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【スーパーカーにまつわる不思議を考える】 1970年代で最高速300k/h? スーパーカーは本当に速いのか!?
【スーパーカーにまつわる不思議を考える】 1970年代で最高速300k/h? スーパーカーは本当に速いのか!?
2021/12/19
▲明確な定義がないのに、スーパーカーというと必ずその名が挙がる自動車好きの永遠のアイドル、カウンタック。未来的なシルエット、シザーズドア、V12エンジン、そして300km/hを出せる性能……多くの自動車ファンに夢を与えた傑作車である
スーパーカーは多くの車好きにとって高根の花であり、縁遠い存在である。気にはなるが、のぞくことができない特別な世界だからこそ、気になる話、エピソードが詰まっている。そのひとつひとつを検証し、この不思議な世界観を堪能して欲しい。
今の時代では考えられない偽りのスペック
1977年ごろ、一世を風靡したスーパーカーブームの破壊力はすさまじかった。日本全国の子供たちが皆、マニアックな車のスペックを丸暗記し、ショールームにある車たちを追いかけた。
ブームの中でも圧倒的な人気を誇ったのは、ランボルギーニ カウンタックだった。地をはうような低いワンモーションのシルエットに、翼のように開くシザーズドア。従来の自動車という概念を変えたようなスタイルは子供たちだけでなく、世界中の自動車愛好家を夢中にさせた。それだけではない。何と最高時速300km/hというスペックが誇らしげにカタログに記されていた。そう、車には限りない夢があり、不可能をも可能にしてくれるような魅力に溢れていた時代だった。だから皆は素直にその「性能」「速さ」に驚いた。
しかし、子供たちはともかく、その少し前に突然世界中を襲ったオイルショックは、そんな夢のような気分を現実に引き戻していた。ランボルギーニは、厳しい経営状況の中でカウンタックを市販モデルに仕上げるべくチーフエンジニアのパオロ・スタンツァーニが奮闘。しかし、パワーを上げれば美術工芸品のようなスリムなボディには熱がこもりあっという間にエンジンは壊れるし、スピードを上げれば車体は浮き上がりまさに空を飛ぶ勢いだった。何せボディに毛糸をテープで大量に貼り付けて、その流れ具合で空力特性を判断したという牧歌的な時代であったのだ。
そんな中でプレスリリースに記された最高速度300km/hはまさに“目標値”であり、夢の数字であったのだ。「こういう車を欲しがる顧客は300km/hを出したいと思うかね? 顧客は自分のモチベーションを高めるために、こんな夢のような車を手にしたいと思うんだ。これこそ私があのミウラから学んだことなんだ」。元祖スーパーカーともいえるランボルギーニ ミウラの生みの親であるスタンツァーニのコトバには説得力があった。
▲ミウラにも積まれていた3929ccのV12エンジンを搭載し、1974年にデビューしたLP400。生産台数はわずか152台とされ、後にLP400S、LP500S、25thアニバーサリーと進化していった
▲330psの4L V12エンジンを積んだLP400の車重は約1.6t。今考えれば300km/hは厳しいとわかるが、当時は「これぐらいは出る」というアバウトな表記が許されていた時代ゆえに……。ちなみに、同年代のライバルであるフェラーリ365GT4/BBは、最高速度302km/hとアナウンスされていた
スーパーカーからリアルなハイパフォーマンスカーへ
冷静に考えれば、最高速度や性能にこだわるのなら、奇抜で美しいスタイルとの同居は難しいことに気づく。レーシングカーを見てほしい。派手なウイングや太いタイヤを収めるためのオーバーフェンダー、ボディにはエンジンやブレーキ放熱のための穴だらけ……。カウンタックLP500(初代プロトタイプ)とは縁遠い世界であることがわかる。スーパーカーというのは、速くて性能の良い車のようなイメージを顧客に抱かせるだけで十分であり、実はスペックの再現性など関係なかったのだ。
しかし、そんなスーパーカー独自の価値観は、ハイパフォーマンスカーという名称でくくられる今、大きく変わっている。スーパーカーのような牧歌的な言い訳は許されなくなったのだ。スペックは厳密な(実は必ずしもすべてがそうではないが)裏付けが必要となり、エンジンを保護するために無骨なダクトも備えなくてはならなくなったし、CO2排出量や安全性への担保までが要求されるようになってきた。さあ、これは困ったことだ。
今年は、前述のカウンタックLP500コンセプトモデルが誕生して50周年。記念すべき瞬間だ。今や最高時速300km/hを出すことはさほど難しいことではなくなったが、スタンツァーニが指摘したスーパーカーに対するブランディング戦略とマーケティング・セオリーは全く変わっていない。誰も手にすることのできないユニークな車を自分だけが手にしたい。そんな飽くなき欲求がそこにある。
