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【賢者の選択】モータージャーナリスト岡崎五朗のイチオシは、孤高の乗り心地をリーズナブルに味わえるシトロエン C5エアクロスSUV!
【賢者の選択】モータージャーナリスト岡崎五朗のイチオシは、孤高の乗り心地をリーズナブルに味わえるシトロエン C5エアクロスSUV!
2022/05/04
▲100年以上快適さを追い求めてきたというシトロエンが、2019年に日本へ導入したのがC5エアクロスSUV。独自のプログレッシブ・ハイドローリック・クッションを搭載し、シトロエンならではの上質な乗り心地を実現している
中古車に限らず、お買い得感があり、他車にはない魅力を備えた1台を見つけるのは、なかなか難しい。そこで本企画「賢者の選択」では、自動車のプロが今注目しているモデルを紹介する。
今回は、モータージャーナリストの岡崎五朗氏が注目しているモデルを紹介してもらった。ぜひ、中古車選びの参考にしてほしい。
唯一無二の優れたコンフォート性能
かつてフランス車(とイタリア車)は、ごく一部のマニアのための車だった。多少壊れようがそんなこたぁ関係ない、大事なのは個性なんだよ個性! という人たちが、時に故障自慢しながら愛でるのがフランス車だったのだ。
けれど時代は変わった。トヨタ車並みに壊れないと言えばきっと嘘になるが、プジョー2台、シトロエン2台を乗り継いだ経験から言えば、最近のフランス車は拍子抜けするほど壊れない。たまたま運が良かっただけという可能性もゼロではないけれど、4台乗り継いで故障ゼロというのは「運」だけでは説明がつかないだろう。
となると、がぜん持ち前の個性が光ってくるわけだ。実際、車購入の相談を持ちかけられたとき、その人が無難さや図抜けたハイパフォーマンスを求めているのでなければ、「こんなのどう?」と言ってフランス車をオススメするケースが増えた。中でも「次はSUVに乗りたいんだけど…」と言う知人にプッシュしているのがシトロエン C5エアクロスSUVだ。
肩に力が入っていないのに没個性ではないデザインは、日本にもドイツにもできない芸当。他にも、手頃なサイズ感、使い勝手のいいパッケージング、用途に合わせて選べるパワートレインなど、魅力はたくさんある。けれど、何にも増してC5エアクロスSUVを他に代わるもののない孤高の存在にしているのが図抜けた快適性だ。
こいつに乗れば「乗り心地がいい」とはこういうものなのか、ということをはっきりと体感できるはず。良路でのゆったり感、荒れた路面でのマイルドさ、高速域でのフラット感……どれもお見事! このレベルの乗り心地を求めるならメルセデス・ベンツ Sクラスを買うしかない。言い換えれば、コストパフォーマンスならぬ、コストコンフォートで世界最高の1台ということだ。
▲シトロエンのロゴであるダブルシェブロンを組み込んだフロントグリルなど、個性的なデザインをもつC5エアクロスSUV
▲テールライト形状やサイドスカートの飾りなど、各所に角の丸い四角形が使用されている
▲ラゲージ容量は580L。3分割式の後席を一番前までスライドさせれば670Lとなる。
知人だけでなく、日本の自動車メーカーのエンジニアにも「C5エアクロスSUVの乗り心地はちょっとスゴいので研究してみる価値ありますよ」とアドバイスをしたが、皆さん「五朗さんの言うとおりでした!」と。数年後にはこいつに近づく乗り心地の日本車が出てくるかもしれないが、現状では間違いなく孤高の存在だ。
2022年4月の執筆時点における、カーセンサーEDGE.net上の在庫は40台。ガソリンターボで436万円、ディーゼルで456万円の新車時価格に対し、2年落ちかつ走行1万km以下のディーゼルエンジン搭載車で300万円切りの物件も出てきている。半導体不足やコロナの影響で新車の納期が遅れる中、即納の良質車がこの価格で手に入り、なおかつそれが空飛ぶ魔法の絨毯のような素晴らしい乗り心地を提供してくれるのだから、これはもう文句なしに買いだと思うのである。
▲デジタルメーターは、かつてのシトロエンを思わせるボビンメーター風のスピード表示が採用されている。水平基調のダッシュボードと高いシートポジションで、視界の良さに優れている
▲シート素材はハーフレザーが標準で、ナッパレザーはオプション。後席の3分割シートはすべて同じサイズで、リクライニング機構と150mmの前後スライド機能が備わっている
▼検索条件
シトロエン C5エアクロスSUV × 全国
文/岡崎五朗、写真/河野敦樹、尾形和美
【関連リンク】
【賢者の選択】モータージャーナリスト岡崎五朗のイチオシは、孤高の乗り心地をリーズナブルに味わえるシトロエン C5エアクロスSUV!/旬ネタ
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<p>中古車に限らず、お買い得感があり、他車にはない魅力を備えた1台を見つけるのは、なかなか難しい。そこで本企画「賢者の選択」では、自動車のプロが今注目しているモデルを紹介する。<br />
<br />
今回は、モータージャーナリストの岡崎五朗氏が注目しているモデルを紹介してもらった。ぜひ、中古車選びの参考にしてほしい。<br />
</p>
<h3>唯一無二の優れたコンフォート性能</h3>
<p>かつてフランス車(とイタリア車)は、ごく一部のマニアのための車だった。多少壊れようがそんなこたぁ関係ない、大事なのは個性なんだよ個性! という人たちが、時に故障自慢しながら愛でるのがフランス車だったのだ。<br />
<br />
けれど時代は変わった。トヨタ車並みに壊れないと言えばきっと嘘になるが、プジョー2台、シトロエン2台を乗り継いだ経験から言えば、最近のフランス車は拍子抜けするほど壊れない。たまたま運が良かっただけという可能性もゼロではないけれど、4台乗り継いで故障ゼロというのは「運」だけでは説明がつかないだろう。<br />
<br />
