転ばぬ先の杖は太くても細くてもダメ! ジャストサイズ発見が保険料節約の近道だ!
自動車保険担当 松本進午氏(ファイナンシャルプランナー)
MBAをもつファイナンシャルプランナー。自動車保険一括見積もりサイトの運営で培った知識で、 後悔せずに節約できる保険の見直し方を伝授する
 自動車保険の節約を考える前に、まず補償内容に不足がないかどうかチェックしましょう。対人・対物無制限はもちろんのこと、人身傷害保険についても最低限備えておきたいところです。補償のチェックが済んだら、いよいよ保険の見直しスタートです。   はじめに運転する人を決めましょう。家族のみや年齢など運転する人の範囲を限定すると、保険料をグッと抑えられます。続いて車の使用条件を見てみましょう。あまり遠出をしない週末ドライバーなどは、レジャー使用をリスク細分型で選べば保険料が安くなる可能性大です。   ここまできたら、いよいよ複数の保険会社から見積もりを取ってみます。届いた見積もりを見てみると、同じ条件でも会社によって意外と保険料の差があることがわかります。ここからさらに節約したいという方は、補償内容の見直しを検討しましょう。   特に見直しの余地があるのは車両保険です。補償の範囲が主に車対車の事故に限定されるエコノミー車両保険を選択すれば、保険料を大幅に削減することが可能です。さらに初回事故の自己負担額を大きめに設定すると、より保険料がダウンします。例えば年式が古い車の場合などは、割り切って車両保険を外してしまうという手もあるでしょう。ここまでやってもまだ足りないという人は、搭乗者傷害保険を日数払いから部位症状別払いに変更すれば、ほぼ見直しは完了です。ただし、イザというときに後悔しないために、補償内容をくれぐれも慎重に検討してくださいね。
 
運転する人と使用条件の範囲限定が節約のポイント さらなる維持費削減を狙うなら車両保険を見直そう!
 
自動車保険の見直しフローチャート
 
Illustration/NNE store
※この記事は、カーセンサー関東版10号(2007年5月10日発売)の特集をWEB用に再構成したものです