【ONE N’ ONLY・REIの大人の社会科見学!】MAZDA MUSEUMツアー(後編)
2022/09/02
国内のみならず、東南アジアや中南米でも大人気の6人組男性ダンス&ボーカルユニットONE N' ONLYのボーカリスト、REIさん。超がつく車好きのREIさんと、マツダ本社にお邪魔しました! 今回はREIさんご本人の感想込みで、様子や魅力をレポートしていただきます。
前編ではマツダブランドの歴史やロータリーエンジン搭載車にくぎ付けでしたが、後編ではどんな展示とどんな発見があるのでしょうか!?
ONE N' ONLY
REI
れい/スターダストプロモーション所属の6人組男性グループONE N' ONLYのボーカリスト。J-POPでも、K-POPでもない、“JK-POP”として唯一無二のスタイルを貫く。YouTubeに公開されたミュージックビデオは世界各国からアクセスが殺到し、合計再生回数は1800万回以上。オフィシャルTiKTokのフォロワー数は450万人を超え、日本人音楽アーティスト1位。動画の総再生回数は2億回を突破!
MAZDA MUSEUMの魅力をREIさんがレポート!(後編)
MAZDA MUSEUMの見学も終盤に差しかかってきました。
次のルームに行くと、そこには前田育男さんが考えた魂動デザインの"御神体"が!
車のデザイン画などではなく、まずイメージを共有化しようという意味で作られたオブジェのようなものです。
このオブジェはチーターのような躍動感を想像して作られたそう。
その美しさに見惚れていると、アテンドしてくださっていたMAZDA広報の町田さんに「REIさん。後ろ」と声をかけられました。
「何かの案内?」と思って振り返ると、そこにはなんと……! カーデザイナーの前田育男さんが!!
スーツでキッチリと決まったスタイルは、まさに魂動デザインを体現したような姿。うわ~~感動!!
前田育男さんを前に腰を抜かしてしまい、スタッフ一同にまた爆笑されてしまいました。
(書いておりませんでしたが、前編でも終始いろんなモデルを見て子供のようにはしゃいでいたので高頻度で笑われてました……)
ここからは案内役が前田さんに代わり、館内を歩き回ることができました。
魂動デザインを手がけたのが前田育男さんというのはもう皆さんご存じだと思いますが、お隣で前田さんが、「この言葉を生み出すのにすごいいろんな試行錯誤があった」とポロッと述べられたとき、思わず前田さんの著書「デザインが日本を変える」で読んだ魂動の由来をつい僕から話してしまいました(笑)。
「ワクワク・ドキドキするハートビートから鼓動という文字ができたが、インパクトが弱い。そこから魂はどうか?と提案をもらったときに本来魂という字は"コ"とは読まないけれども魂に訴えかける美しさ。デザイン。職人たちの魂を込めて作った“魂”という文字で"魂動"と読ませようと。それで"魂動"なんだと」
居ても立ってもいられず、前田さんにそれを伝えると、「聞いた?」とマツダの社員さんに嬉しそうに問いかけており、その姿を見て、さらに飛び跳ねるように心が躍ってしまいました。
だって大ファンなんですもん!
そこからは、前田さんがいろんな場面から魂動デザインのヒントをもらっていたことを直接に伺うことができました。
例えば、日本の伝統芸能からは、「デザインを研ぎ澄ますためには計算された工程と手間が必要である」というヒントをもらったそうです。
図面の中だけではなく、あらゆる場面からデザインのヒントを得ているのだと改めて学べる貴重な機会でした。
先へどんどん進んでいくと、前田さんから「REIくんはこれを見て何か分かるかな?」と。前田さんが指を刺した先にあるのは自転車。
その自転車をパッと見て感じたのが、ロードスターに雰囲気が似ていると思ったこと。まさか車をイメージして? と考えていると……
前田さんから「これはロードスターをイメージして作った」と聞いてびっくり。
車のデザイン案を作る前に、車ではないデザインから入っているのだというお話を聞いたときには、前田さんの車作りはパズルを作るように、丁寧にピースを作っているという印象を受けました。
そして、次に出てきたのはRX-VISIONです。
僕が前田育男さんを知ったきっかけでもあるこの車。2015年にコンセプトが発表されたとき、いつ実現するのか!? と、毎日スマートフォンで検索して探したほど、衝撃をうけたデザインです。
そして、僕が神様とあがめている前田さんに、ひとつ聞きたいことがありました。
排ガス規制やカーボンニュートラルなど規制が激しくなり、どんどん電動化が進むこの世の中。もしもこの車の販売が実現する場合、「どういったエンジンで作られるのか?」ということです。
多くのファンが思っているであろう質問に、前田さんからは「僕はね。内燃機関を諦めていない」という答えが!
これを聞いたとき、僕が思い描いたのは、ロータリーのもつ楽器のような高回転での高く響くエンジン音。
もしくは6気筒エンジンの重いエンジン音。
そして、内燃機関ならではのマニュアル操作やパドルシフトでの操作で車を操る感覚。
発売されたRX-VISIONを想像すると、いちファンとして最高に幸せでした。
それもそのはず、前田さん自身がドライバーの1人としてレースに参戦経験もある、デザイナーでありレーサーでもあるからです。
RX-VISIONの横にはレーシング仕様もあり、その姿はかつての787Bをほうふつとさせるフォルムです。
どこまでも車に対して熱い方だからこそ、「SOUL of MOTION」という、人の魂を揺さぶるデザインを考えることができるのだろうと感じ、いちファンとしてどこまでも目が離せないお方でした。
さらに進んでいくと、最初に通ったあの廊下に。
まさにタイムスリップしたかのように、行きとはまた違った感覚で、この廊下の雰囲気を味わいました。
今度は本当に前田さんが隣にいるので、嬉しすぎて感謝をどう伝えたらよいのかずっと考えていると、最後に思わぬサプライズが!
なんとRX-VISONのMAZDA100周年限定モデルのモデルカーをプレゼントしていただきました!
2015年から画面の中の人で、ずっとずっと追いかけていた人にここまでして頂いたので、僕もミュージアムにサインを書かせていただきました!
マツダのスタッフの方々、素敵な見学ツアーをさせていただきありがとうございました。
皆さんも、ぜひMAZDA MUSEUMに足を運んでみてください。
歴史を追いながら、車に込められた熱い思いを感じられます。楽しいこと間違いなしです!!
以上、【ONE N’ ONLY・REIの大人の社会科見学!】MAZDA MUSEUMツアー前・後編でした。
次は、工場見学編もあります! お楽しみに!
【関連リンク】
- REIさんが「オートモビルカウンシル2022」を巡った記事はこちら
- ONE N' ONLY のメンバーが全員登場した記事はこちら
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