【ONE N’ ONLY・REIの大人の社会科見学!】マツダ工場見学ツアー編
2022/09/09
国内のみならず、東南アジアや中南米でも大人気の6人組男性ダンス&ボーカルユニットONE N' ONLYのボーカリスト、REIさん。超がつく車好きのREIさんと、マツダ本社にお邪魔しました! 今回はREIさんご本人の感想込みで、様子や魅力をレポートしていただきます。
第1弾のMAZDA MUSEUMツアー記事では、マツダの往年の名車からカーデザイナー前田育男さんのサプライズ登場などマツダの魅力を前後編でたっぷりレポートしていただきました。
今回は、なかなか見ることができない自動車工場を見学した様子をREIさんが紹介!
- 【ONE N’ ONLY・REIの大人の社会科見学!】MAZDA MUSEUMツアー(前編)はこちら
- 【ONE N’ ONLY・REIの大人の社会科見学!】MAZDA MUSEUMツアー(後編)はこちら
ONE N' ONLY
REI
れい/スターダストプロモーション所属の6人組男性グループONE N' ONLYのボーカリスト。J-POPでも、K-POPでもない、“JK-POP”として唯一無二のスタイルを貫く。YouTubeに公開されたミュージックビデオは世界各国からアクセスが殺到し、合計再生回数は1800万回以上。オフィシャルTikTokのフォロワー数は450万人を超え、日本人音楽アーティスト1位。動画の総再生回数は2億回を突破!
マツダ工場見学の様子をREIさんがレポート!
こんにちは! ONE N’ ONLY REIです。
今回、マツダさんにご招待していただきMAZDA MUSEUMに続いて、車を製造する工場も見学させてもらえました!
なかなか見ることができない工場にワクワクしている様子をお届けします!
実際に工場を見学する前に、まずはどういう工程で部品が作られているか説明していただきました。
なんと、マツダは本社のある広島県だけでなく山口県をはじめ、多くの場所で部品が作られています。
さて、お待ちかねの工場見学です。
実際に車を作っているところを見させていただくので、安全のためヘルメットや防護ジャケットを着用!
まずは、金属の板からボディパーツを作り出すプレス工程から見ていきます。
僕が見たのは、車のボンネット(エンジンルームのふたの部分)を作り出すところ。
金属の板をめちゃくちゃ大きな金型で、ガシャンとプレス。こうして、ボンネットを作り出していきます。
その中で、驚いたのはマツダの無駄のないモノ作り精神!
プレスの際に余った金属(ボンネットをくり抜いた切れ端)は他の工場へ運び、加工することで再利用しているのだとか。
大きな機械で作業をするダイナミックな工程ですが、少しの素材も無駄にしない工夫に驚きです。
そして完成したボンネットは、人の手でチェックされて次の工程に進んでいきます。
続いて、案内していただいたのは、マツダのプレス技術を紹介する展示。
すると、マツダの社員さんが、ぱっと見は同じ新旧2つのボディパーツに光に当て「REIさん何か気づくことはないですか?」と質問……。
よく目を凝らしてみてみると、新旧でパーツに反射した光の歪みが違う!
この理由はプレス工程にあるそうです。
新しいパーツは、素材の金属にかかる圧力を均等にしたことで、光の反射が綺麗に仕上がっているのだとか。
今度は、塗装されたパーツを見比べてみました。すると、従来のパーツと光の歪みを少なくした新しいパーツで、明らかに光に当てたときの滑らかさが違う!
この細かい工夫と高い技術力が、綺麗なデザインの車を作り上げているんだと知ることで、より魂動デザインの魅力を実感しました。
そして、「これも手にとって2つを比較してみてください」と紹介されたのは、ロードスターのフロントフェンダー(タイヤの付近のボディパーツ)。
今でも多くのファンから人気を集める初代(NA型)と4世代目となる現行型(ND型)のものです。(もちろん僕も好きな車のひとつ!)
比べてみると、現行型のパーツはめちゃくちゃ軽い!
