ディノ「モダンVIPカーの世界は海より深い」【SPEED HUNTERS】
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2015/07/30
ウインドウガラスやメーターもセルシオ仕様にしたレクサス LS
海沿いの気持ちいいストリートを走るのはトヨタのセルシオではなく、レクサス LS。ハワイのオアフ島で撮影したのだとか。シューティングしたのはWEBマガジン『SPEED HUNTERS』のディノさん。なんと「ハワイではLSなどをドレスアップしたモダンVIPが流行っている」というのです!
ブンタ:お! セルシオだ。3代目のF30系。
ディノ:違う、これはレクサス LSだよ。
ブンタ:そうなの? 流し撮りがサイコーに格好イイ! 流し撮りはディノの好きな撮り方だもんね。どこで撮ったの?
ディノ:ハワイ、ホノルル。ハワイはどこで撮っても“絵”になるよ。
ブンタ:ホノルル? 本当だ、左ハンドル! でもエンブレムとかトヨタマークだね。
ディノ:うん、ホノルルにクレージーなトヨタマニアがいて、全部日本から輸入して付け替えているんだ。ウインドウガラスも全部(笑)。
ブンタ:ウインドウガラス? ウソでしょ、まさか「TOYOTA」って入ってるから?
ディノ:そうだよ。このオーナーはね、日本に来る度に1枚ずつウインドウを買って持って帰ってたんだよ。スーツケースに入れて(笑)。
ブンタ:え、入るかな(笑)?
ディノ:サイドウインドウは入るよ。前と後ろはムリ。別送にしたんだけど何度か割れたらしい。「高かったのに!」って泣いてた。
ブンタ:そこまでしてやる?
ディノ:でもね、向こうで「見て、窓にTOYOTAロゴ入ってるんだよ」って説明すると、みんな「超カッコイイ!!!」って感動するんだよ!
ブンタ:いやもうクレージーというか、オタクというか…。
ディノ:あとはね、キーレスエントリーもね、TOYOTAって入っているものにしている。だけど、規格が違ってドアロックが開かないんだ!
ブンタ:マジ? 単なるキーホルダーじゃん!(笑)
ディノ:それにね、メーターもセルシオ仕様に変えている!
ブンタ:メーター? マイル表示じゃなく、キロ表示? 超ウケるんだけど(笑)!
ディノ:それくらい日本車はすっごく人気あるからね! とくにコーストサイドで。東海岸ならニューヨーク、西海岸ならカリフォルニア。沿岸部だから車も“クルマ文化”もインポートされてくるんだよね。JDM、USDMって言葉、知ってる?
ブンタ:なにそれ、教えて!
ディノ:「ジャパン・ドメスティック・マーケット」と「USドメスティック・マーケット」の略だよ! それぞれ日本とアメリカのチューニングのことを言うんだけど、JDMとUSDMが混じり合っていい感じになってる。
ブンタ:ハワイも?
ディノ:そう。特にハワイはね、長距離を走る必要がないから、ルックスが一番大事。とくにラグジュアリーなのが超人気!
ブンタ:日本でいうところのVIPカーだね。
ディノ:最近はね、モダンVIPカーなんて呼ばれているんだ。その世界は海よりディープだよ!
【おさらい】3代目セルシオ(レクサス LS)はどんな車?
海外でレクサスブランドのLSとして販売されていたセルシオは、日本基準の品質と技術で世界を震撼させたプレステージセダン。セルシオとして販売されたのは、この3代目が最後。以降は国内でもレクサスブランドでの展開となりました。それまでの直線基調から一変、曲面を多用したスタイリングで2000年8月に発売。その空力特性は市販車として世界トップレベルのCd値0.25を実現しました。
2代目に比べると、ホイールベースを75mm伸ばし、全高を55mmアップするなど、居住性が向上しています。V型8気筒DOHC 32バルブ エンジンは排気量4292cc。ドアにイージークローザーが採用された他、スマートキーシステムが設定されています。
2003年8月にはマイナーチェンジを受け、外観ではヘッドライト、ボンネット、フェンダー、トランクリッドなどが変更。ATは1段増えて6段になりました。2006年に販売が終了されましたが、カーセンサーで検索すると約850台が掲載されており、選択肢は豊富(2015年7月29日現在)。平均走行距離は10万kmを超えているものの、平均価格は約68万円と実にお手頃。ドレスアップの費用を計算に入れながら予算が立てられます。