となると、がぜん持ち前の個性が光ってくるわけだ。実際、車購入の相談を持ちかけられたとき、その人が無難さや図抜けたハイパフォーマンスを求めているのでなければ、「こんなのどう?」と言ってフランス車をオススメするケースが増えた。中でも「次はSUVに乗りたいんだけど…」と言う知人にプッシュしているのがシトロエン C5エアクロスSUVだ。<br />
<br />
肩に力が入っていないのに没個性ではないデザインは、日本にもドイツにもできない芸当。他にも、手頃なサイズ感、使い勝手のいいパッケージング、用途に合わせて選べるパワートレインなど、魅力はたくさんある。けれど、何にも増してC5エアクロスSUVを他に代わるもののない孤高の存在にしているのが図抜けた快適性だ。<br />
<br />
こいつに乗れば「乗り心地がいい」とはこういうものなのか、ということをはっきりと体感できるはず。良路でのゆったり感、荒れた路面でのマイルドさ、高速域でのフラット感……どれもお見事! このレベルの乗り心地を求めるならメルセデス・ベンツ Sクラスを買うしかない。言い換えれば、コストパフォーマンスならぬ、コストコンフォートで世界最高の1台ということだ。<br />
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<br />
2022年4月の執筆時点における、カーセンサーEDGE.net上の在庫は40台。ガソリンターボで436万円、ディーゼルで456万円の新車時価格に対し、2年落ちかつ走行1万km以下のディーゼルエンジン搭載車で300万円切りの物件も出てきている。半導体不足やコロナの影響で新車の納期が遅れる中、即納の良質車がこの価格で手に入り、なおかつそれが空飛ぶ魔法の絨毯のような素晴らしい乗り心地を提供してくれるのだから、これはもう文句なしに買いだと思うのである。<br />
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=CI_S040&NINTEI=&CSHOSHO=&ROUTEID=edge" target="_blank">シトロエン C5エアクロスSUVの中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
シトロエン C5エアクロスSUV × 全国</div>
<div class="author2019">文/岡崎五朗、写真/河野敦樹、尾形和美</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
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<br />
今回は、モータージャーナリストの岡崎五朗氏が注目しているモデルを紹介してもらった。ぜひ、中古車選びの参考にしてほしい。<br />
</p>
<h3>唯一無二の優れたコンフォート性能</h3>
<p>かつてフランス車(とイタリア車)は、ごく一部のマニアのための車だった。多少壊れようがそんなこたぁ関係ない、大事なのは個性なんだよ個性! という人たちが、時に故障自慢しながら愛でるのがフランス車だったのだ。<br />
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<br />
となると、がぜん持ち前の個性が光ってくるわけだ。実際、車購入の相談を持ちかけられたとき、その人が無難さや図抜けたハイパフォーマンスを求めているのでなければ、「こんなのどう?」と言ってフランス車をオススメするケースが増えた。中でも「次はSUVに乗りたいんだけど…」と言う知人にプッシュしているのがシトロエン C5エアクロスSUVだ。<br />
<br />
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<br />
こいつに乗れば「乗り心地がいい」とはこういうものなのか、ということをはっきりと体感できるはず。良路でのゆったり感、荒れた路面でのマイルドさ、高速域でのフラット感……どれもお見事! このレベルの乗り心地を求めるならメルセデス・ベンツ Sクラスを買うしかない。言い換えれば、コストパフォーマンスならぬ、コストコンフォートで世界最高の1台ということだ。<br />
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<br />
2022年4月の執筆時点における、カーセンサーEDGE.net上の在庫は40台。ガソリンターボで436万円、ディーゼルで456万円の新車時価格に対し、2年落ちかつ走行1万km以下のディーゼルエンジン搭載車で300万円切りの物件も出てきている。半導体不足やコロナの影響で新車の納期が遅れる中、即納の良質車がこの価格で手に入り、なおかつそれが空飛ぶ魔法の絨毯のような素晴らしい乗り心地を提供してくれるのだから、これはもう文句なしに買いだと思うのである。<br />
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<div class="taC w600_img"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/000.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲アストンマーティンのDBSにDBX、そしてジャガーのXFスポーツブレイクという3台のイギリス車を所有。設計時はレンジローバーもあったが、機動性の良いジムニーシエラに乗り替えた</span></div>
<p>ドイツ車の質実剛健さでも、イタリア車の艶やかさでもなく、イギリス車のエレガントさに魅了された施主。手に入れたのはイギリス車を収めるにふさわしい、眺望の良いガレージハウス。道路から入った側には窓が一つもないが、そこにはイギリス車にふさわしい品格と、刻々と時間とともに移り変わる絶景を楽しめる仕掛けが隠されていた。<br />