重い車体でハイパワーなエンジンを載せて走るという車が多い中、軽い車体で走りを楽しむスポーツカーを作る秘訣を知れて、スポーツカーファンとして、とてもうれしかったです。
続いては、車体を作っている工場です。
先ほど見たパーツたちがくっついていき、だんだんと車の形になっていきます。
そこで紹介されたのが、パーツたちをくっつけるための接着剤(減衰ボンド)です。
なんと新素材のものは、接着剤に加わった衝撃を吸収してくれるのだとか。
実際に新旧2つの接着剤の上にパチンコ玉を落としてみると、跳ね方が全然違う!
新素材の方に落としたパチンコ玉は、ほぼ跳ねず接着剤が衝撃を吸収しちゃいます。
しかも、この接着剤を手に取ってみるとめちゃくちゃ軽い!
このような細かい工夫が、軽い車体かつ高いボディ剛性を実現して、より良い走りに貢献しているんです!
今度は、マツダが採用している"フレキシブル生産"の工程。車の作り方でよく採用されるのは、1つの生産レーンで1つの車種を大量に作る方法ですが、この生産方式は1つのレーンでいろんな車種を作ります。
そうすることによって、もし1つの車種の売り上げが低迷したとしても、売り上げが良い他の車種の生産数を増やすことによって、工場のレーンを止めることなく、ずっと生産し続けることが可能になります。
僕はこのマツダの生産方式を本で知ったとき、「こんなうまい話が本当にあるのかな?」と疑ってしまいましたが、実際見てみるとCX-5の次にはCX-8がきたりと、どんどん作られる車種が違うのに驚きです。
さらに、フレキシブル生産をロボットが行なっている工程も見せていただきました。
そこで驚いたのが、車種によって形、大きさ、溶接ポイントが違うのに1台にかかる時間が全く同じなんです。
社員の方が「この光景を水泳のシンクロナイズドスイミングに例えた方がいた」とおしゃっていたのですが、一斉に動き出して同時に動きが終了する様子は、まさにそのとおりでした(笑)。
この後、いよいよ車の形になっていく工程です。
ここでは、マツダのボディ組付(成型した部品を組み立てる)精度のこだわりを知ることができました。
そのひとつが、ドアとボディの間に生まれる隙間をできるだけ小さくしたいというもの。
なぜなら、ドアとボディの間に生まれる隙間が広いほど、人間は無意識にその部分を見てしまうそうです。
つまり、車全体のデザインの良さに目を向けられなくなってしまうので、マツダの魂動デザインの魅力を伝えきれない……。
そこで、従来よりさらに隙間を狭くするために、ドアとボディの間隔を3.3mmにまで縮めているのです。
こうした、車への情熱を感じる工程を経て、マツダの車が完成していきます。
最後に目を引いたのが、工場に飾られていたCX-5の写真。
近くでよく見ると開発から製造まで関わる一人一人の顔が集まって出来た、モザイク画なんです。
マツダのイメージカラーでもある「ソウルレッドクリスタルメタリック」のCX-5は、皆さんの車作りに対する情熱の炎で、赤色になっているのではと思うほど心打たれました!
今回、MAZDA MUSEUMやマツダの自動車工場を見させていただき、僕がとても感動したのはマツダの車への情熱です。
電動化の流れがきている自動車業界の中、走る喜びを忘れないでほしいと内燃機関を諦めず、エンジンの研究開発を続け、SKYACTIV技術などで燃費を向上させ、ちゃんと時代にも対応していく姿。そして、研ぎに研ぎ澄まされた、人の心を惹きつける"魂動デザイン"。
それらを作り出している方々から直接お話を伺うことができたのが、マツダファンとして心打たれまくりでした!
楽しく車を乗っていたいと思うファンの気持ちに常に答え続けてきたマツダは、今後も多くの車ファンを沸かせ続けること間違いなし! と信じています。
最高な時間を提供してくださったマツダの皆さん。そして、この記事を最後まで読んでくださった皆さんありがとうございました!
【関連リンク】
- REIさんが「オートモビルカウンシル2022」を巡った記事はこちら
- ONE N' ONLY のメンバーが全員登場した記事はこちら
- マツダミュージアム公式ホームページはこちら(※外部サイトに遷移します)