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BMWの直列6気筒エンジンが高く評価される理由は、その歴史と哲学にあり!
BMWの直列6気筒エンジンが高く評価される理由は、その歴史と哲学にあり!
2022/05/12
▲シルキーシックスという呼び名でも知られるBMWの直列6気筒エンジン。3シリーズや5シリーズ、もっと小さい1シリーズなどの一般的な市販グレードはもちろん、多くのMモデルにも搭載されてきた。写真はE46型のM3が搭載していたM54型ユニット
元航空機エンジンメーカーの伝統が色濃く残る直6
どんなに良いエンジンであっても、環境やレギュレーションの変更がある以上、そのままの状態で生産し続けることはできない。
エンジンフードとエンジンのクリアランス確保のためにV型構造にボンネットを低くしたり、クラッシャブルゾーンを稼ぐためにエンジンを短くしなければいけないこともある。エンジン単体を短くすることが目的でV型に変更することだってある。
自動車メーカーは、時と場合によっては内燃機関の歴史や哲学を覆してでも、随時レギュレーションに対応しているのだ。 しかし、それらの理由で長年培われたブランドのアイデンティティであるフロントマスクやボディのデザインに変化が生じてしまうこともある。ただひとつの自動車メーカーを除いては……。バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケことBMWである。
ここまで内燃機関に対する自分たちの哲学を貫き通している会社はない。「ポルシェは?」と思う方もいるだろうが、あちらは特別なスポーツモデルに特化したブランドだ。BMWのような、普通乗用車用として直列6気筒を作り続けているメーカーとはちょっと異なる。
そして、BMWの象徴ともいえるのが、その直列6気筒エンジンである。直列6気筒というのは、複雑な機構を伴わずして最高のパフォーマンスを発揮できる構造となっている。この最高のパフォーマンスとは、スムーズで振動を打ち消す高いパッケージングの基本が備わっているということだ。そして、振動は車両の様々な部分にも少なからず負荷を与えてしまう。また、ドライバーや乗員の身体にも振動が絶えず伝わっていては快適ではない。振動によって苦しむのは、機械も人も同様なのである。高級モデルが6気筒以上の多気筒化をしている理由のひとつが、まさにこの振動問題なのである。
▲BMWは、元々航空機のエンジンを作っていた会社。その後に二輪、四輪車を生産していったというエピソードはあまりにも有名。シンプルで壊れない、信頼性の高い高性能エンジンを作る伝統はこの頃から育まれている
▲BMW初の直列6気筒であるM328を積んでいたのが、数々のレースで好成績を収めた328ロードスター。1936年から1940年まで生産された、BMW史に残る名ロードスターモデルである
ではなぜBMWは、この直列6気筒エンジンを作るのが上手いのだろうか。
BMWは理論的に素性の良い部分を磨き、技術の信頼性を向上させてきた歴史がある。それは故障が許されない航空機用の直列6気筒を作ってきた頃から変わらない。BMW=6気筒のイメージが強いゆえんのひとつであろう。
そして、BMWは1916年から現在まで直列6気筒を作り続けている。つまり、100年以上前から内燃機関と向き合い、世界のレギュレーション、環境の変化に対応しながら直列6気筒の進化に磨きをかけてきたということだ。
直列6気筒エンジンには弱手もある。まずエンジン全長が長く、しかもシリンダーが垂直なためにエンジンフードを低くすることが難しい。これが理由でエンジン方式を方向転換する自動車メーカーもあったのだ。ところが、安易に直列式を捨てずに基礎を変えないのがBMWだ。エンジンフードのデザインを工夫し、エンジンの位置を後ろに持っていくプラットフォームの採用により、運動性能とスタイリングに寄与させたのだ。こうした独自の設計理念によってBMWらしいスタイリングが完成したといえるのである。
自動車用として高性能直列6気筒を作ったのが1936年。そのユニットをM328という。このエンジンは航空機技術を導入し、シリンダーヘッドとブロックはともにオールアルミで作られていた。
BMWがエンジン屋として高く評価され続ける理由は、かつての名エンジンを源流とし、それを現代まで強い意志で継承し続けている点にあるのだ。
▲シルキーシックスという言葉や「BMW=直列6気筒」のイメージを世界に広めたのが、1976年に発売された6シリーズの上位グレードである635CSi。搭載された3.5Lエンジンはビッグシックスまたはビッグシルキーと呼ばれ、今も高い評価を得ている
▼検索条件
BMW 6シリーズ × 古い順 × 全国
▲現在もカーセンサーEDGE.netで多数の直列6気筒搭載モデルを検索できるが、2000年代のモデルなら比較的リーズナブルに手に入れることも可能。写真は最後の自然吸気直列6気筒を搭載していたE90型3シリーズで、車両本体価格50万円台から探すことができる
▼検索条件
BMW 3シリーズ(E90型) × 全国
▲最新のM3やM4に搭載される直列6気筒はターボ化され、最高出力は510psにまで高められている。世界が効率化を求める中、愚直に直列6気筒に磨きをかけ続ける。それが、BMWというブランドのアイデンティティなのである
文/松本英雄、写真/デレック槇島、BMW AG
【関連リンク】
BMWの直列6気筒エンジンが高く評価される理由は、その歴史と哲学にあり!/旬ネタ
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<h3>元航空機エンジンメーカーの伝統が色濃く残る直6</h3>
<p>どんなに良いエンジンであっても、環境やレギュレーションの変更がある以上、そのままの状態で生産し続けることはできない。<br />