</p>
<h3>イギリス車のためのガレージから始まった設計</h3>
<p>イギリス車を4台収められる眺望のいいガレージハウス。これが施主の要望だった。建築家の藤原誠司さんが土地探しから携わり、見つけたのが、山の斜面にある造成地。高級住宅地として知られている一角で、南側は神戸の街並みと海を見下ろし、東側に目を向ければ美しい渓谷や山々を望む。眺望は申し分ない。<br />
<br />一方で、車のスムーズな出入りに欠かせない道路と水平な部分は、北側の幅約5mしかなかった。ここからガレージに愛車を収め、南や東側の絶景を眺めながら寛ぐ施主をイメージすることから藤原さんの仕事は始まった。藤原さんは、北側のガレージと玄関へのアプローチに自然石を敷き詰めた。周囲の山にある木々からは、秋になれば落ち葉が舞い降りる。コンクリートやタイルでは一枚たりとも残さず掃除をしたくなる。<br />
<br />しかし「石畳なら多少の落ち葉はむしろ絵になります」と藤原さん。またガレージは大開口の3台分と、1台分のガレージに分けた。1台分の方は、釣りの好きな施主が、釣り道具などを収めた趣味部屋に直行できるようにするためだ。一方で、アプローチと玄関のある北側には窓を一つも設けなかった。<br />
<br />理由は2つ。北側には山の上に家々があるため、下手に窓を備えると上の家々から室内が丸見えになってしまうこと。そして3台分のガレージに備えられたシャッターが“大きすぎる”こと。「イギリス車の収まるガレージハウスには、それにふさわしい気品や落ち着いた雰囲気を備えたかったのですが、このシャッターの大きさはインパクトが強すぎます」。藤原さんは、そのインパクトを抑えるためにシャッターを建物と一体化させることを考えた。そのためには窓のような開口部がない方が、シャッターと壁の一体感を出しやすいという。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/001.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲ガレージ側の塗り壁や写真正面の天然木の板張りなど、建物の素材や色はイギリス車と周囲の自然に溶け込むものが厳選された</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/002.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲アプローチには9センチ角の天然石が敷き詰められた。タイルと違い単調にならず、天然石による色ムラがヨーロッパの街をイメージさせる</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/003.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲ガレージの床材はカラクリートと呼ばれる素材。色落ちやヒビ割れがしにくいという特徴がある。ここには黒のカラクリートが選ばれた</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/004.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲玄関ホールからは愛車を眺めるだけでなく、出入りもできる。階段の奥にある窓の景色とともに、この空間を開放的にもしてくれる
</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/005.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲ジムニーシエラが収まるガレージの奥は、釣りが好きな施主の趣味部屋に。釣り道具などが揃えられていてすぐに出かけられる</span></div>
<p>先述のとおり、眺望に長けた土地だ。無理に北向きに窓を設けなくても、家の至るところで周囲の景色を切り取って楽しめる。絶景を楽しむ特等席である2階LDKは言うに及ばず、ガレージのシャッターを上げるだけでも、奥には額縁のように窓があり、一枚の絵のように山の緑が収められている。<br />
<br />玄関を開ければ、左手にガレージ側を見渡せる大きなガラス戸、正面に緑と空が広がる窓がある。ほとんどの空間に、周囲の景色が絵のように壁を飾っている。そのために窓、つまり“借景の額縁”の大きさや位置、飾る高さは、余計な景色が目に入らないよう計算されている。雨で窓が汚れて絶景が損なわれてしまわないように、軒を一般的な家屋よりも張り出すような工夫も。<br />
<br />夜景が有名な神戸の街を見渡せるLDKは、照明が窓ガラスに映り込んで夜景の邪魔をしないよう、グレアレス照明が用いられた。こうして出来上がった、イギリス車がよく似合う、優雅で眺望のいいガレージハウス。施主は2階LDKのソファで、夜景を眺めているうちによく寝落ちしてしまうことがあるというが、それはこの家の快適さの証しなのだろう。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/006.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲LDKの天井高は開放感だけではなく音響も計算されている。ソファをはじめとした家具は、夜景を見る際に窓に映り込まない色合いのものが選ばれた</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/007.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲キッチンルームに使われる色も窓に映り込まないものに。キッチンに立っても見えるのは美しい景色になるよう壁の高さや柱の位置を計算している</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/008.