フォルクスワーゲン ニューブリー【東京モーターショー2011】
カテゴリー: レース&イベント
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2011/12/02
ビートルと並ぶフォルクスワーゲンの歴史的名車“タイプ2”の未来の姿がお目見え
ドイツ名はブリー、アメリカ名はマイクロバス。オリジナルビートルと並ぶフォルクスワーゲンのヘリテイジとなるタイプ2は、今日のミニバンやワンボックス型ワゴンの源流と言えるモデルだ。そんな歴史的名車のスタイルとコンセプトを現在に蘇らすべく、10年前からスタディを重ねて、今回ジャパンプレミアとなったのがニューブリーだ。
ニューブリーのボディは全長3990mm、全幅1750mm、全高1700mmで、オリジナルのタイプ2と比べると全長は短く、全高はやや低いが全幅、トレッドはかなり広くなっている。ホイールベースは2620mmだが、非常に大きなユーティリティスペースを確保している。
スタイルはタイプ2をモチーフとしながら、ザ・ビートル同様にレトロな印象はない。インテリアはキャビンフロアを完全にフラットな設計とするなどタイプ2と共通する部分も多い。乗車定員は最大6人。フロントシートは60:40に分割して倒すことができるほか、リアシートを折りたためば最大1600Lまで荷室スペースが広がる。
メカニズム面では、電気モーターとリチウムイオンバッテリーによるエレクトリックドライブを採用。電気モーターは85kWの最高出力と270N・mの最大トルクを発生する。合計40kWhの容量を備えるリチウムイオンバッテリーを搭載し、最長300kmの航続距離を実現。EV用に設計された電力ステーションを使えば、1時間未満でフル充電できる。