<br />
エンジンフードとエンジンのクリアランス確保のためにV型構造にボンネットを低くしたり、クラッシャブルゾーンを稼ぐためにエンジンを短くしなければいけないこともある。エンジン単体を短くすることが目的でV型に変更することだってある。<br />
<br />
自動車メーカーは、時と場合によっては内燃機関の歴史や哲学を覆してでも、随時レギュレーションに対応しているのだ。 しかし、それらの理由で長年培われたブランドのアイデンティティであるフロントマスクやボディのデザインに変化が生じてしまうこともある。ただひとつの自動車メーカーを除いては……。バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケことBMWである。<br />
<br />
ここまで内燃機関に対する自分たちの哲学を貫き通している会社はない。「ポルシェは?」と思う方もいるだろうが、あちらは特別なスポーツモデルに特化したブランドだ。BMWのような、普通乗用車用として直列6気筒を作り続けているメーカーとはちょっと異なる。<br />
<br />
そして、BMWの象徴ともいえるのが、その直列6気筒エンジンである。直列6気筒というのは、複雑な機構を伴わずして最高のパフォーマンスを発揮できる構造となっている。この最高のパフォーマンスとは、スムーズで振動を打ち消す高いパッケージングの基本が備わっているということだ。そして、振動は車両の様々な部分にも少なからず負荷を与えてしまう。また、ドライバーや乗員の身体にも振動が絶えず伝わっていては快適ではない。振動によって苦しむのは、機械も人も同様なのである。高級モデルが6気筒以上の多気筒化をしている理由のひとつが、まさにこの振動問題なのである。<br />
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/001.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲BMWは、元々航空機のエンジンを作っていた会社。その後に二輪、四輪車を生産していったというエピソードはあまりにも有名。シンプルで壊れない、信頼性の高い高性能エンジンを作る伝統はこの頃から育まれている</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW 328ロードスター" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲BMW初の直列6気筒であるM328を積んでいたのが、数々のレースで好成績を収めた328ロードスター。1936年から1940年まで生産された、BMW史に残る名ロードスターモデルである</span></div>
<p>ではなぜBMWは、この直列6気筒エンジンを作るのが上手いのだろうか。<br />
<br />
BMWは理論的に素性の良い部分を磨き、技術の信頼性を向上させてきた歴史がある。それは故障が許されない航空機用の直列6気筒を作ってきた頃から変わらない。BMW=6気筒のイメージが強いゆえんのひとつであろう。<br />
<br />
そして、BMWは1916年から現在まで直列6気筒を作り続けている。つまり、100年以上前から内燃機関と向き合い、世界のレギュレーション、環境の変化に対応しながら直列6気筒の進化に磨きをかけてきたということだ。<br />
<br />
直列6気筒エンジンには弱手もある。まずエンジン全長が長く、しかもシリンダーが垂直なためにエンジンフードを低くすることが難しい。これが理由でエンジン方式を方向転換する自動車メーカーもあったのだ。ところが、安易に直列式を捨てずに基礎を変えないのがBMWだ。エンジンフードのデザインを工夫し、エンジンの位置を後ろに持っていくプラットフォームの採用により、運動性能とスタイリングに寄与させたのだ。こうした独自の設計理念によってBMWらしいスタイリングが完成したといえるのである。<br />
<br />
自動車用として高性能直列6気筒を作ったのが1936年。そのユニットをM328という。このエンジンは航空機技術を導入し、シリンダーヘッドとブロックはともにオールアルミで作られていた。<br />
<br />
BMWがエンジン屋として高く評価され続ける理由は、かつての名エンジンを源流とし、それを現代まで強い意志で継承し続けている点にあるのだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW 635CSi" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲シルキーシックスという言葉や「BMW=直列6気筒」のイメージを世界に広めたのが、1976年に発売された6シリーズの上位グレードである635CSi。搭載された3.5Lエンジンはビッグシックスまたはビッグシルキーと呼ばれ、今も高い評価を得ている</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bBM/s020/index.html?ROUTEID=edge&SORT=4" target="_blank">BMW 6シリーズの中古車を探す</a></div>
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<h3>元航空機エンジンメーカーの伝統が色濃く残る直6</h3>
<p>どんなに良いエンジンであっても、環境やレギュレーションの変更がある以上、そのままの状態で生産し続けることはできない。<br />
<br />