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲周囲から美しい景色だけを「切り取る」ことを意識したという窓の大きさや位置。2階へと続く廊下にも、額縁のような窓が2つ備えられた</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/009.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲天気の良い日は、寛ぎながら山を抜ける風も楽しめる2階のテラス。神戸の夜景を眺めながら味わうお酒は、美味しくないわけがない</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66572/010.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲窓のない廊下には天窓を設けるなど、家の中に暗い場所はない。かといって明るすぎず、上品で落ち着いた照明設計がなされている</span></div>
<p>■主要用途:専用住宅<br />
■所在地:兵庫県神戸市<br />
■構造:木造・金物工法<br />
■敷地面積:421.2m²(約127.4坪)<br />
■建築面積:121.5m²(約36.6坪)<br />
■延床面積:220.4m²(約66.5坪)<br />
■設計:藤原誠司(フジハラアーキテクツ)<br />
■TEL:078-599-6105<br />
■プロデュース:ザウス<br />
■TEL:0120-054-354(関東) / 0120-360-354(関西)<br />
<br />
※カーセンサーEDGE 2022年6月号(2022年4月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています<br />
</p>
<div class="author2019">文/籠島康弘</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.fuji-architects.net/" target="_blank">フジハラアーキテクツ(外部リンクへ遷移します)</a></li>
<li><a href="https://www.zaus-co.com/" target="_blank">ザウス(外部リンクへ遷移します)</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_2814/" target="_blank">【EDGE HOUSE】他のガレージハウスを見てみる</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
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<div class="taC w600_img"><img alt="BMW M3(E46型)" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/000.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲シルキーシックスという呼び名でも知られるBMWの直列6気筒エンジン。3シリーズや5シリーズ、もっと小さい1シリーズなどの一般的な市販グレードはもちろん、多くのMモデルにも搭載されてきた。写真はE46型のM3が搭載していたM54型ユニット</span></div>
<h3>元航空機エンジンメーカーの伝統が色濃く残る直6</h3>
<p>どんなに良いエンジンであっても、環境やレギュレーションの変更がある以上、そのままの状態で生産し続けることはできない。<br />
<br />
エンジンフードとエンジンのクリアランス確保のためにV型構造にボンネットを低くしたり、クラッシャブルゾーンを稼ぐためにエンジンを短くしなければいけないこともある。エンジン単体を短くすることが目的でV型に変更することだってある。<br />
<br />
自動車メーカーは、時と場合によっては内燃機関の歴史や哲学を覆してでも、随時レギュレーションに対応しているのだ。 しかし、それらの理由で長年培われたブランドのアイデンティティであるフロントマスクやボディのデザインに変化が生じてしまうこともある。ただひとつの自動車メーカーを除いては……。バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケことBMWである。<br />
<br />
ここまで内燃機関に対する自分たちの哲学を貫き通している会社はない。「ポルシェは?」と思う方もいるだろうが、あちらは特別なスポーツモデルに特化したブランドだ。BMWのような、普通乗用車用として直列6気筒を作り続けているメーカーとはちょっと異なる。<br />
<br />
そして、BMWの象徴ともいえるのが、その直列6気筒エンジンである。直列6気筒というのは、複雑な機構を伴わずして最高のパフォーマンスを発揮できる構造となっている。この最高のパフォーマンスとは、スムーズで振動を打ち消す高いパッケージングの基本が備わっているということだ。そして、振動は車両の様々な部分にも少なからず負荷を与えてしまう。また、ドライバーや乗員の身体にも振動が絶えず伝わっていては快適ではない。振動によって苦しむのは、機械も人も同様なのである。高級モデルが6気筒以上の多気筒化をしている理由のひとつが、まさにこの振動問題なのである。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/001.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲BMWは、元々航空機のエンジンを作っていた会社。その後に二輪、四輪車を生産していったというエピソードはあまりにも有名。シンプルで壊れない、信頼性の高い高性能エンジンを作る伝統はこの頃から育まれている</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW 328ロードスター" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲BMW初の直列6気筒であるM328を積んでいたのが、数々のレースで好成績を収めた328ロードスター。1936年から1940年まで生産された、BMW史に残る名ロードスターモデルである</span></div>
