「ドライブ中の子どもの“知的好奇心”に関する家族の意識調査」という調査レポートを富士通テン株式会社が発表。家族旅行について、親と子どもに意識の差があることが分かった。

調査対象となったのは小学生とその親340組。ドライブでの親子のコミュニケーションに関するアンケートを実施した中から、親と子それぞれの意識をまとめた。結果、親と子どもに大きな数値の違いがあった。

家族が楽しみにするドライブ旅行。その旅の思い出を子どもは全体の91.5%が「覚えている」と答えたことに対し、親は全体の約半数、54.5%が「同伴した子どもたちは覚えていないと思う」と答えた。親が考えるより子供は旅行についてよく覚えていた。

さらに、子どもたちは77.6%が覚えているだけでなく「ドライブ先のことをもっと知りたい」、そして75.9%が「行き先の地名や地理について知りたい」と回答。地理についてだけでなく「行き先の地域の特徴、工業や名産品について学びたい」と思う子どもも56.2%に上った。旅行は子どもの記憶に留まり、大いに知的好奇心を刺激するという結果が如実に表れた。

一方、親の意識として「ドライブ先の地名や地理を子どもと一緒に学びたい」と答えた親は88.3%。約9割の親が旅行を通じた子どもたちへの教育やコミュニケーションを望んでいることが分かった。

行楽シーズンを迎える中、家族でドライブを楽しみながら子どもたちの知的好奇心を刺激し、「親子で物知りになる秋」を満喫するのも新しいドライブの楽しみ方ではないだろうか。

親が考える以上に子どもは旅先のことを覚えているという結果に

親が考える以上に子どもは旅先のことを覚えているという結果に

親の約9割、子ともの約7割が、一緒にドライブ先の地名や地理を学びたいと回答

親の約9割、子ともの約7割が、一緒にドライブ先の地名や地理を学びたいと回答