エンジンフードとエンジンのクリアランス確保のためにV型構造にボンネットを低くしたり、クラッシャブルゾーンを稼ぐためにエンジンを短くしなければいけないこともある。エンジン単体を短くすることが目的でV型に変更することだってある。<br />
<br />
自動車メーカーは、時と場合によっては内燃機関の歴史や哲学を覆してでも、随時レギュレーションに対応しているのだ。 しかし、それらの理由で長年培われたブランドのアイデンティティであるフロントマスクやボディのデザインに変化が生じてしまうこともある。ただひとつの自動車メーカーを除いては……。バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケことBMWである。<br />
<br />
ここまで内燃機関に対する自分たちの哲学を貫き通している会社はない。「ポルシェは?」と思う方もいるだろうが、あちらは特別なスポーツモデルに特化したブランドだ。BMWのような、普通乗用車用として直列6気筒を作り続けているメーカーとはちょっと異なる。<br />
<br />
そして、BMWの象徴ともいえるのが、その直列6気筒エンジンである。直列6気筒というのは、複雑な機構を伴わずして最高のパフォーマンスを発揮できる構造となっている。この最高のパフォーマンスとは、スムーズで振動を打ち消す高いパッケージングの基本が備わっているということだ。そして、振動は車両の様々な部分にも少なからず負荷を与えてしまう。また、ドライバーや乗員の身体にも振動が絶えず伝わっていては快適ではない。振動によって苦しむのは、機械も人も同様なのである。高級モデルが6気筒以上の多気筒化をしている理由のひとつが、まさにこの振動問題なのである。<br />
</p>
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW 328ロードスター" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲BMW初の直列6気筒であるM328を積んでいたのが、数々のレースで好成績を収めた328ロードスター。1936年から1940年まで生産された、BMW史に残る名ロードスターモデルである</span></div>
<p>ではなぜBMWは、この直列6気筒エンジンを作るのが上手いのだろうか。<br />
<br />
BMWは理論的に素性の良い部分を磨き、技術の信頼性を向上させてきた歴史がある。それは故障が許されない航空機用の直列6気筒を作ってきた頃から変わらない。BMW=6気筒のイメージが強いゆえんのひとつであろう。<br />
<br />
そして、BMWは1916年から現在まで直列6気筒を作り続けている。つまり、100年以上前から内燃機関と向き合い、世界のレギュレーション、環境の変化に対応しながら直列6気筒の進化に磨きをかけてきたということだ。<br />
<br />
直列6気筒エンジンには弱手もある。まずエンジン全長が長く、しかもシリンダーが垂直なためにエンジンフードを低くすることが難しい。これが理由でエンジン方式を方向転換する自動車メーカーもあったのだ。ところが、安易に直列式を捨てずに基礎を変えないのがBMWだ。エンジンフードのデザインを工夫し、エンジンの位置を後ろに持っていくプラットフォームの採用により、運動性能とスタイリングに寄与させたのだ。こうした独自の設計理念によってBMWらしいスタイリングが完成したといえるのである。<br />
<br />
自動車用として高性能直列6気筒を作ったのが1936年。そのユニットをM328という。このエンジンは航空機技術を導入し、シリンダーヘッドとブロックはともにオールアルミで作られていた。<br />
<br />
BMWがエンジン屋として高く評価され続ける理由は、かつての名エンジンを源流とし、それを現代まで強い意志で継承し続けている点にあるのだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW 635CSi" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲シルキーシックスという言葉や「BMW=直列6気筒」のイメージを世界に広めたのが、1976年に発売された6シリーズの上位グレードである635CSi。搭載された3.5Lエンジンはビッグシックスまたはビッグシルキーと呼ばれ、今も高い評価を得ている</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bBM/s020/index.html?ROUTEID=edge&SORT=4" target="_blank">BMW 6シリーズの中古車を探す</a></div>
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW 3シリーズ(E90型)" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/004.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲現在もカーセンサーEDGE.netで多数の直列6気筒搭載モデルを検索できるが、2000年代のモデルなら比較的リーズナブルに手に入れることも可能。写真は最後の自然吸気直列6気筒を搭載していたE90型3シリーズで、車両本体価格50万円台から探すことができる</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&ROUTEID=edge&CARC=BM_S011&FMCC=BM_S011_F003" target="_blank">BMW 3シリーズ(E90型)の中古車を探す</a></div>