<p>ではなぜBMWは、この直列6気筒エンジンを作るのが上手いのだろうか。<br />
<br />
BMWは理論的に素性の良い部分を磨き、技術の信頼性を向上させてきた歴史がある。それは故障が許されない航空機用の直列6気筒を作ってきた頃から変わらない。BMW=6気筒のイメージが強いゆえんのひとつであろう。<br />
<br />
そして、BMWは1916年から現在まで直列6気筒を作り続けている。つまり、100年以上前から内燃機関と向き合い、世界のレギュレーション、環境の変化に対応しながら直列6気筒の進化に磨きをかけてきたということだ。<br />
<br />
直列6気筒エンジンには弱手もある。まずエンジン全長が長く、しかもシリンダーが垂直なためにエンジンフードを低くすることが難しい。これが理由でエンジン方式を方向転換する自動車メーカーもあったのだ。ところが、安易に直列式を捨てずに基礎を変えないのがBMWだ。エンジンフードのデザインを工夫し、エンジンの位置を後ろに持っていくプラットフォームの採用により、運動性能とスタイリングに寄与させたのだ。こうした独自の設計理念によってBMWらしいスタイリングが完成したといえるのである。<br />
<br />
自動車用として高性能直列6気筒を作ったのが1936年。そのユニットをM328という。このエンジンは航空機技術を導入し、シリンダーヘッドとブロックはともにオールアルミで作られていた。<br />
<br />
BMWがエンジン屋として高く評価され続ける理由は、かつての名エンジンを源流とし、それを現代まで強い意志で継承し続けている点にあるのだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW 635CSi" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲シルキーシックスという言葉や「BMW=直列6気筒」のイメージを世界に広めたのが、1976年に発売された6シリーズの上位グレードである635CSi。搭載された3.5Lエンジンはビッグシックスまたはビッグシルキーと呼ばれ、今も高い評価を得ている</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bBM/s020/index.html?ROUTEID=edge&SORT=4" target="_blank">BMW 6シリーズの中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
BMW 6シリーズ × 古い順 × 全国</div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW 3シリーズ(E90型)" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/004.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲現在もカーセンサーEDGE.netで多数の直列6気筒搭載モデルを検索できるが、2000年代のモデルなら比較的リーズナブルに手に入れることも可能。写真は最後の自然吸気直列6気筒を搭載していたE90型3シリーズで、車両本体価格50万円台から探すことができる</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&ROUTEID=edge&CARC=BM_S011&FMCC=BM_S011_F003" target="_blank">BMW 3シリーズ(E90型)の中古車を探す</a></div>
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="現行BMW M4クーペ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66580/005.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲最新のM3やM4に搭載される直列6気筒はターボ化され、最高出力は510psにまで高められている。世界が効率化を求める中、愚直に直列6気筒に磨きをかけ続ける。それが、BMWというブランドのアイデンティティなのである</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&ROUTEID=edge&CARC=BM_S047&FMCC=BM_S047_F002" target="_blank">現行BMW M4クーペの中古車を探す</a></div>
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現行BMW M4クーペ × 全国</div>
<div class="author2019">文/松本英雄、写真/デレック槇島、BMW AG</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
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