調査で浮き彫りになった車のダウンサイジング化
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2013/10/17
日本最大手のネットリサーチ会社であるマクロミルが、日刊自動車新聞と共同で「軽自動車・コンパクトカーに関する調査」を実施。その結果、軽自動車購入者の約4割が軽自動車以外からの乗り換えで、車の購入にダウンサイジングの傾向があることが明らかになった。
全国の20~69歳で、2013年に軽自動車・コンパクトカーの購入者1030名(各515名)を対象に、インターネットリサーチで意識調査を実施。その結果、軽自動車を購入した人が一台前に所有していた車の約44%が、軽自動車以外という結果が出た。
乗り換え元は普通車やコンパクトカーなどになるわけで、軽自動車購入者の半分近くが、ダウンサイジングしていることになる。また、コンパクトカー購入者においても、軽自動車からのアップサイズが14.4%であるのに対し、37.6%が普通車などからのダウンサイジング購入となっている。
その理由については、「維持費が安いから(72.4%)」がトップで、次いで「燃費が良い車にしたかったから(48.0%)」、「性能や品質が十分に高いと思うから(42.7%)」という順になっている。
軽自動車の中でも人気の高い「ハイトワゴン」に限定して見ると、「性能や品質が十分に高いと思うから」が52.1%と、軽自動車全体に比べて約10%高くなっている一方で、「車両本体価格が安かったから」が24.4%(軽自動車全体では38.8%)と14%以上低く、ハイトワゴンのユーザーは、価格よりも性能・品質を重視する傾向があるようだ。
満足度については72%が満足という結果が出ており、その理由として、税金や維持費の安さ、燃費の良さなどが挙がっている。ダウンサイジングが進んでいる中で、満足度も高いとなれば、今後も軽自動車の需要はさらに高まっていきそうだ。
- 軽自動車・コンパクトカーに関する調査(マクロミル・日刊自動車新聞 共同調査)