米JDパワー&アソシエイツは、2013年の米国自動車信頼性調査を発表した。ブランド別ではレクサスが昨年に続いて最高評価を獲得。車種別では、トヨタが乗用車のなかで9部門中3部門、ライトトラックのなかで9部門中4部門で首位となっている。

JDパワーは長年顧客満足度や品質などを調査したランキングを世界的に発表しており、とりわけ北米では消費者への影響力が強い。日本市場でもJDパワーアジア・パシフィックが発表しており、昨年8月の発表ではブランド別でレクサスが首位を獲得している。

調査は2010年モデルを購入した3万7000以上のユーザーが対象。3年経過時点での愛車の信頼性を約200項目に渡って調査している。ブランド別首位のレクサスは100台あたりの問題発生数が71件で、昨年の86件から大幅に減らしている。

車名別では乗用車カテゴリーにサイオンxD(日本名トヨタイスト)、トヨタプリウス、マツダロードスター、日産フェアレディZ、レクサスESと5台の日本車が部門首位を獲得。ライトトラック部門ではサイオンxB(同トヨタカローラルミオン)、トヨタRAV4と、日本未導入のホンダクロスツアラー、アキュラRDX、レクサスRX、トヨタシエナが部門トップとなった。

近年、トヨタは米国内で大規模リコールや訴訟問題などを抱えていたが、全般的に信頼は回復傾向にあるようだ。なお、調査対象全車の平均では、100台あたりの問題発生件数は126件と、調査開始後の24年間で最少となっている。

車種別でもっとも評価が高かったのはレクサスRX。100台あたりの問題発生数は57件だった

車種別でもっとも評価が高かったのはレクサスRX。100台あたりの問題発生数は57件だった