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="現行BMW M4クーペ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/005.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲最新のM3やM4に搭載される直列6気筒はターボ化され、最高出力は510psにまで高められている。世界が効率化を求める中、愚直に直列6気筒に磨きをかけ続ける。それが、BMWというブランドのアイデンティティなのである</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&ROUTEID=edge&CARC=BM_S047&FMCC=BM_S047_F002" target="_blank">現行BMW M4クーペの中古車を探す</a></div>
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<div class="author2019">文/松本英雄、写真/デレック槇島、BMW AG</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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[title] => 【賢者の選択】モータージャーナリスト岡崎五朗のイチオシは、孤高の乗り心地をリーズナブルに味わえるシトロエン C5エアクロスSUV!
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[description] => 中古車に限らず、お買い得感があり、他車にはない魅力を備えた1台を見つけるのは、なかなか難しい。そこで本企画「賢者の選択」では、自動車のプロが今注目しているモデルを紹介する。今回は、モータージャーナリストの岡崎五朗氏が注目しているモデルを紹介してもらった。ぜひ、中古車選びの参考にしてほしい
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<div class="taC w600_img"><img alt="シトロエン C5エアクロスSUV" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66576/000.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲100年以上快適さを追い求めてきたというシトロエンが、2019年に日本へ導入したのがC5エアクロスSUV。独自のプログレッシブ・ハイドローリック・クッションを搭載し、シトロエンならではの上質な乗り心地を実現している</span></div>
<p>中古車に限らず、お買い得感があり、他車にはない魅力を備えた1台を見つけるのは、なかなか難しい。そこで本企画「賢者の選択」では、自動車のプロが今注目しているモデルを紹介する。<br />
<br />
今回は、モータージャーナリストの岡崎五朗氏が注目しているモデルを紹介してもらった。ぜひ、中古車選びの参考にしてほしい。<br />
</p>
<h3>唯一無二の優れたコンフォート性能</h3>
<p>かつてフランス車(とイタリア車)は、ごく一部のマニアのための車だった。多少壊れようがそんなこたぁ関係ない、大事なのは個性なんだよ個性! という人たちが、時に故障自慢しながら愛でるのがフランス車だったのだ。<br />
<br />
けれど時代は変わった。トヨタ車並みに壊れないと言えばきっと嘘になるが、プジョー2台、シトロエン2台を乗り継いだ経験から言えば、最近のフランス車は拍子抜けするほど壊れない。たまたま運が良かっただけという可能性もゼロではないけれど、4台乗り継いで故障ゼロというのは「運」だけでは説明がつかないだろう。<br />
<br />
となると、がぜん持ち前の個性が光ってくるわけだ。実際、車購入の相談を持ちかけられたとき、その人が無難さや図抜けたハイパフォーマンスを求めているのでなければ、「こんなのどう?」と言ってフランス車をオススメするケースが増えた。中でも「次はSUVに乗りたいんだけど…」と言う知人にプッシュしているのがシトロエン C5エアクロスSUVだ。<br />
<br />
肩に力が入っていないのに没個性ではないデザインは、日本にもドイツにもできない芸当。他にも、手頃なサイズ感、使い勝手のいいパッケージング、用途に合わせて選べるパワートレインなど、魅力はたくさんある。けれど、何にも増してC5エアクロスSUVを他に代わるもののない孤高の存在にしているのが図抜けた快適性だ。<br />
<br />
こいつに乗れば「乗り心地がいい」とはこういうものなのか、ということをはっきりと体感できるはず。良路でのゆったり感、荒れた路面でのマイルドさ、高速域でのフラット感……どれもお見事! このレベルの乗り心地を求めるならメルセデス・ベンツ Sクラスを買うしかない。言い換えれば、コストパフォーマンスならぬ、コストコンフォートで世界最高の1台ということだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="シトロエン C5エアクロスSUV" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66576/001.