天邪鬼な僕がイケてる!と感じた車は、昔の超定番車!?【オートメッセ大阪2024】
カテゴリー: カーライフ
タグ: メルセデス・ベンツ / BMW / カーセンサー学生編集部員 / イベントレポート
2024/03/14
カーセンサー学生編集部の綾城です。皆さんは、オートメッセというイベントを知っていますか?
オートメッセとは簡単に言うとカスタムカーのイベント。毎年20万人を超える来場者でにぎわう、いわばカスタムカーの祭典です!
突然ですが、僕は天邪鬼で、最近のJ-POPやK-POPには全く興味がありません。車も同様で、ジムニーやランクルなど、いかにも「アウトドア」というような流行りのSUV車には興味なし!
では、どんな車に興味があるかというと、「ラッパーが乗ってそうだなぁ」と思わせるようないかつめで少し古めの車。PVなどで登場しそうな車と言えばわかりやすいでしょうか?
今回のオートメッセには、286社、660台もの出展がありましたが、それらの中から僕にぶっ刺さる1台を見つけるべく、探し回ってみることに。
SUV全盛期のこの時代に、果たしてそのような車が見つけられるのかな……と、若干不安がありましたが、とてもカッコイイ車を見つけることができました!
この記事では、そんな僕に刺さった車を紹介したいと思います。
「やっぱりそうですよね~」たくさんのSUVたちが並ぶ光景
オートメッセの会場に入ってみと、予想どおりアウトドア系の車ばかりでした。多いとは思っていましたが、ここまでかと思うくらいの数に面食らってしまいました。
今は、スマートフォンを誰でも持っている完全にデジタルの時代です。そのような時代だからこそ「デジタルデトックス」を求めている人は多く、まさにアウトドアはぴったりです。
また、アウトドアに出かければ、自然と触れ合うおしゃれな写真を撮ることができます。そのようなアウトドアの需要が高まっていることに合わせて、車もアウトドア系のSUVが流行しているのではないかなと僕は考えています。
もちろん、アウトドアは楽しいですし、その需要に合わせた車が流行することは当然です。きっと、このような車でアウトドアに出かければ気分は上がり、素敵な写真も撮れて、最高な時間を過ごすことができるでしょう!
……しかし、僕の好みは先述のとおりいかつめで少し古い車です。(多くのSUVを見るうちに「あれ、ちょっと良いかも……」と気持ちが傾きかけたのは内緒です)
諦めかけそうになりましたが、ありました! ありましたよ!! 天邪鬼の僕がビビッとくる、流行に流されていない超個性的な車が! 以下、その車を紹介します。
特徴的に感じる緑色のカラーリング! 1993年生産モデルをカスタムした車
まず紹介するのは、BMW M3。「こういうのを待ってました!」と思わず声が出てしまいました!
この車はMOONTECHさんのブースで展示されていました。MOONTECHさんは足元のフィットメントから始まり、トータルコーディネートを得意とするカスタムカーの会社です。
とても目立って見えるこの緑色。車体はもちろん、ボンネットの中身まで緑色にカスタムされていて、見えないところまでのこだわりを感じました! ボンネットが開いた状態で展示されていたので、この状態のままで走るのかと勘違いしていました(笑)。
車高が低い車は見ていてカッコいいなぁと感じることが多く、この車も車高が低くカスタムされていました。ただ、見ている分にはカッコいいと感じますが、いざ乗るとなったら段差など気をつけないといけないことが多くて、大変そうだなぁとも……。
実は、僕はあまり車に詳しくないのですが、このM3が気になったので、どんな車か調べてみることにしました。
展示されていたBMW M3は、1993~2000年の間に生産された、E36型と呼ばれるモデルです。
BMW社のチューニングを手がけるM社が、サーキット走行などにも耐えうる超高性能モデルとして世に送り込んだモデルの1台が、このM3。
このE36型M3はツーリング・カー・レースの世界でタイトルを総なめにし、レーストラックでもレジェンドとしての地位が確立されています。
また、BMWファンの中では依然人気の高い「直列6気筒エンジン」を、歴代M3の中で初めて搭載したモデルということもあり、いまだにとても人気あるモデルだということを知りました。
なお、現在は2021年春に登場した現行型M3が販売されています。当然最新モデルということもあり、性能面では圧倒的に優れているはずです。
しかし、僕にはE36型の時代を感じる角張ったデザインが刺さります。
僕と同じようにE36型M3が気になった方は、下記にカーセンサーのリンクを用意しましたので、ぜひチェックしてみてください。
▼検索条件
BMW M3(E36型)×全国オートメッセで最も僕の目を引いた! みんなの憧れメルセデス
ブースを回っていると一際目を引く、豪華にライトアップされた車がありました! その車とは「メルセデス・ベンツ Sクラスクーペ」。
今回のオートメッセで見た車の中で、僕の好みにドンピシャで最も惹かれた車です!