50年前に作られたカウンタックLP500はクラッシュテストのための犠牲となった幻の個体であったが、カウンタックを愛すマニアの情熱により、ランボルギーニのクラシック部門の手で復刻された。その個体が元気よく走る姿を、イタリアで開催されたコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステで目にすることができたが、それは50年の月日を経てもいまだ未来の車そのものであった。
そこに居合わせた皆を50年前にタイムスリップさせるほどの神通力。これがあるから「目標値300km/hオーバーのスーパーカー」という不思議が生まれたのである。
▲1970年代にこんなシルエットのV12エンジンを積んだ車が「300km/h出る」と言ったら……信じる人、夢見る人がいてもたしかにおかしくないはず。ちなみに1970年代前半、日本車の代表格は初代セリカや初代スプリンタートレノ。世界が度肝を抜かれたのも容易に想像ができる
▲カウンタック生誕50周年のタイミングで発表された、新生カウンタックLPI800-4。6.5L V12エンジンにモーターを加えたハイブリッドモデルで、最高速度はなんと355.7km/h。もちろんこちらは正確な数値だ
文/越湖信一、写真/ランボルギーニ
【関連リンク】
【スーパーカーにまつわる不思議を考える】 1970年代で最高速300k/h? スーパーカーは本当に速いのか!?/旬ネタ
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<h3>今の時代では考えられない偽りのスペック</h3>
<p>1977年ごろ、一世を風靡したスーパーカーブームの破壊力はすさまじかった。日本全国の子供たちが皆、マニアックな車のスペックを丸暗記し、ショールームにある車たちを追いかけた。<br />
<br />ブームの中でも圧倒的な人気を誇ったのは、ランボルギーニ カウンタックだった。地をはうような低いワンモーションのシルエットに、翼のように開くシザーズドア。従来の自動車という概念を変えたようなスタイルは子供たちだけでなく、世界中の自動車愛好家を夢中にさせた。それだけではない。何と最高時速300km/hというスペックが誇らしげにカタログに記されていた。そう、車には限りない夢があり、不可能をも可能にしてくれるような魅力に溢れていた時代だった。だから皆は素直にその「性能」「速さ」に驚いた。<br />
<br />しかし、子供たちはともかく、その少し前に突然世界中を襲ったオイルショックは、そんな夢のような気分を現実に引き戻していた。ランボルギーニは、厳しい経営状況の中でカウンタックを市販モデルに仕上げるべくチーフエンジニアのパオロ・スタンツァーニが奮闘。しかし、パワーを上げれば美術工芸品のようなスリムなボディには熱がこもりあっという間にエンジンは壊れるし、スピードを上げれば車体は浮き上がりまさに空を飛ぶ勢いだった。何せボディに毛糸をテープで大量に貼り付けて、その流れ具合で空力特性を判断したという牧歌的な時代であったのだ。<br />
<br />そんな中でプレスリリースに記された最高速度300km/hはまさに“目標値”であり、夢の数字であったのだ。「こういう車を欲しがる顧客は300km/hを出したいと思うかね? 顧客は自分のモチベーションを高めるために、こんな夢のような車を手にしたいと思うんだ。これこそ私があのミウラから学んだことなんだ」。元祖スーパーカーともいえるランボルギーニ ミウラの生みの親であるスタンツァーニのコトバには説得力があった。<br />
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<h3>スーパーカーからリアルなハイパフォーマンスカーへ</h3>
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<br />しかし、そんなスーパーカー独自の価値観は、ハイパフォーマンスカーという名称でくくられる今、大きく変わっている。スーパーカーのような牧歌的な言い訳は許されなくなったのだ。スペックは厳密な(実は必ずしもすべてがそうではないが)裏付けが必要となり、エンジンを保護するために無骨なダクトも備えなくてはならなくなったし、CO2排出量や安全性への担保までが要求されるようになってきた。さあ、これは困ったことだ。<br />
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<br />50年前に作られたカウンタックLP500はクラッシュテストのための犠牲となった幻の個体であったが、カウンタックを愛すマニアの情熱により、ランボルギーニのクラシック部門の手で復刻された。その個体が元気よく走る姿を、イタリアで開催されたコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステで目にすることができたが、それは50年の月日を経てもいまだ未来の車そのものであった。<br />
