アナタには開運が訪れるかも!? 宝来宝来神社 【CS探偵団】

■暗いニュースを吹き飛ばす開運神社に行ってみた

サブプライムローン、リーマン・ブラザーズの破綻、アメリカBIG3(GM、フォード、クライスラー)の危機など、アメリカ経済に端を発した暗いニュースが多かった2008年。日本でも、その影響を受けた景気後退による期間労働者や非正規社員の雇用問題など、やはり暗いニュースが新聞やテレビを賑わせました。

そんなネガティブな空気を吹き飛ばすように、「開運」の二文字を大きく掲げる、とある神社を紹介します。
その名は「宝来宝来神社」。宝が来るを2回も繰り返すという、なんとも縁起の良さそうなこの神社があるのは、阿蘇山を望む熊本県南阿蘇郡。別名も当銭(当選？)神社と、これまた縁起が良さそうなオーラ全開です。


さて、この宝来宝来神社。宝来宝来と書いて、「ホギホギ」と読むんですが、この神社の由来は、とあるリストラされた会社員が、この神社のご神体である当銭岩から「宝くじを買いなさい」と言われ、購入した結果大当たりしたところから始まります。この会社員の友人もまた、同じように宝くじを購入して大当たりしたことから、そのウワサが全国に広まり、たくさんの寄付によって神社として建立されたのだとか。

■神様と開運グッズの数に圧倒

この宝来宝来神社、宝くじが当たるだけの「開運」だけかと思いきや、人によって訪れる「開運」が違うのだとか。商売繁盛祈願の恵比寿大黒様、良縁祈願の縁結び宝来観音様、悪縁切りの縁切り布袋様、子宝祈願の子宝宝来観音様…と、たくさん祀られているワケですが、そんなことよりも驚かされるのが、宝来石という名の誕生石やら開運小判やら、いろいろな開運グッズが販売されていること。そこまで露骨に商売しますか！ってほど、お金のニオイが満点なのも見逃せません。
　　 と、これだけ書くと、なんだか怪しい神社だな、という方もいらっしゃると思いますが、神社内は5万枚もの絵馬があったりと、大量の開運グッズによる(良い意味での)胡散臭さと違って、かなりの信仰があるようです。ホントかウソか、この神社に祀られている神様たちも寄贈されたものが多いようです。

と、ここまで読まれた読者の方がやはり気になるのは、どれほどのご利益があるのかですよね!? 実際に神社に足を運んだ自分自身も、その開運パワーがどんなものなのか気になってきました。

■ご利益は残念ながら薄かったようで

ということで、ここまで来たらご利益があるのかどうか試さないワケにはいかない！と、年末ジャンボ宝くじを1万円分購入。神社で「宝くじ入れ袋付き宝来宝来神社案内図(500円)」と「開運小判(200円)」を購入し、当選結果を待つことにします。果たして700円でどこまでご利益が得られるのか。
　　 12月31日の大晦日に恒例の抽選会が行われ、翌日の1月1日元旦に運試しするのが一番と、新聞に掲載された当選番号と購入した宝くじとを照らし合わせます。

1万円で購入できるのは、1枚300円なので33枚。1枚1枚慎重に願いを込めながら照らし合わせます。気になる当選金額は900円。下1ケタ的中で300円×3本という結果でした。ご利益があったとは決して言えない金額ですが、そのうち「開運」の効果がきっとあるはず。

先にも書きましたが、見事な彫像の神様たちを見るだけでも、一見の価値アリ！です。「気軽に足を運んでみてくださいね」とは言いませんが、機会があったらぜひ訪れてみてはいかがでしょうか？

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