この車はKAMIKAZE COLLECTIONさんのブースで展示されていました。KAMIKAZE COLLECTIONさんは感性に訴える官能的な美と性能を追求した最高級カーケアブランドです。
今主流の車はつるっとしたライトが多く、丸みを帯びた形をしているモノが多いですが、この車はヘッドライトやテールランプの形が真四角で、今はあまり見ないような形だなと思いました。
真四角のウインカーやテールランプは遠くからでも見やすいように大型でシンプルなものが使われていて、凹凸があることで汚れても見やすいようになっているみたいです。
この車でブレーキランプ5回踏んでみたいなぁなんて思ったりして(笑)。
そしてこの車で一番目が行くところはやはりホイールでしょう。
金色のホイールは、目立ちすぎて避けたいと感じる人もいるかと思いますが、僕が好きなヒップホップのPVに出てきそうな雰囲気が漂っていて、「イカついなぁ~」と思うと同時に「カッコいい」と感じました!
カーケア専門店ということもありますが、古い車を丁寧に手入れして、きれいな状態で保っているのは愛情が込められていていいなと感じます!
こちらの車についても調べてみることに。
展示されていたメルセデス・ベンツ Sクラスクーペは、1981~1993年の間に生産されたC126型と呼ばれるもの。
日本で売られていた時期がバブル真っただ中だったこともあり、よく売れたモデルの一つだったみたいです。
Sクラスはラグジュアリーカーのひとつで、常に時代のリーダーである車です。特に、安全性は世界初の技術を積極的に取り入れ、車業界をけん引したことも高く評価されています。
現在は、Sクラスはセダンタイプのみが販売されており、残念ながらこのC126型のようなクーペタイプはラインナップされていません。
そのため、今後ますます希少性はアップしていくのかなと感じました。僕はまだ学生の身なので、すぐに買うことは難しいかもしれませんが、気になった方はぜひ中古車を探してみてください。
▼検索条件
メルセデス・ベンツ Sクラスクーペ(C126型)×全国僕に刺さった車は、実は「超定番車」だった!?
今回のオートメッセ大阪2024では、とても多くの車が展示されていました。その中で最も僕に刺さった車が上記で紹介した2台。
SUVなどの人気がある車が多く展示されていた中で、僕の刺さった車がこの2台という天邪鬼っぷりには、編集部の神崎さんも驚くのでは? と思いつつ、報告をしました。
SUV車が多かった中で、天邪鬼な僕に刺さった車がありました!
最初は綾城くん好みの車がなかなか見つからなくて、焦っていたけど見つかったんだね! どんな車だった?
オートメッセで刺さった車の共通点は、1990年代の輸入クーペでした。やっぱり流行りのSUV車ではなくて、年式の古い車が刺さった僕は天邪鬼なのかなとも感じました。
1990年代の車か。どれどれ。
今日僕に一番刺さったのがこのSクラスクーペです! SUVまみれの会場でよく見つけたなと、自分を褒めてあげたいです(笑)。
確かにこのSクラスなんかはヒップホップ系のPVなんかに出てきそう。
そうなんですよ! 少し古いけどいかつい感じ、これだって思いましたね。「ド定番」のSUVをハズシて、この2台を気に入っちゃうって、やっぱり僕ってなかなかの天邪鬼っぷりですよね(笑)。
確かに21歳の綾城くんがこれを選んできたのは面白いね。でもね、この2台って実は車好きの人からすると、かつて一世を風靡した「超ド定番」の車なんだよ。
え、そうなんですか?
そうそう。このSクラスクーペは、歴代Sクラスは最もよく売れたといわれるW126型Sクラスセダンのクーペタイプなんだよね。販売当時はバブル景気ということも後押しして、高級車にもかかわらず街中をたくさん走ってたんだよ。
こんなイカツイ車がたくさん走っていたなんて、SUVばかりの今では考えられない光景ですね。
メルセデス・ベンツといったらやっぱりコレ! って思うファンも、まだまだ多くて、専門店なんかもあるんだよ。
そうなんですね! 自分のことを天邪鬼だと思っていたけど、車に関しては王道好きで純粋な21歳だってことに気づきました(笑)。
オートメッセは「新たな気づき」を得られる場だった!
今回初めてオートメッセに行ってみて、やはり今のトレンドを押さえたSUVが主流というのは予想どおりでした。
しかし、コアなファンや出展者が集まるイベントだからこそ、今現在のトレンドだけに左右されない面白い車もたくさんありました!
それらの中には、今回僕に刺さったSクラスやM3など、今は珍しく見えても車好きにとっての「ド定番」モデルがあり、そういったモデルにもしっかりと光が当てられているイベントだと感じました。
また、今回は紹介できませんでしたが、超高級スーパーカーや、やんちゃな空気が漂うVIPカー、あまり見かけない軽トラのカスタムカーなど、バラエティに富んだラインナップは見ていて飽きることがありませんでした。
レトロブームで流行っているフィルムカメラやレコードなどと比べると、車は価格などの面でハードルが高いのは事実です。しかし、日常で必要な場面が多いからこそ、自分なりにしっかりこだわってみるべきだと僕は思います!
そして今回のオートメッセのようなイベントは、車に興味がある人はもちろん、あまり知らない人にとっても新たな気づきを得られる場だと思います。
来年2月にも開催が予定されているようですので、ぜひ足を運んでみてください。
【記事について】
この記事は、近畿大学経営学部松本ゼミ所属の綾城凜が企画やインタビュー、執筆を担当しました。