<br />そこに居合わせた皆を50年前にタイムスリップさせるほどの神通力。これがあるから「目標値300km/hオーバーのスーパーカー」という不思議が生まれたのである。<br />
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<div class="author2019">文/越湖信一、写真/ランボルギーニ</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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<h3>今の時代では考えられない偽りのスペック</h3>
<p>1977年ごろ、一世を風靡したスーパーカーブームの破壊力はすさまじかった。日本全国の子供たちが皆、マニアックな車のスペックを丸暗記し、ショールームにある車たちを追いかけた。<br />
<br />ブームの中でも圧倒的な人気を誇ったのは、ランボルギーニ カウンタックだった。地をはうような低いワンモーションのシルエットに、翼のように開くシザーズドア。従来の自動車という概念を変えたようなスタイルは子供たちだけでなく、世界中の自動車愛好家を夢中にさせた。それだけではない。何と最高時速300km/hというスペックが誇らしげにカタログに記されていた。そう、車には限りない夢があり、不可能をも可能にしてくれるような魅力に溢れていた時代だった。だから皆は素直にその「性能」「速さ」に驚いた。<br />
<br />しかし、子供たちはともかく、その少し前に突然世界中を襲ったオイルショックは、そんな夢のような気分を現実に引き戻していた。ランボルギーニは、厳しい経営状況の中でカウンタックを市販モデルに仕上げるべくチーフエンジニアのパオロ・スタンツァーニが奮闘。しかし、パワーを上げれば美術工芸品のようなスリムなボディには熱がこもりあっという間にエンジンは壊れるし、スピードを上げれば車体は浮き上がりまさに空を飛ぶ勢いだった。何せボディに毛糸をテープで大量に貼り付けて、その流れ具合で空力特性を判断したという牧歌的な時代であったのだ。<br />
<br />そんな中でプレスリリースに記された最高速度300km/hはまさに“目標値”であり、夢の数字であったのだ。「こういう車を欲しがる顧客は300km/hを出したいと思うかね? 顧客は自分のモチベーションを高めるために、こんな夢のような車を手にしたいと思うんだ。これこそ私があのミウラから学んだことなんだ」。元祖スーパーカーともいえるランボルギーニ ミウラの生みの親であるスタンツァーニのコトバには説得力があった。<br />
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<p>冷静に考えれば、最高速度や性能にこだわるのなら、奇抜で美しいスタイルとの同居は難しいことに気づく。レーシングカーを見てほしい。派手なウイングや太いタイヤを収めるためのオーバーフェンダー、ボディにはエンジンやブレーキ放熱のための穴だらけ……。カウンタックLP500(初代プロトタイプ)とは縁遠い世界であることがわかる。スーパーカーというのは、速くて性能の良い車のようなイメージを顧客に抱かせるだけで十分であり、実はスペックの再現性など関係なかったのだ。<br />
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<br />50年前に作られたカウンタックLP500はクラッシュテストのための犠牲となった幻の個体であったが、カウンタックを愛すマニアの情熱により、ランボルギーニのクラシック部門の手で復刻された。その個体が元気よく走る姿を、イタリアで開催されたコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステで目にすることができたが、それは50年の月日を経てもいまだ未来の車そのものであった。<br />
<br />そこに居合わせた皆を50年前にタイムスリップさせるほどの神通力。これがあるから「目標値300km/hオーバーのスーパーカー」という不思議が生まれたのである。<br />
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[title] => 大好きな車とお酒を飾るためのラウンジ&ガレージ【EDGE HOUSE】
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[description] => ガレージハウスを建てることは、多くの人にとって一生に一度あるかどうか。だからこそ建築家に自分の要望をできるだけ細かく伝えようとするものだ。今回登場いただく施主は自ら大手ハウスメーカーを指揮するという方法を選んだ。その狙いは? 一人の車好きの理想がすべて詰まっているガレージハウスとは、果たして?
