Stage1:カラーリングの回 【今年も参戦!ロードスターレース】
2008/09/18
■頼みます、編集長。今年は完走したいです…
年に一度、筑波サーキットで開催される「MAZDA FESTA」。パーティレースやル・マンで活躍した767Bなどのデモランのあと、メインイベントとして開催されるのがマスコミ対抗のロードスター4時間耐久レースです。
2009年には20回の節目を迎えるということで、来年につなげる意味でも、我々チーム・カーセンサーも気を引き締めてレースに臨みたいところです。
4時間の耐久レースなので、本当は他チームとの激闘や壮絶なドラマが展開されますが、2007年のリザルトは上の写真のとおり、編集長が最終コーナーでコースアウト → タイヤバリアに激突しリタイヤ。わずか15周、時間にして20分弱です。いくらなんでも早すぎます、編集長。あまりのショックに、うなだれる編集長はコチラ。
2003年には奇跡的に3位表彰台に上りましたが、過去10年間の成績はというと…散々たる結果です。
日々自動車を扱っているメディアとしてあるまじき(?)結果の数々。しかも、大きなトラブルのほとんどは編集長がひき起こしています。これだけの失態を犯しているので、そろそろ出場停止になりそうな…。それでも変わらず呼んでくださるマツダさんのご厚意に、ただ感謝するばかりです。
では今年の話に戻りましょう。
2008年の参戦車両は昨年と同じカーセンサー号です。昨年クラッシュ後にTカー(予備車両)を貸していただきレースに復帰しましたが、そのTカーではなく従来のカーセンサー号になります。状態が心配されますが、クラッシュの影響はパワステのトラブルと、右側サイドミラーが欠落したのと、フェンダーに凹みがあるくらいの軽微なもの。しっかりと修理していただいているようなので何の心配もありません。
■気分一新、厄落としも兼ねて新デザインに変更
ということで、今年は定位置完走を果たすべく、また、気分を一新すべく、さらに厄落としをする(これ重要)意味で、新たにカラーリングをすることにしました。
カラーリングは、F1ウィリアムズチームのマシン('08モデル)が、単色なのに線を使ってうまくデザインされているのを参考にしました。赤を多用した理由は、独ミュンスター大学研究チームの論文で赤い色が審判に有利な影響を与えるとの報告があるんです。それが勝負に生きればと思い多めに使っています。
デザイン案に基づき、カッティングシートを切り貼りしていき徐々に完成に近づけていきます。カッティングシートを貼る上で必要(だと思う)なツールがこの3つです。
ボディとシートとの間の余分な水を出すのに使うのがスクレーパーです。あまりガリガリやりすぎるとシートにダメージを与えてしまうので優しくなでるように使うのがコツです。プラスチック製のものよりゴム製のもののほうが使い勝手が良いように感じました。
ドライヤーはシート下の水気を飛ばしたり、シート自体を伸ばすのに使います。素人では曲面をキレイに貼るのは難しいので、フェンダーやバンパーといった部分の作業ではかなりの使用頻度になります。
大げさに言えば、この3つが3種の神器とも表現できます。なんですが、カラーリングの現場にいらしたプロのかたは、あまりドライヤーを多用しないようでした。プロには必要ないってことですね。
といことで、10時間にわたった作業で完成したのがコチラです。
次回Act2は、ヒーローしのいサーキットでの練習走行の模様をお届けします。プロドライバーの飯田 章氏を講師に招き、(初めて)真剣に事前練習に取り組みたいと思います。
年に一度、筑波サーキットで開催される「MAZDA FESTA」。パーティレースやル・マンで活躍した767Bなどのデモランのあと、メインイベントとして開催されるのがマスコミ対抗のロードスター4時間耐久レースです。
2009年には20回の節目を迎えるということで、来年につなげる意味でも、我々チーム・カーセンサーも気を引き締めてレースに臨みたいところです。
↑昨年のレースを端的に表す一枚。ってか、これが“すべて”です。わずか15周でのリタイアに、ピットにいたチームメイトも唖然としていたのを覚えています
ここで2008年の話に移る前に、昨年の結果を振り返ってみましょう。4時間の耐久レースなので、本当は他チームとの激闘や壮絶なドラマが展開されますが、2007年のリザルトは上の写真のとおり、編集長が最終コーナーでコースアウト → タイヤバリアに激突しリタイヤ。わずか15周、時間にして20分弱です。いくらなんでも早すぎます、編集長。あまりのショックに、うなだれる編集長はコチラ。
