東京モーターショー2009|日刊カーセンサー

着々と進化を遂げている水素ロータリー

マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド フロントスタイル|日刊カーセンサー
マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド リアスタイル|日刊カーセンサー マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド ロゴ|日刊カーセンサー

水素とガソリン、この二つを燃料とするロータリーエンジンに、リチウムイオンバッテリーを組み合わせたハイブリッドモデルが、プレマシーハイドロジェンREハイブリッド。水素ロータリーエンジンは、CO2の排出がゼロという優れた環境性能を持つ。

しかし、水素用の燃料タンク(高圧水素ガスタンク)は高い安全性の確保が必要で、多くの燃料を搭載できないことや、搭載量の割には車内スペースを犠牲にしがちという弱点もある。

そこで、水素に加えて従来のガソリンも使用するという、デュアルフューエルシステムとしたことで、プレマシーハイドロジェンREハイブリッドは航続距離の延長に成功している。このロータリーエンジンの役目は、ジェネレーターと組み合わせてモーターの発電することのみだ。

デュアルフューエルの水素ロータリー+電気モーターというハイブリッドシステムを構築し、水素での航続距離は200kmを達成している。

ここ数回のモーターショーで、マツダは水素ロータリーのコンセプトモデルを発表している。技術的にはほぼ完成しているので、あとはインフラ問題が解決すれば、すぐにでも市販化されるのではないだろうか。

■SPECFICATIONS
・全長×全幅×全高:4565×1745×1620mm ・エンジン種類:水素ロータリー+モーター ・総排気量:- ・最高出力:110kW
・最大トルク:- ・トランスミッション:- ・駆動方式:- ・車両重量:-