9月15日~16日にポートメッセ名古屋で旧車&スーパーカーのイベント「オートレジェンド 2012」が開催された。60~70年代の国産車を中心とした“旧車”は年々ファンを増やしているカテゴリーであり、またスーパーカーのカテゴリーも40代を中心としたいわばスーパーカー世代がいよいよ憧れの名車を手に入れられるようになったことで、過去に例を見ない盛り上がりを見せている。

この注目の2つのカテゴリーの車が集結するとあって、イベント開催中は東海エリアだけでなく、全国各地から旧車&スーパーカーファンが会場を訪れ、今年は過去最高の来場者数を記録することとなった。

“ハコスカ”スカイラインに“ダルマ”セリカ、“ブタケツ”ローレルといったマニア垂涎の旧車から、ランボルギーニ カウンタックやデ・トマソ パンテーラ、レクサス LFAといった憧れのスーパーカーまで、会場を埋め尽くす旧車&スーパーカーにファンは大興奮。そんな車たちを眺めるだけでも十二分に楽しめるイベントだが、さらに会場では横浜銀蝿やクールズら、旧車&スーパーカー大好き世代にはたまらないロックンロール・バンドのライブパフォーマンスも行われ、会場は極限までヒートアップ。イカした車とロックンロール、最高の組み合わせで夢のような時間を楽しませてくれた。

カーセンサーもこのイベントに日本縦断を行ったカーセンサーアフター保証号の車両展示を行ったほか、カスタマイズカーコンテストの審査員として参加。数あるオーナーカーの中からカーセンサー賞として伊佐治 登さんのソアラを選出した。

手頃な価格で選べ旧車界の次世代を担う存在として注目されているのが、80年代後半のスペシャリティカー。その代表格であるソアラを当時人気を集めたヒロのパーツにこだわり、バッチリカスタマイズしていた伊佐治さん。当時のパーツも次々に絶版となるなか、同時期のパーツとスタイルにこだわったカスタマイズをまだまだ楽しめるのも、80年代後半の車ならではと言えるだろう。

今回で3回目となる「オートレジェンド 2012」は大盛況のうち幕を閉じた。ちなみにカーセンサーnetでは9月25日現在、80年代以前の中古車がおよそ3000台掲載されている。次の愛車は現行型にはない魅力をもつちょっと古い車を手に入れて、思いっきり趣味の世界へ飛び込んでみるのも面白そうだ。

オートレジェンド ハコスカ スカイラインGT-R

展示場に並んだハコスカ。オリジナルのスペックにこだわるもよし、当時のレースマシンを現代の技術で作り上げるのもよし

オートレジェンド スーパーカー ランボルギーニカウンタック

スーパーカー世代大興奮のモデル、ランボルギーニ カウンタック。これだけ並ぶと圧巻

オートレジェンド カスタマイズカーコンテスト カーセンサー賞

カーセンサー賞に輝いたのはソアラオーナーの伊佐治 登さん。シルエットカー全盛時代のスタイルを忠実に再現