにゴルフ場までたどり着けないという最悪の事態になってしまう。
2台で出かけるということは、ものすごくおいしいシチュエーションでしょう?ゴルフ場に向かうときはもちろん、汗をかいて盛り上がった帰り道も二人きりになれるのだから。高級セダンやミニバン1台で出かけたら絶対にできない「僕らだけでどこか別の場所に行こうよ」なんて展開も十分狙えますよ。

後部座席の畳み方は両車とも簡単。フラットになる分、見た目のすっきり感はインプレッサに分があるが、意外に使えそうなのがティーダの、荷室から後部座席を動かせる機能。女の子の荷物を積み込む際に、レバーを引いて畳んだ後部座席を(たとえやる必要がなくても)動かしてみる。女の子から「何それ、おもしろ~い」と言ってもらえる可能性は大だ。

たとえゴルフでも合コンである以上、どんなものでも“ツカミネタ”として使っておきたい。小さくても広く使えるというギャップも最後に笑うためには必要なものだ。

帰り道で起こる“ハプニング”に期待したくなるインプレッサ

女の子をキャビンに招き、走り出した後も両車では差がでてきそう。STIを頂点とする、走りの車としての性格を前面に出したインプレッサ。そして艶やかコンパクトというキャッチフレーズからもわかるように、ラグジュアリーな雰囲気を打ち出しているティーダ。どちらも女の子の受けは良さそうに思う。

ここからはレポーターの個人的な意見になってしまうが、ティーダのインテリアはガラス面の大きさや三角ガラスの採用などで女の子に心理的な開放感を与える(=警戒心を持たない)のではないだろうか。一方インプレッサはバケットシートや(ティーダとくらべたときの)ガラス面の小ささから密室感が強くなり、女の子に無意識のうちに微妙な警戒感を持たせることになるのではないかと考える。

これは特にゴルフ場からの帰り道、暗くなったときに意外な効果をもたらしそう。楽しかったゴルフが終わり、二人きりになってちょっとドキドキ。このドキドキがインプレッサのほうがより大きく現れるのでは…。ドキドキはより強いほうが、たとえばちょっと優しい言葉をかけたなどに、相手に伝わる“ギャップ”“ハプニング”が大きくなる。恋の始まりではこれが大きいほどよかったりするんですよ。

最後に、両車のボディカラーについて少し触れておきたい。
ドライブデート、特に合コンであることを考えるとファーストコンタクト時の印象はとても大切。お酒を飲んでワイワイする通常の合コンではなく車が絡んでくるので、ファッションと車とのコーディネートにも気を使いたいところ。

ボディカラーが7色設定されているインプレッサに対し、ティーダは8色。しかもティーダには鮮やかな色も多くある。ボディカラーは自分の好みを重視するのが大前提だが、女の子を誘うときはちょっと派手な色の車に乗ってみたいところ。そのほうが女の子に自分を少し危険な男っぽい印象を与えられるし(後で見せるやさしさとのギャップが活きてくる)、少しシックな洋服を着たときも自分と車の両方がたってくる。

その意味では、冒険を楽しめる度合いが強いのはティーダのほうではないかと考える。
今回のまとめ
結論から言うと、モテ度対決は互角。両車それぞれ長所があるし、狙う女の子の性格によっても効果は変わってくるところだからね。個人的には上品で真面目っぽい年上のお姉さんをあえてインプレッサのようなスポーツ色の強い車で攻めてみたい。お互いいろんなギャップを楽しめそうでしょう!?
今回のテスト車両

■スバル
インプレッサ
・テスト車両
1.5 15S(2WD)
151.2万円
・駆動方式
FF
・トランスミッション
4AT
・全長×全幅×全高
(mm)
4415×1740×1475
・ホイールベース(mm)
2620
・車両重量(kg)
1260
・最小回転半径(m)
5.3
・乗車定員(人)
5
・エンジン種類
水平対向4DOHC
・総排気量(cc)
1498
・最高出力
[kW(ps)rpm]
81(110)/6400
・最大トルク
[N・m(kg-m)/rpm]
144(14.7)/3200
・使用燃料
無鉛レギュラー
・燃料タンク容量
60L
・10・15モード燃費
(km/L)
16.6
・タイヤサイズ
195/65R15


■日産
ティーダ
・テスト車両
1.5 15M(2WD)
162.926万円
・駆動方式
FF
・トランスミッション
CVT
・全長×全幅×全高
(mm)
4205×1695×1530
・ホイールベース(mm)
2600
・車両重量(kg)
1150
・最小回転半径(m)
5.2
・乗車定員(人)
5
・エンジン種類
直4DOHC
・総排気量(cc)
1498
・最高出力
[kW(ps)rpm]
80(109)/6000
・最大トルク
[N・m(kg-m)/rpm]
148(15.1)/4400
・使用燃料
無鉛レギュラー
・燃料タンク容量
45L
・10・15モード燃費
(km/L)
19.4
・タイヤサイズ
185/65R15