スチャダラパーBoseが旧車専門店で昭和にタイムスリップ?
カテゴリー: トレンド
タグ: トヨタ / 日産 / フォード / クーペ / ワンボックスカー / ピックアップトラック / クロカン / 目立つ / かっこいい / スタイリッシュ / ランドクルーザー60 / マスタング / スポーツ800 / キャラバンコーチ / サニートラック / マスターエースサーフ / Bosensor
2016/08/19
旧車専門店でBoseさんに出会えるかも!?
日本のヒップホップシーン最前線でフレッシュな名曲を作り続けているスチャダラパーのMC、Boseが中古車情報誌『カーセンサー』にてお届けする人気連載「Bosensor」。カーセンサー本誌で収録しきれないDEEPでUNDERGROUNDな話をお届けっ!!
編集部ゆきだるま(以下、ゆきだるま):Boseさん、今からお邪魔するお店にアポイントを取ったら、「Boseさん、来店したことあるはず」って言っていましたよ。
Bose:横浜にあるフレックスオートレビューは旧車好きの間では有名だからね。S30型フェアレディZやハコスカなどのビンテージカーはもちろん、セダンやトラックの旧車もたくさんあるから見ていて飽きないんだ。とくに素性を明かしていないんだけどバレちゃってたか……。
ゆきだるま:もしかしたらビンテージカーを扱うショップの中で噂が広まっているのかもしれないですよ。「Boseさんが普通に中古車屋さん巡りをしている」って(笑)。
Bose:だって中古車は新車と違っていいのを見つけたらすぐに見に行かないと売れちゃうかもしれないからね。とくに旧車はタイミングを逃すと次にいつ出会えるかわからないから。だからこそ出会ったときはアガるんだよ。
横田部長:Boseさん、いらっしゃいませ。以前お店に来てくれましたよね?
Bose:こっそりお邪魔したつもりだったけれどバレてましたか(笑)。
横田部長:すぐにわかりましたよ(笑)。今日はどの車を撮影しますか?
Bose:こちらにはおもしろい車がたくさんあるから、まずは一通り見せてもらっていいですか? と言いながら、目星は付けてあるんだけど。
横田部長:どうぞどうぞ、ご自由に見てください。インテリアを見てもらうのも大丈夫ですからその際は声をかけてくださいね。
Bose:よし、じゃあまずはフレックスオートレビューで見つけた、懐かしい旧車たちを一気に紹介しよう!
アメリカンビンテージから見たことのないランクルまで!
日産 サニートラック(2代目)
Bose:サニトラはオシャレな旧車生活を楽しむ王道的な存在だよね。海のそばとか似合うもん。サニトラの文化は不滅なんじゃないかな。どの時代にもオシャレな人がいい感じで乗りこなしている気がする。
横田部長:サニトラってノーマルもいいしカスタムしても似合うし、いろいろな楽しみ方ができるんですよ。例えばちょっと走りっぽくいじって、それを普通に仕事で使っている人もいます。そういう乗り方も許されちゃうのが人気の秘密じゃないですかね。
Bose:前に友だちの女の子が乗っていたけれどカッコよかったよ。女の子もさらっと乗れる旧車って意外に貴重かもしれない。僕は見た目がおとなしい白いやつが好きだけど、右側のやつもカッコいいじゃん。価格はどれくらいですか?
横田部長:少し前までは2ケタ万円で買えましたが、最近のネオクラブームでまた相場が上がってきています。それでも新車の軽自動車より安い150万円以下でたいていのものは手に入りますからお得だと思いますよ。
トヨタ ランドクルーザー(60系)
Bose:何これ、ランクル?
