日本一標高の高い国道ベスト3を完全制覇 【CS探偵団】
カテゴリー: ドライブ
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2008/10/27
以前、日本一短い国道を紹介しましたが、今回ご紹介するのは日本一標高が高い国道。
国土交通省道路局の「道の相談室」によればベスト3は以下の通りです。ちょうど紅葉がキレイな季節ですし、この3カ所なら2日もあれば周れるので、早速行って来ました。
まずは3位の120号・金精峠を目指します。
関越自動車道の沼田ICを降りると目の前が120号。これを日光方面を目指して走ります。紅葉の季節&途中まで尾瀬へ向かう道でもある120号だけに、交通量が多く約55kmを1時間30分ほどかけてようやく金精峠“らしき”場所へ…しかし目の前にはトンネルが。止まるわけにも行かずそのまま通過、すると右側に空き地があったのでそちらに車を止めました。
実はこのトンネル(金精トンネル)こそが、金精峠の下を走るトンネル。つまり標高1840m地点はこの中にあるのです。
とはいえ、栃木県側も群馬県側にもそれらしき標識は見つかりませんでした。3位ってそんなものなのか…と思いつつ、次なる目的地「麦草峠」を目指すことに。
2位の麦草峠に向かうため、上信越自動車道の佐久ICで降ります。
141号を40分ほど走り、299号に入るため右折。するとすぐに下記写真の左にある標識が。
ここがメルヘンな街道かどうかは置いといて、とにかくここですでに標高800m。しばらく進むとすぐ1000mの標識がありました。結構すぐ着けるんじゃないかと思ったのもここまで。ここからはつづら折の道が待っていました。
と、大きな看板が。麦草峠です。
佐久ICから約50km&1時間20分。下の写真のように、ちゃんと「標高2127m」と刻まれています…あれ?上の表と数字が違うような…。一応、長野県の道路を管轄する部門に確認しましたが2127mとのことです。きっとそのうち国道交通省のサイトの数字も訂正されることでしょう。
ちなみに佐久ICから走った国道141号に、沿うように走るJR小海線の野辺山駅はJRの中で最も標高の高い駅(1345.67m)です。
いよいよ第1位の渋峠へ。
上信越自動車道の信州中野ICを降り、目の前の県道298号を経由してすぐに国道292号へと入ります。
上信越高原国立公園に入ると、サル、タヌキ、キツネ、ニホンカモシカ…そういった動物に注意しろという看板がいくつも出てきます。それらを見ながら進んでいたら、本当にサルが目の前を横切るではありませんか。
しかも何匹も。
信州中野ICを出て約35km&1時間。ようやく渋峠の看板を発見しましたが、人気はほとんどなし。なぜか峠より長野側の横手山ドライブインに人が集まっています。行ってみるとみなカメラや、ケータイで夕日を狙っています。私も早速その仲間に入れてもらい、下の写真をパチリ。なんとか無事1日で3高峠制覇できました。
ちなみに渋峠にある渋峠ホテルでは「日本国道最高地点到達証明書」(下の写真右)を100円で販売しています。申し込み時の日にちと時刻入りです。
渋峠からさらに群馬県側に約700m。車が10台程度しか停められない小さな駐車場が。そこに日本国道最高地点を示す記念碑が建てられています。
ここが2172m地点。
国土交通省に確認したところ、県境の渋峠は正確には2150mだそうです。
ちなみに渋峠を中心とした292号の一部は、1970年4月1日に志賀草津有料道路として開通しました。
国からお金を借りて長野・群馬両県が造ったのですが1992年11月17日、借入金をすべて返済したので無料開放されました。
冬になると雪深くなる地域です。
今年は11月17日(月)午後1時〜2009年4月22日(水)午前10時の間、雪のための冬期閉鎖が予定されてます(区間は陽坂ゲート~渋峠~天狗山ゲート)。
行くなら今のうち。あなたもサルに会えるかも?
