世界初100%プラスチックホイールを採用したEVコンセプトモデル

[ コンセプトカー ]
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化学業界において自動車向けサプライヤー最大手のBASF社とスマートがタッグを組んで共同開発したコンセプトカーのスマートフォービジョン。駆動システム以外にさまざまな先進的未来技術がちりばめられている。

まず透明な六角形が設けられたルーフ。これはエネルギーを発生する機能を備えた史上初の透光性ルーフで、透明な太陽電池が表面全体を覆っているのだ。この太陽電池は散光時や薄暗い状況においても、マルチメディア機器や車内の空調に使用する3個のファンを動かすのに必要なエネルギーを発生する。

ドアを開いたときやボタンを押したときには透明なOLED(有機発光ダイオード)が車内を照らし、足元には世界初100%プラスチックホイールを採用。BASF開発の最新高機能素材を活用したこのホイールは1個あたり3kgの軽量化を達成している。

さらにシートベースにも新開発軽量自立型プラスチック製シートシェルを採用することで、約10~20%の軽量化に成功。新開発の赤外線反射フィルムからなる熱シールドを自動車用に初採用。ウインドウスクリーンやサイドウインドウに用いることで車内の温度上昇を防いでくれるというスグレモノだ。

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