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲シトロエンのロゴであるダブルシェブロンを組み込んだフロントグリルなど、個性的なデザインをもつC5エアクロスSUV</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="シトロエン C5エアクロスSUV" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66576/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲テールライト形状やサイドスカートの飾りなど、各所に角の丸い四角形が使用されている</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="シトロエン C5エアクロスSUV" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66576/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ラゲージ容量は580L。3分割式の後席を一番前までスライドさせれば670Lとなる。</span></div>
<p>知人だけでなく、日本の自動車メーカーのエンジニアにも「C5エアクロスSUVの乗り心地はちょっとスゴいので研究してみる価値ありますよ」とアドバイスをしたが、皆さん「五朗さんの言うとおりでした!」と。数年後にはこいつに近づく乗り心地の日本車が出てくるかもしれないが、現状では間違いなく孤高の存在だ。<br />
<br />
2022年4月の執筆時点における、カーセンサーEDGE.net上の在庫は40台。ガソリンターボで436万円、ディーゼルで456万円の新車時価格に対し、2年落ちかつ走行1万km以下のディーゼルエンジン搭載車で300万円切りの物件も出てきている。半導体不足やコロナの影響で新車の納期が遅れる中、即納の良質車がこの価格で手に入り、なおかつそれが空飛ぶ魔法の絨毯のような素晴らしい乗り心地を提供してくれるのだから、これはもう文句なしに買いだと思うのである。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="シトロエン C5エアクロスSUV" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66576/004.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲デジタルメーターは、かつてのシトロエンを思わせるボビンメーター風のスピード表示が採用されている。水平基調のダッシュボードと高いシートポジションで、視界の良さに優れている</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="シトロエン C5エアクロスSUV" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66576/005.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲シート素材はハーフレザーが標準で、ナッパレザーはオプション。後席の3分割シートはすべて同じサイズで、リクライニング機構と150mmの前後スライド機能が備わっている</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=CI_S040&NINTEI=&CSHOSHO=&ROUTEID=edge" target="_blank">シトロエン C5エアクロスSUVの中古車を探す</a></div>
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シトロエン C5エアクロスSUV × 全国</div>
<div class="author2019">文/岡崎五朗、写真/河野敦樹、尾形和美</div>
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[title] => 【スーパーカーにまつわる不思議を考える】ブームは2回あった!? 日本のスーパーカー市場の不思議さ
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[description] => 半導体不足などで新車のデリバリーが大幅に遅れているメーカーが多い中、イタリアの高級ブランドは軒並み絶好調である。フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティといった高級車、スーパーカービジネスを展開する各社の今、そしてビジネス成功の鍵を探る。
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<div class="taC w600_img"><img alt="ランボルギーニ ウラカン テクニカ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66611/000.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲2022年4月12日に世界初公開されたランボルギーニ ウラカン テクニカ。そのわずか10日後の4月22日には、アジアプレミアとして日本でもお披露目された。このことからも、ランボルギーニが日本市場をどれだけ重要視しているかがうかがえる</span></div>
<p>車好きであれば、スーパーカーブームという言葉や、かつてそんな現象が日本で起きていたことを知っている人は多いだろう。では起きた理由は? そして世界はそれをどう見ている? それを突きつめて考えていくと、日本がいかに変わったマーケットであったのかが、浮き彫りになってくる。<br />
</p>
