テールスライドを体感! 86で学ぶ安全のためのドラテク講座
カテゴリー: レース&イベント
タグ:
2012/12/14
スポーツカー文化を多面的に学べる大人のためのカルチャースクール「86アカデミー」。ライトウエイトスポーツカーの楽しみ方を広く訴求するため、9つの選択授業が用意されている。東京・お台場のMEGA WAB内86クラブハウスで、その授業のひとつである「コントロールテクニックプログラム」を受講することができる。
「コントロールテクニックプログラム」では、その名のとおり、天候や路面のコンディションに左右されず常に安全に車をコントロールする技術を学ぶ。トヨタ 86を使ってリアタイヤを意図的に滑らせるテクニックに挑戦・習得し、サーキットなどで実際にタイヤが滑った際の対処法を体で覚える。
講師は人気DJでありながらプロドライバー並みの技術をもつピストン西沢氏。一般参加者に先駆けて行われたプレス向け体験授業では「目的はスポーツドライビング。車を自由にコントロールする喜びを皆さんに味わってもらいたい。自分で車をコントロールしきったときには大きな達成感があり、それは究極のアクティブセーフティーにもなる」と説明し、スポーツ走行を安全に、多くの人に楽しんでもらいたいというクラスの目的を強調した。
実技レッスンではサイドターンとアクセルターン、2つのテクニックを練習する。サイドターンは、走行中にステアリングを切り、サイドブレーキを使って後輪をロック、タイヤを滑らせ車の向きを変えるテクニック。授業ではサイドターンを使い車の向きを90度変えて停車する練習を行う。リアタイヤが滑り出す感覚をつかみ、スライドを自分の意志で制御する技術を学ぶのだ。
アクセルターンは、停車中にハンドルを切ってエンジンの回転数を上げ、一気にクラッチをつないでリアタイヤを空転、スライドさせ車の向きを変える技術。こちらは車の横に置かれたパイロンを軸にテールスライドで回転し、180度向きを変える練習を行う。アクセル開度によってスライド量が変わるので、そのコントロール方を学ぶ。
授業の最後には講師陣によるドリフト走行の同乗体験も用意されており、スポーツ走行入門としてピッタリ、かつ濃い内容の3時間。なお、このプログラムはブロンズクラスに位置づけられ、今後シルバー、ゴールドと、より上級テクニックが学べる授業も検討されている。
開催は2013年3月まで全7回が用意されており参加料はひとり1万500円(税込)。各回20名限定。参加希望者が多い場合は抽選となる。詳しい参加資格、応募方法は公式HPへ。