横田部長:ランクルの60系です。実はこれ、もともとは消防のポンプ車で、荷台にはポンプが載っていたんですね。だから荷台は三方開きではなく後ろだけが開く一方開きになっています。
Bose:重いポンプを載せるから荷台もゴツイ! それに高さもあるもんね。
横田部長:ステップのごつさもいいですよね。
Bose:それをマットなブラックに再塗装してミルスペックにしちゃった前オーナーのセンス、いいねえ。見てると荷台に何を載せて出かけようって夢が膨らむもん。キャンプに行くとしても道具をしまうケースはプラスチックではなくスチール製にしたい。そこまでこだわりたくなる車だよ。
フォード マスタング
Bose:手前の緑のやつが1966年式のファストバックGTでレアな4MT! ブルーメタのやつは同じく66年式でノーマルルックの3AT。ビンテージなファッションが好きな人は今でもこの時代のアメ車は捨てがたいよね。
横田部長:この時代のマスタングは今のBMW 3シリーズやトヨタ マークXと同じくらいの大きさです。だから女性でも乗りやすいですよ。実はお店の近所で女性オーナーが走っているのを見かけるのですが、かなりカッコいいですよ。あとは40歳前後の方から「後部座席にチャイルドシートを付けて乗りたい」というお問い合わせをいただくことも多いです。
Bose:ひとつひとつのパーツが大きいからデカく見えるけど、実は小さいんだね。そしてファミリーカーとしてもイケちゃうってすごいな。『マッドマックス』ブーム以降、こっちもかなりアリ! 実は僕もこういうアメ車に憧れている時期があったんだよね。映画『アメリカン・グラフィティ』を見ていいなと思ったり。僕らが子供の頃はダッジチャレンジャーやファイヤーバードが流行ったもんね。『バニシング・ポイント』の世界!
日野 ルノー4CV
Bose:うわ~。日野 ルノーって初めて見たよ。これで今でも公道を走っていいというのがすごいよね。
横田部長:このゴールドは本国仕様にあったものという話ですよ。
Bose:そうなんだ。僕はまだこれを乗りこなせるまで人間としてのレベルが達していないけれど、おじいちゃんたちにとっては懐かしいモデルだろうな。
トヨタ マスターエースサーフ
Bose:これこれ! 今ね、この時代の1BOXがクールなんだよね。今ってアウトドアグッズでもビンテージが流行っているんだけど、そういう道具と今どきの車の雰囲気が微妙にずれていてキャンプサイトがチグハグになっちゃう。で、ビンテージギアを使っている人たちが旧車に注目しているんだよ。雑誌『GO OUT』の世界観が好きな人なんかにオススメ!
横田部長:このマスターエースサーフはATでWエアコン。長距離ドライブも楽に楽しめると思いますよ。もともとが北米で発売されたトヨタバンをベースに日本仕様にしたものなので、雰囲気がいいですよね。5マイルバンパーとか角目4灯とか、80年代っぽい雰囲気に満ち溢れたモデルですよ。
Bose:うん、デザインが最高だよ。マジでいい。
横田部長:クーラー&ホットボックスが付いているところもオススメポイントです。
Bose:これ、2列目シートは回転するんでしょ? 実は僕が乗っている車も回転するんだけど、これがアガるんだよね。回転するだけでこんなに楽しいんだって驚いた。5ナンバーの限られたスペースで回るっていうのがすごいよ。
超希少なネオクラ1BOXを発見!
ゆきだるま:Boseさん、今回も楽しい車がたくさんありましたね。カーセンサー本誌で紹介するのはどれにしますか?
Bose:マスターエースサーフも捨てがたいんだけどさ、あっちにある1BOXなんかどうかと思ってるんだよね。あれ、マスターエース以上に見かけないでしょう。
横田部長:あれは5ナンバーサイズで9人乗り、ディーゼルエンジンの日産 キャラバンコーチです。国の定めているNOx排出基準とPM排出基準を満たしていないので、首都圏などでの登録はできないのですが、いい車ですよ。
Bose:カーセンサー本誌とカーセンサーnetを見てくれている人は全国にいるから大丈夫でしょう。じゃあカーセンサー本誌ではキャラバンコーチとともにのんびり楽しむオシャレなキャンプを考察しよう。お楽しみに!!
カーセンサー本誌は8月20日から順次発売!(地域によって発売日が異なります)
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- アウトドアブームの過熱を引き金に、規格外に車内が広い車の注目度が上がる!?
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(後編)
- 【トヨタ タンクの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
- 現行型ヴォクシーの平均価格が200万円切り目前|迫力重視の「煌」も、燃費重視のハイブリッドも買い時到来
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(前編)
- 2022年モデルのGT-Rニスモ、スペシャルエディションを投入
- 【試乗】新型 日産 ノート|市販モデルではプロトタイプのネガ部分が消え、スタビリティの高さが際立った
- 次期クラウンの開発事情
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(前編)
- VIP=セダンの時代は終わった!? ラージサイズミニバンの2列4人乗り仕様で、極上の贅沢を味わおう