<h3>世界から見た不思議の国、スーパーカーが売れる日本</h3>
<p>日本がスーパーカー・ワールドにおいて重要な位置にあることは間違いない。例えば、フェラーリ。昨年の日本における販売台数は1237台を記録した。あまりの爆買い模様に、モンテゼーモロ氏(フェラーリ会長)が「急激に販売数量を増やすのはいかがなものか?(欲しがるからって、誰にでも売るワケじゃないぞ!)」という驚きのコメントを公開した。あの中国ですら899台である。<br />
<br />
これだけ景気低迷が深刻化しているにも関わらず立派なものだ。また、ランボルギーニのニューモデルとなるウラカン テクニカもアジア地区のお披露目は日本が最初であった。各スーパーカーメーカーは、日本のマーケットを戦略的にも重視し、大きなプライオリティを置いているのだ。<br />
<br />
日本は小さな島国であるにも関わらず、かなりの販売台数が見込めるマーケットとみなされているが、ただ台数だけで評価されているわけではない。ご存じの人も多いと思うが、現在はSUVブーム真っ只中で、ポルシェをはじめ、ランボルギーニやマセラティなど多くのブランドでは、SUVの販売比率が極端に高くなっている。しかし、日本はそんな中でも、ポルシェで言えば911、ランボルギーニならアヴェンタドールなど、ブランドの顔ともいうべきモデルが良く売れている。<br />
<br />
日本の顧客は、ブランドに対するロイヤリティが高いし、何より車のディテールをよく理解している。メーカーにとっては涙が出るほどうれしいマーケットなのだ。<br />
<br />
こんな現状があるため、日本のスーパーカー市場は海外からはずっと謎とされている。<br />
<br />
筆者も彼らからよく質問を受ける。80年代終わりのバブル経済で、高額なスーパーカーや世界中の希少なクラシックカーが軒並み日本国内に吸い込まれていったが、それらの車はどんな使われ方をしたのか? 買ったのは誰か? それらの車たちは、バブル崩壊とともにまた海外へ戻っていったのだが、なぜ日本にあった車は程度の良いものが多いのか? そしてそんな紆余曲折を経ながらも、日本はなぜ重要なマーケットとして現在も位置付けられているのか? 確かにそれは不思議そのもの。そう思われても致し方ない。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ポルシェ 911ターボ(930型)" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66611/001.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ランボルギーニ カウンタックやフェラーリ BBと並び、スーパーカーブームの中心となった911ターボ(930型)。ポルシェブランドにおいても、日本は911やボクスターなどのスポーツモデルの販売比率が高い、珍しい市場となっている</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66611/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ランボルギーニは2021年に、過去最高の販売台数、売上高、利益率を記録した。販売台数は13%、売り上げは19%、営業利益は20.2%がそれぞれ増加。アジア太平洋も14%増と世界全体でお祭り状態になっている。そりゃ日本でやたらとウラカンを見かけるわけだ……</span></div>
<h3>忘れられがちな事実、ブームを支えたのは子供である</h3>
<p>そもそも1970年代後半まで、日本のスーパーカー市場は極めて小さかった。フェラーリの日本における存在感アップに大きく寄与したコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが、その代理店となったのもそれほど昔のことではなく、1976年のことだ。そして、まさにその頃、日本において不思議なスーパーカーブームがその頂点を迎えようとしていた。<br />
<br />
とにかく、このスーパーカーブームのパワーはすごかった。1975年あたりから1979年頃までの間に週刊少年ジャンプに連載された池沢さとしの漫画『サーキットの狼(集英社)』がきっかけとなり、大ブレークしたことは皆さんもご存じであろう。<br />
<br />
スーパーカー消しゴムやミニカーなどのアイテムが爆発的に売れ、各地でスーパーカーが展示され、走行シーンを眺めたり、助手席に同乗できたりというイベントが大人気であった。商才ある自動車関係者は、これまでまったく日本では売れていなかったスーパーカーを急遽輸入した。そしてアイドルを発掘した芸能プロダクションのように、イベントのために車を時間単位で貸し出しさせて大儲けをしたのだ。<br />
<br />
一方で、その当時はまさに自動車業界にとっては悪夢の時代であった。排気ガス規制や各種安全規制の施行が実施され、極めつけにオイルショックが襲った。モデナのスーパーカー業界は壊滅状態であったのだ。そんな時期に、今まで全く存在感のなかった日本からいきなり注文が入り出したわけで、当地ではこの急な展開にどう対応してよいものか、大いに困惑したと、セールスマネージャーたちは証言している。<br />
<br />
