11月29日(木)、「2012-2013 日本カー・オブ・ザ・イヤー」がマツダ CX-5に決定した。「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」はBMW 3シリーズ(セダン/ツーリング)、「実行委員会特別賞」はトヨタ 86/スバル BRZ が受賞した。

「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、日本国内で市販された乗用車の中で、その年最も優秀な車に贈られる名誉ある自動車賞。自動車評論家など60名の選考委員による投票によって決定される。

本年度の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたマツダ CX-5は363点を獲得。搭載されているディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」が高く支持され、「ディーゼル時代の突破口となった」ことが評価されての受賞だ。

マツダが同賞を受賞したのは、2005年のマツダ ロードスター以来7年ぶり。今回の受賞を受けて、マツダの藤原清志執行役員は「この賞を励みに、これからもお客さまから支持していただけるマツダらしい車作りに精進してまいります」とコメント。さらに、自動車業界をより活性化していきたいと宣言した。

282点を得たBMW 3シリーズ(セダン/ツーリング)は「運転していて楽しい」点が、マツダ CX-5に次ぐ318点を獲得したトヨタ 86/スバル BRZ は「環境や時代のニーズに応えた新時代スポーツカー」である点が高く評価された。

「2012-2013 日本カー・オブ・ザ・イヤー」のマツダ CX-5。ディーゼルエンジンの短所である騒音と振動を抑えたところも審査員の心を打った

「2012-2013 日本カー・オブ・ザ・イヤー」のマツダ CX-5。ディーゼルエンジンの短所である騒音と振動を抑えたところも審査員の心を打った

「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」のBMW 3シリーズ。ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドと3つのパワートレイが用意された点が好評だった

「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」のBMW 3シリーズ。ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドと3つのパワートレインが用意された点も評価された

「実行委員会特別賞」のトヨタ 86(左)/スバル BRZ(右)。メーカーの枠を超え、今スポーツカーを作ったという点で投票前から注目されていた

「実行委員会特別賞」のトヨタ 86(左)/スバル BRZ(右)。メーカーの枠を超え、今、スポーツカーを作ったという点で投票前から注目されていた