カーセンサー3月号はSUV特集! 豊富なラインナップを編集部が新感覚でジャンル分けをしてみた!
カテゴリー: 編集部からのお知らせ
2020/01/20
円熟期に入ったSUVブーム
カーセンサー3月号(2020年1月20日発売)の特集は『今年からSUVがいいじゃない』。
SUVは、新車も中古車も売れに売れまくっている。昨今のブームの勢いに押されて思わずSUVに乗り替えた人もいるのではないだろうか。
実際、カーセンサーnetに掲載されたSUVの中古車掲載台数と掲載シェアを確認してみたところ、どちらもここ数年毎年増加していた。
また、カーセンサーnetには絶版モデルから、新車でも買える現行型モデルまで数千モデルが登録されている。
そこで、ボディタイプごとに登録モデル数の現行型の率を算出してみたところ、SUV以外の現行型の率はすべからく30%台のところ、SUVは54.7%と登録モデルの半数以上が現行型だった。
つまり、世界の各メーカーが次々と新型のSUVを投入していることで、そのモデル数がここ数年で爆増していることがわかる。
このことからこのブームは完全に円熟期に入ったと断言しても良いだろう。
世界初(?)のSUV特徴別ジャンル分け
人によってイメージするキャラクターはバラバラになるだろうと思われるくらいモデル数が増えているSUV。
様々なシーンで活躍する万能なSUVであっても、ここまで多様化したボディタイプだけに、流行りや見た目だけで選んでは買ってから「あれれ?」ということもあるだろう。
そこで、SUVブームの原点や支点となったエポックメイキングなモデルたちを振り返り、SUVが進化の経緯で周りのボディタイプの特徴を実にうまく吸収しながら勢力を拡大してきたことを図解。
加えて特集内では、編集部がSUVをさらに細分化するという世界初(?)の『SUV特徴別ジャンル分け』を行った!!
買ってから「あれれ?」とならぬよう、ぜひSUV選びの参考にしてほしい。
表紙イラスト作画秘話
表紙を飾るトヨタ ハリアー(現行型)については、作者の遠藤イヅルさんよりコメントをいただいた。
イラストレーター/ライター
遠藤イヅル
1971年生まれ。大学卒業後カーデザイン専門学校を経て、メーカー系レース部門のデザイナーとして勤務。その後転職して交通系デザイナーとして働いたのち独立、各種自動車メディアにイラストレーター/ライターとしてコンテンツを寄稿中。特にトラックやバス、商用車、実用的な車を好む。愛車はプジョー 309とサーブ 900。
カーセンサーをずっとご覧いただいている読者のみなさんなら、もうお気づきかもしれませんが、カーセンサーの表紙は、他の自動車雑誌のように車そのものをドーン! と表現するよりは、車が人にもたらしてくれる生活の楽しさや豊かさ、そのシチュエーションなどを描くことが多いです。
中には、和菓子の「ようかん」やジュースの「自販機」、サッカー日本代表風に「ピッチに車を並べる」といった、ユニークな表現も表紙で描いてきました。
私がカーセンサーの表紙イラストを描き始めてから約3年がたちましたが、車を描くのはもちろん、カーセンサー編集部のユニークなアイデアをイラストで再現することも、実はとても楽しんで描いています。
季節感と空気感を大切に
背景を含むイラストでは、季節感・空気感などの表現を意識しています。
冬に発売される号では、寒さでカリッとした澄んだ空気感で季節感を表現できないかと考えながら、描く道具を選んでみたりもしています。
その風景に置かれる車は、その号に最もふさわしい車種が選ばれますが、実際に描く1台はカーセンサーに掲載されている状況もチェック、中古車市場での売れ筋の価格帯やグレードなどを鑑みて年式を決定しています。
さらに、色やホイールの形状など、実際に存在した仕様かどうかの考証を行なったうえで描いています。
ハリアーは高級SUVのさきがけ
1月20日発売号のカーセンサー誌では、キリッと寒い日の雄大な冬の富士山をバックに佇む現行型トヨタ ハリアーを描いてみました。
初代ハリアーのデビューは1997年。モノコックボディを採用し、高級サルーンと同等の静粛性、乗り心地、ハンドリング性能と、SUVの機能性や機動力を併せ持つ「高級クロスオーバーSUV」として登場しました。
初代ハリアーが登場した頃、トヨタではすでに乗用車とRVを融合させたRAV4が販売面で成功していましたが、当時の高級SUVといえば、同社ランドクルーザーや本格派クロスカントリー車(RV)のレンジローバーなどわずかな車種のみ。
オンロード性能を重視したハリアーのキャラクターは、市場に「新しいジャンルの在り方」という大きなヒントを与えました。そのため、ハリアーは高級SUVのさきがけとも言われています。
そして現在、自動車メーカー各社は競い合うように高級SUVを発売しています。
不動の人気を誇るハリアーを、リーズナブルに手に入れる
2013年から発売されている現行型トヨタ ハリアーは、世代的には3代目にあたります。初代と2代目は、海外販売モデルの「レクサス RX」の日本版でしたが、現行型からは日本国内専売車となり、設計も「ハリアー専用」となりました。
2017年にマイナーチェンジを行い、内外装のブラッシュアップと安全装備のさらなる充実を行って商品力を向上しています。
カーセンサーnetで調べると、2013~2014年式の走行距離5万~6万㎞ほどの「エレガンス(ガソリン)」なら、4WDでも総額200万円台で狙えます。
高級SUVとして不動の人気を誇るハリアーを、新車よりも100万円以上安く手に入れることができるのも、中古車ならではの良さですよね。
しかも現行型の流通量は3000台以上。色や仕様も選び放題です。
ぜひ人気のSUVを手に入れて、爽快なドライブへ出かけてください。
途中の景色ポイントで一休み……という、表紙イラストのようなワンシーンをリアルに体験してみてください。
※本文内の中古車情報は2019年12月23日現在執筆時点のものとなります
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