国土交通省道路局の「道の相談室」によればベスト3は以下の通りです。ちょうど紅葉がキレイな季節ですし、この3カ所なら2日もあれば周れるので、早速行って来ました。
順位 | 路線名 | 場所 | 標高(m) |
---|---|---|---|
1 | 292号 | 群馬県吾妻郡六合村〜長野県下高井郡山内町(渋峠・しぶとうげ) | 2172 |
2 | 299号 | 長野県茅野市〜南佐久郡八千穂村(麦草峠・むぎくさとうげ) | 2120 |
3 | 120号 | 栃木県日光市〜群馬県利根郡片品村(金精峠・こんせいとうげ) | 1840 |
まずは3位の120号・金精峠を目指します。
関越自動車道の沼田ICを降りると目の前が120号。これを日光方面を目指して走ります。紅葉の季節&途中まで尾瀬へ向かう道でもある120号だけに、交通量が多く約55kmを1時間30分ほどかけてようやく金精峠“らしき”場所へ…しかし目の前にはトンネルが。止まるわけにも行かずそのまま通過、すると右側に空き地があったのでそちらに車を止めました。
実はこのトンネル(金精トンネル)こそが、金精峠の下を走るトンネル。つまり標高1840m地点はこの中にあるのです。
とはいえ、栃木県側も群馬県側にもそれらしき標識は見つかりませんでした。3位ってそんなものなのか…と思いつつ、次なる目的地「麦草峠」を目指すことに。
2位の麦草峠に向かうため、上信越自動車道の佐久ICで降ります。
141号を40分ほど走り、299号に入るため右折。するとすぐに下記写真の左にある標識が。
ここがメルヘンな街道かどうかは置いといて、とにかくここですでに標高800m。しばらく進むとすぐ1000mの標識がありました。結構すぐ着けるんじゃないかと思ったのもここまで。ここからはつづら折の道が待っていました。
↑141号から入ってすぐのところに標高800mとメルヘン街道を示す標識(左) 途中の橋の上から眺めた紅葉。もう終わりかけですね(中) 標高1000mからこの2000mまでは意外と距離があります(右)
標高2000mの標識も見つけ、あともう少し…。と、大きな看板が。麦草峠です。
佐久ICから約50km&1時間20分。下の写真のように、ちゃんと「標高2127m」と刻まれています…あれ?上の表と数字が違うような…。一応、長野県の道路を管轄する部門に確認しましたが2127mとのことです。きっとそのうち国道交通省のサイトの数字も訂正されることでしょう。
ちなみに佐久ICから走った国道141号に、沿うように走るJR小海線の野辺山駅はJRの中で最も標高の高い駅(1345.67m)です。
いよいよ第1位の渋峠へ。
上信越自動車道の信州中野ICを降り、目の前の県道298号を経由してすぐに国道292号へと入ります。
上信越高原国立公園に入ると、サル、タヌキ、キツネ、ニホンカモシカ…そういった動物に注意しろという看板がいくつも出てきます。それらを見ながら進んでいたら、本当にサルが目の前を横切るではありませんか。
しかも何匹も。
↑そのほか「タヌキの親子が歩きます」とか「キツネが通ります」など、動物に応じて注意事項が多少変わります(左) 彼(彼女)が私の車の前に飛び出してきた猿。奥にもう2匹いるのがわかりますか? 皆さんもスピードの出しすぎに注意してください(中) さて出発と思ったらさらにもう1匹目の前を通過(右)
途中紅葉を見ながら、つづら折の道を幾度右へ左へ切ったことか。信州中野ICを出て約35km&1時間。ようやく渋峠の看板を発見しましたが、人気はほとんどなし。なぜか峠より長野側の横手山ドライブインに人が集まっています。行ってみるとみなカメラや、ケータイで夕日を狙っています。私も早速その仲間に入れてもらい、下の写真をパチリ。なんとか無事1日で3高峠制覇できました。
ちなみに渋峠にある渋峠ホテルでは「日本国道最高地点到達証明書」(下の写真右)を100円で販売しています。申し込み時の日にちと時刻入りです。
↑夕日に照らされた渋峠の看板。ちゃんと標高2172mと書かれています(左) 立錐の余地がないほど夕日に向かって人々がカメラを手に(たいていは三脚も用意して)並んでいました(中) 渋峠にある渋峠ホテルにて、その場で発行してもらえます。折りたためば名刺サイズに(右)
…なのですが、実は真の「日本国道最高地点」は、渋峠ではないのです。渋峠からさらに群馬県側に約700m。車が10台程度しか停められない小さな駐車場が。そこに日本国道最高地点を示す記念碑が建てられています。
ここが2172m地点。
国土交通省に確認したところ、県境の渋峠は正確には2150mだそうです。
ちなみに渋峠を中心とした292号の一部は、1970年4月1日に志賀草津有料道路として開通しました。
国からお金を借りて長野・群馬両県が造ったのですが1992年11月17日、借入金をすべて返済したので無料開放されました。
冬になると雪深くなる地域です。
今年は11月17日(月)午後1時〜2009年4月22日(水)午前10時の間、雪のための冬期閉鎖が予定されてます(区間は陽坂ゲート~渋峠~天狗山ゲート)。
行くなら今のうち。あなたもサルに会えるかも?
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