現地時間11月21日~30日、米国ロサンゼルスで
世界のモーターショーの中の一つ「LAオートショー」が開催されます。
今回は編集部が厳選した4台の国産車を本国より速報レポート!
デビュー間近の“あの車”ももちろん登場 !!

日産 フェアレディZ 370Z(2009年型モデル)
日産 新型フェアレディZ フロントスタイル 日産 新型フェアレディZ リアスタイル 日産 新型フェアレディZ インパネ
現地時間の今日(11月19日)から始まったLAオートショーで、フルモデルチェンジをした2009年モデルの370Zがショーの発表会のトップバッターとしてデビュー。数週間前に写真が公開され、車のイメージはできていたものの、実際に見ると350Zよりシャープに完成されていて、フロントとテールライトのブーメラン型が特徴的、全体のフォルムは240Zを思い出させるデザインになっています。

日産 新型フェアレディZ 運転席 日産 新型フェアレディZ タイヤホイール 日産 新型フェアレディZ エンジン
エンジンはスカイラインクーペにも搭載されている3.7LのVQ37VHRエンジンで、最高出力は332ps。全長は69mm、ホイールベースは100mm短くなった半面、全幅を33mm、リアトレッドを55mm広げたことによってハンドリングの運動性能を向上させています。世界初のマニュアルミッション用シンクロ・レブ・マッチング・システムも搭載され、ヒール&トーをせずにダウンシフトの際に回転数を調整してくれます。370Zベースモデルとツーリングモデルに、RAYS社製の19インチホイールやスポイラーを装備したスポーツパッケージと、ナビゲーションパッケージ、そして6MTか7ATミッションをオプションで選べます。インテリアの質感も相当グレードアップされ、ベース価格は$29,930(約300万円)で来年1月から販売されます。コンバーチブルモデルに関しては、来年、2010年モデルとして発表予定になっています。

インフィニティ G37コンバーチブル(日本名:日産 スカイラインコンバーチブル)
インフィニティ G37 コンバーチブル フロントスタイル インフィニティ G37 コンバーチブル リアスタイル インフィニティ G37 コンバーチブル インパネ
Infiniti Gシリーズ(日本ではスカイライン)のラインナップに、コンバーチブルが登場。2009年モデルとして、電動リトラクタブルハードトップを搭載したG37コンバーチブルは、来春からの販売予定です。トップは3分割でトランクに収納されるデザインになっていて、およそ30秒で収納可能となっています。トップの収納スペースを確保するために、全幅は28mm増えリアトレッドも若干広がっています。

2009年モデルからは、すべてのGシリーズに3.7Lエンジンが搭載されコンバーチブルモデルの最高出力は325ps。ミッションは370Z同様に6MTか7ATをチョイスでき、ベースモデルのほかにスポーツシートや19インチホイールを装備したスポーツモデルが用意されます。なお、北米では高級デパートのBloomingdalesとタイアップしたクリスマス限定のG37コンバーチブルモデルがカタログ販売されています。

レクサス RX350(日本名:トヨタ ハリアー)
レクサス RX350 フロントスタイル レクサス RX350 リアスタイル レクサス RX350 インパネ
元祖高級クロスオーバーSUVともいえる、レクサス RX(日本名はハリアー)が2010年、RX350となりフルモデルチェンジ。3.5LのV6エンジンは先代モデルよりも5馬力アップし、5ATからシーケンシャルシフトの6ATミッションに変更されました。前モデルのフォルムを保ちながらも、より力強いデザインになっていて、車体のディメンションもすべて一回り大きくなっています。

新しくデザインされたダブルウィッシュボーンサスペンションと、フロントのジオメトリーを微調整することで、ライディングとハンドリングが向上されています。インテリアのデザインも変更され、デュアル・ゾーン・コックピットというデザインになり、ディスプレイゾーンとオペレーショーンゾーンに分けられ、アメニティの操作を楽にさしてくれます。FFと4WDモデルが用意され、販売は2009年2月からスタート。価格設定に関しては近日発表予定です。

マツダ 3(日本名:マツダ アクセラ)
マツダ 3 フロントスタイル マツダ 3 リアスタイル マツダ 3 インパネ
マツダの総販売台数の3分の1を誇るマツダ 3(日本ではアクセラ)が、2010年モデルとしてフルモデルチェンジ。2代目となるマツダ 3の外見は、今年モデルチェンジをしたマツダ 6(アテンザ)に似ていて、MAZDA zoom-zoomファミリィのエントリーモデルとなっています。

2010年モデルには、2Lエンジンの「i」モデルと、マツダ 6にも使用している2.5Lエンジンを積んだ「s」モデルの2種類があり、パフォーマンスのグレードアップも図っています。また、5ドアハッチバックモデルも来春に発表が予定されています。マツダを支える大事なモデルだけに、さらなる進化を確実に施したモデルチェンジとなっています。


<Text/ロジャー安川/ Photo/竹内英士>