2003年には奇跡的に3位表彰台に上りましたが、過去10年間の成績はというと…散々たる結果です。
・編集長がクラッシュ→赤旗中断+救急車出動(2001年)
・ガス欠により、残り300mでリタイヤ(2006年)
・編集長が最終コーナーでタイヤバリアに衝突(2007年)
・20位~25位の定位置で完走(2002、2004、2005年)
・ガス欠により、残り300mでリタイヤ(2006年)
・編集長が最終コーナーでタイヤバリアに衝突(2007年)
・20位~25位の定位置で完走(2002、2004、2005年)
日々自動車を扱っているメディアとしてあるまじき(?)結果の数々。しかも、大きなトラブルのほとんどは編集長がひき起こしています。これだけの失態を犯しているので、そろそろ出場停止になりそうな…。それでも変わらず呼んでくださるマツダさんのご厚意に、ただ感謝するばかりです。
では今年の話に戻りましょう。
2008年の参戦車両は昨年と同じカーセンサー号です。昨年クラッシュ後にTカー(予備車両)を貸していただきレースに復帰しましたが、そのTカーではなく従来のカーセンサー号になります。状態が心配されますが、クラッシュの影響はパワステのトラブルと、右側サイドミラーが欠落したのと、フェンダーに凹みがあるくらいの軽微なもの。しっかりと修理していただいているようなので何の心配もありません。
■気分一新、厄落としも兼ねて新デザインに変更
ということで、今年は定位置完走を果たすべく、また、気分を一新すべく、さらに厄落としをする(これ重要)意味で、新たにカラーリングをすることにしました。
カラーリングは、F1ウィリアムズチームのマシン('08モデル)が、単色なのに線を使ってうまくデザインされているのを参考にしました。赤を多用した理由は、独ミュンスター大学研究チームの論文で赤い色が審判に有利な影響を与えるとの報告があるんです。それが勝負に生きればと思い多めに使っています。
(デザインを担当した渡瀬談)
デザイン案に基づき、カッティングシートを切り貼りしていき徐々に完成に近づけていきます。カッティングシートを貼る上で必要(だと思う)なツールがこの3つです。
・霧吹き(洗剤1+水2で割ったもの) ・スクレーパー ・ドライヤー
↑まず、昨年までのシートを剥がしホワイトボディにします(左) 一番大きな面積のボンネットに大苦戦です(中) ドライヤーで伸ばしながら貼ります。真剣です(右)
ボディをキレイにし、霧吹きで吹いたあとにシートを貼ります。ただの水でなく洗剤で割ったものを使えば、洗剤に含まれる界面活性剤により、ペタッと貼り付くことがありません。位置を修正するのになくてはならないものです。ボディとシートとの間の余分な水を出すのに使うのがスクレーパーです。あまりガリガリやりすぎるとシートにダメージを与えてしまうので優しくなでるように使うのがコツです。プラスチック製のものよりゴム製のもののほうが使い勝手が良いように感じました。
ドライヤーはシート下の水気を飛ばしたり、シート自体を伸ばすのに使います。素人では曲面をキレイに貼るのは難しいので、フェンダーやバンパーといった部分の作業ではかなりの使用頻度になります。
大げさに言えば、この3つが3種の神器とも表現できます。なんですが、カラーリングの現場にいらしたプロのかたは、あまりドライヤーを多用しないようでした。プロには必要ないってことですね。
といことで、10時間にわたった作業で完成したのがコチラです。
↑今回のカラーリング作業は5名(いままでは2名)で臨んだこともあり、作業は順調に進行しました。あとは細々した部分を残すのみ。完成度は80%ほど
ボンネットとトランク、左右のドアに貼った蓄光のシートがポイントです。闇夜に光るロゴが、カーセンサーチームの存在を際立たせてくれるはず!ですが、夜(18時過ぎ)になる前にリタイヤをしてしまうと、貼った意味がなくなるので、スタートドライバーを務めるM編集長には、その点、肝に銘じてステアリングを握ってもらいたいものです。次回Act2は、ヒーローしのいサーキットでの練習走行の模様をお届けします。プロドライバーの飯田 章氏を講師に招き、(初めて)真剣に事前練習に取り組みたいと思います。
Report/カーセンサーnet編集部フクダ
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