メーカーやブローカーたちは、ここぞとばかりに日本へスーパーカーを売り込んだわけだが、程なくしてこのブームは消滅した。それとともにステージで輝いていたスーパーカーというアイドルたちは見向きもされなくなり、捨て値で販売された。そもそもこれらスーパーカー自体、注目したのは子供たちだった。だから日本でそれを手に入れようとする顧客層は極めて少なかった。街中を走るには乗り心地も悪いし、ステアリングも重い。エンジンはすぐカブるし、そもそもエンジンをかけるのですら一仕事だったりした。当時、多くの顧客が欲しがったのはスーパーカーよりも、どちらかといえばアメ車であったのだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フェラーリ 365GT4/BB" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66611/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲スーパーカーといえばこちら、フェラーリ 365GT4/BB。ランボルギーニ カウンタックLP400との「最高速合戦」は、日本の「子供たち」を熱狂させた。その熱は数十年後に別のカタチで再燃することとなる</span></div>
<h3>バブル期に世界を脅かせた日本マーケット</h3>
<p>しかし、そのスーパーカーという存在は、間違いなく多感な子供時代に彼らの心に刷り込まれていた。ヨーロッパにも北米にもスーパーカーマニアの子供たちはもちろん存在した。ベッドの天井にプレイボーイ誌のピンナップガールたちと一緒に、カウンタックやデイトナのポスターを貼り付けて憧れたのだ。<br />
<br />
しかし、日本のスーパーカーブームのようにカウンタックのホイールベースの長さまで暗記する勉強家は彼らのごく一部であったし、誰もがスーパーカーに関心を持ったわけではなかった。特にヨーロッパではいくら趣味のものであろうと、自分の生活のレベルの中に釣り合うかどうかを考えるのがスマートと当時は考えられていた。その車が経済的に入手できたとしても、その車の格に自分が合うかどうかを冷静に考えるところがあった。ところが、日本のスーパーカーブームによって、スペックからスーパーカーを刷り込まれた元子供たちにとってそんなことは関係ない。<br />
<br />
1980年代後半から90年代初頭にかけては、日本の経済活動を狂わせたバブル景気の時代となった。強い経済力の後押しもあり、20代の青年が、何十回ものローンを使い、収入のすべてを車に投入し、スーパーカーを手に入れようとした者も少なからず存在した。それは、日本におけるもうひとつのスーパーカーブームでもあった。<br />
<br />
バブル景気スーパーカーブームは、実際の購買力を持った「オトナ」のブームであったからその狂乱ぶりもすさまじかった。この第2次スーパーカーブームも、第1次ブームの洗礼を受けた世代という仕込みがあったために起こりえた日本独自のブームだった。つくづく日本は変な国だと思われているはずである。突然、スーパーカーを大挙して買いに来たかと思えば、急に彼らは姿を消し、またしばらくすると、以前にも増して物すごい勢いで再び買い漁ったのだから。さらに、そのDNAは現在にも受け継がれ、多くのスーパーカーが売れている。海外の関係者が理解に苦しむのも、もっともなのである。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フェラーリ F40" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66611/004.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲バブル期に日本を沸かせたのはやっぱりフェラーリ勢。有名人やスポーツ選手がフェラーリを買い求め、プレミア価格に。億を超える個体も珍しくなかった。代表的な存在はテスタロッサ、そして写真のF40などとなる</span></div>
<div class="author2019">文/越湖信一、写真/岡村昌宏、Ferrari NV、Lamborghini SpA、Porsche AG</div>
<!--ライター紹介パーツ開始-->
<div class="taC w600_img mB10">
<div class="konokiji_box">
<div class="konokiji_box_top">
<div class="konokiji_box_left">
<figure class="konokiji_face"><img alt="越湖信一" height="200" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66441/ekko.jpg" width="200" /></figure>
</div>
<div class="konokiji_box_right">
<p class="katagaki">自動車ジャーナリスト</p>
<p class="writername">越湖信一</p>
</div>
</div>
<div class="konokiji_box_text">
<p>新型コロナがまん延する前は、年間の大半をイタリアで過ごしていた自動車ジャーナリスト。モデナ、トリノの多くの自動車関係者と深いつながりを持つ。マセラティ・クラブ・オブ・ジャパンの代表を務め、現在は会長職に。著書に「フェラーリ・ランボルギーニ・マセラティ 伝説を生み出すブランディング」「Maserati Complete Guide Ⅱ」などがある。</p>
</div>
<div class="kijiyomu">
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</div>
</div>
</div>
<!--ライター紹介パーツ終了-->
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
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