7月4日、FLEX FEDERAL SHOW AIKAWA Racingは、アジアクロスカントリーラリー2013へ参戦することを発表した。2011年に初参戦、初完走。2012年には完走&クラス優勝を果たしている。3回目の挑戦となる今回は、2年連続での完走&クラス優勝を目指す。

1996年に第1回大会が開催されて以来、今回で18回目の開催となるアジアクロスカントリーラリー。タイ王国を基点にアジア各国の山岳部やジャングルなどの道なき道を駆ける過酷なラリーだ。毎年8月に開催され、今年は8月10日に開幕、11日にタイ・パタヤをスタートし、ゴールのラオス・パクセまで6日間、約2000kmを走る。

「FLEX FEDERAL SHOW AIKAWA Racing」チームは、昨年と同様に2台のトヨタ FJクルーザーで挑む。俳優の哀川翔さんが監督を務め、1号車を駆るのは全日本GT選手権(現SUPER GT)やスーパー耐久などのモータースポーツ経験が豊富なタレントのヒロミ選手。ともに1号車に乗り込みコ・ドライバーを務めるのは、全日本ラリーなどで哀川翔さんの相棒を務めてきた安東貞敏選手。2号車にはダカールラリーなど数々のクロスカントリーラリーに参戦経験のある寺田昌弘選手とコ・ドライバーに台湾出身のロスリン・シェン選手が乗り込む。

2011年、2012年とステアリングを握り、今回は監督として参戦することになった哀川翔さん。「道路がとにかく穴だらけ。象も出るし、虫も出る。水牛が横断するときは何時間も待たなきゃならない」と自身の経験を伝えると、「ラリーは初めてだし、大自然の中を走れるのを楽しみにしている。レースに参戦するのは久しぶりだが、車を壊さないよう1日1日を大事に頑張りたい」とヒロミ選手は意気込みを語った。

監督として2台ともしっかり完走させたいと意気込む哀川監督は、「アジアクロスカントリーラリーは普通のレースとは違った楽しさを実感できるレース。モータースポーツの素晴らしさを伝えられればうれしい」と締めくくった。

なお、BS12ch TwellVにて事前番組が8月6日(火)午後7時から放映、また日時は未定だが10月~11月にレースの模様も放映される予定だ。

マシンの整備は、「プロの現場の貴重な経験を積む」という教育的な側面から、中央自動車大学校の生徒が担当する

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昨年のレースの様子。ぬかるんだ深い轍の中を右に左に滑りながら進んでいく。2012年は見事にクラス優勝を飾った

昨年のレースの様子。ぬかるんだ深い轍の中を右に左に滑りながら進んでいく。2012年は見事にクラス優勝を飾った

哀川翔監督を中心に団結する「FLEX FEDERAL SHOW AIKAWA Racing」チーム。2年連続での完走とクラス優勝に期待が掛かる

哀川翔監督を中心に団結する「FLEX FEDERAL SHOW AIKAWA Racing」チーム。2年連続での完走とクラス優勝に期待が掛かる