一生涯の趣味であるサーフィンとSUPを、より楽しくしてくれるスバル インプレッサXV
2022/06/23
車の数だけ存在する「車を囲むオーナーのドラマ」を紹介するインタビュー連載。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?
移動時間も楽しくなり、趣味の時間がますます充実
山田さんは車そのものが趣味ではなく、他の趣味を支える大事なパートナーとして車を愛好するタイプである。
その趣味とはサーフィンとSUPフィッシング。インプレッサXVのルーフにボードを載せて海へ出かけるのが山田さんのいつもの休日の過ごし方なのだ。
じつは取材当日も夜明け前からSUPで沖に出て釣りをしていたそうで、とったばかりの「ハタ」(高級魚)を見せてくれた。
XVを購入したのは約2年前。きっかけは、数年前にハワイへ家族旅行に行った際に、スバル フォレスターのレンタカーを借りたことだという。
乗り心地がよく、インテリアの細かな部分までしっかりと作りこまれている点に感銘を受け、次に車を買うならスバル車にしようと決めた。
「3人の子供たちが大きくなり、家族全員でドライブすることも少なくなったのでトヨタ ノアからコンパクトなXVに乗り替えました。当初はハワイで乗ったフォレスターも考えていましたが、XVの方がより好みのスタイルだったため、オプション装備の充実した個体を中古で探しました」
サーフボードを中積みできないなど、ミニバンに比べるとややスペースユーティリティに劣るが、走行性能や乗り心地が格段にアップしたことでサーフポイントまでの移動が楽しくなったという。
ちなみに、山田さんの職業は宅配便の配達員。2tトラックのドライバーとしてほぼ毎日60kmほどの距離を運転しているだけに、その言葉には説得力がある。
時には自宅から遠く離れた多々戸浜や入田浜といった伊豆の海まで足を延ばし、仲間と泊りがけでサーフィンを満喫することもあるのだとか。
また、このXVは山田さんの愛車遍歴で初となる4WD車。
この冬は初めて小学6年生の末っ子と一緒にスノーボードを楽しんだそうで、ゲレンデまでの雪道をものともしない走破性にますますほれ込んだとか。
息子さんに貸すことも多いが……
サーフィンは山田さんの人生を変えたといってもいい趣味だ。出合いは19歳の頃にまでさかのぼる。
当時、スキー板の販売員として働いていたが、会社からの指示で夏にサーフボードも売ることになったという。
一度も波乗りの経験がないのに販売することはできないだろうと実際にやってみた山田さんは、たちまちその魅力のとりこになった。
後にサーフィンのできる海のすぐそばに移住してしまったというから相当な入れ込みようである。
「サーフィンってスノーボードなんかと比べてもすごく難しいんです。立って波に乗れるようになるまで最低1年ぐらいかかる。最初のうちは何とか立ち上がれるようになりたいという気持ちだけで頑張る感じ。それだけに波に乗れたときの快感は他に代えがたいほど強烈です。昔は波乗りしてから仕事に行くこともよくありましたね。さすがにアラフィフの今は自重していますけど(笑)」
SUPフィッシングの方は3年ほど前から始めたという。波のある休日はサーフィン、波のない休日はSUPフィッシングへという使い分けになっているそうだが、プールでの水泳もままならない筆者からすると憧れるしかない二択である。
最近、運転免許を取得した大学生のご長男もこのXVを大いに気に入っており、キャンプやドライブデートのために貸してほしいとこれまで何度も頼まれているという。
スバル車は運転しやすく、安全装備も充実しているので安心して貸し出せますと山田さんは笑顔で語るが、まだ購入してそれほど経っていない綺麗な車を惜しげもなく息子さんと共有する寛大さに感心してしまう。
「でも、遊びのスケジュールがバッティングしたときは、まだまだ僕が優先ですけどね(笑)」
日焼けした顔でそう笑う山田さんだが、若い頃は父のトヨタ ビスタを借りてよくサーフィンへ出かけていたそうな。
山田 収さんのマイカーレビュー
スバル インプレッサXV(2代目)
●年間走行距離/約7,000km
●マイカーの好きなところ/とにかく運転がしやすく、長距離のドライブも楽しいところ
●マイカーの愛すべきダメなところ/思ったよりも燃費は良くないです……
●マイカーはどんな人にオススメしたい?/僕のようにアウトドア派な人にはもちろん、免許を取ったばかりの人にもオススメです!
ライター
佐藤旅宇
オートバイ専門誌と自転車専門誌の編集記者を経て2010年よりフリーライターとして独立。様々なジャンルの広告&メディアで節操なく活動中。現在の愛車はボルボ C30と日産 ラルゴの他、バイク(トライアンフ)とたくさんの自転車。