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<div class="taC w600_img"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66311/000.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲ショールームのように愛車を置けるスペースの隣に、ラウンジがある。車とお酒を愛する施主こだわりのスペース。棚は、所蔵するお酒の数に合わせてサイズを決めたそうだ</span></div>
<p>ガレージハウスを建てることは、多くの人にとって一生に一度あるかどうか。だからこそ建築家に自分の要望をできるだけ細かく伝えようとするものだ。今回登場いただく施主は自ら大手ハウスメーカーを指揮するという方法を選んだ。その狙いは? 一人の車好きの理想がすべて詰まっているガレージハウスとは、果たして?<br />
</p>
<h3>壁や天井の素材にこだわり、理想とする空間を実現</h3>
<p>愛車を眺めながらグラスを傾ける。車とお酒が好きな人なら、そんな至福の時間を過ごせるガレージハウスを建築家に所望することだろう。しかし、今回取り上げたガレージハウスの施主であるKさんは、あえて一般的な大手ハウスメーカーに依頼した。<br />
<br />「建築家やガレージ専門業者にお願いしても、実際に施工するのは面識がない施工会社。だったら大手ハウスメーカーに依頼することで、例えば耐震性や断熱性、耐久性など住宅としての品質を担保した方がいいと考えたんです。保証期間も大手の方が長いですからね」<br />
<br />そこに「ガレージに詳しくない相手だから仕方がない」といった妥協はなかった。空間のイメージから使用する建材など、細部に至るまでしっかりイメージが出来上がっていたからだ。「頭の中にはっきりとカタチがあったので、あとは線を描いてもらったり、構造計算してもらうだけでした」<br />
<br />それまでマンション住まいだったKさんにとっては、初めての家作り。車好きが高じて、車関係の仕事に就き、以前は人を雇って会社を経営していた。最近になって「自分の目の届く範囲だけで仕事がしたくなりました」と、前の会社を人に譲り、家族3人だけで新たな会社を運営している。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66311/001.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲車が大好きなため、インナーガレージ以外にも3台分の駐車場がある。現在はジャガー Fペイスと、アストンマーティン DB11を所有</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66311/002.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲「ここに置きたい」と購入したのがマクラーレン 720S。光の加減で色が変化するボディカラーがお気に入り。「白や黒は好きじゃないんです」
</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66311/003.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲20歳になった息子さんもこのラウンジ兼ガレージがお気に入り。Kさん愛蔵のお酒だけでなく、息子さんとその友人のお酒も置かれている</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66311/004.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲激走後の赤色に焼けたエンジン......ではなく、 それを模した照明が備わる。そんな粋な演出が あるのもこの車を気に入ったポイントだ</span></div>
<p>以前から家作りに興味をお持ちだったのかと尋ねると「車とお酒は好きですが、家はそれほど……」と。それでも施工会社からラウンジとガレージの天井にクロスを提案されると「レッドシダーの方がキレイだよ」とか、ラウンジ部分には「調湿効果のあるこの壁材を使った方がいい」等々、建材や構造に関してクロウト並みに詳しい。<br />
<br />さらにダークグレーで壁を統一したかったKさんは、どうしても扉の上にある金属パーツのシルバーが出てしまうとわかると、そこを車のラッピング業者に黒でラッピング加工してもらうなど、時には一枚上手のアイデアを持ち出すこともあったという。<br />
<br />そんなKさんのこだわりは、玄関ホールの壁材からトイレの内装まで建物全体に及ぶ。中でもこだわったのが家の正面、ファサードだ。「縦格子のファサードにしようと思ったのですが、格子の幅を何cmにすればいいのか悩みました」。そこで調べていくうちに、東京の表参道にある、有名ブランドのフラッグショップの縦格子が一番キレイだと感じたという。「だからその店を訪れて、実際に測らせてもらいました(笑)」と、自分で納得いくまでやらないと気が済まない。洗車が好きなのもそのせいだろう。<br />
<br />仕事で洗車が必要になると人に任せず、自分の手を動かす。ボディの仕上げはこのクロス、ホイールの裏を洗うのはこのブラシなど、専用のオリジナル洗車道具を揃えている。大好きな車のことだから他人に任せたくない。そんなKさんの理想や思いがこのガレージハウスになった。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66311/005.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲黒いエアコンを探しただけでなく、コードや配管も黒に塗装。一方、窓やガレージ入り口のブラインドは天井に合わせてウッドタイプを選んだ
</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66311/006.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲1日の終わりに愛車を眺めたり、テレビを観賞しながら一杯。車好きの友人は「お酒を飲むと帰れなくなるから」と昼間に訪れるそうだ
</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66311/007.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲縦格子の1本1本は外側が太くて内側が細い台形状。外から中が見えにくく、家の中からは外を眺めやすくなる、Kさんこだわりの形状</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66311/008.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲家族で寛ぐときは2階のリビングダイニング。モダンなインテリアながら、3匹の愛猫ものんびり過ごせるソファ表皮や床材が選ばれている</span></div>
<p>■所在地:千葉県船橋市<br />
■主要用途:専用住宅<br />
■構造:木造<br />
■敷地面積:262.29㎡<br />
■建築面積:105.15㎡<br />
■延床面積:216.89㎡<br />
<br />
※カーセンサーEDGE 2022年2月号(2021年12月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています<br />
</p>
<div class="author2019">文/籠島康弘、写真/尾形和美</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_2814/" target="_blank">【EDGE HOUSE】他のガレージハウスを見てみる</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
</ul>
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[title] => 旅する果物屋フタバフルーツを支える、人生の相棒トヨタ ハイエース
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[description] => フタバフルーツの3代目オーナー、成瀬大輔さんは、旅する果物屋さんだ。遠くは日本各地の生産者の畑に行き、フェスにも出店する。近くは市場に通い、配達もするし、ケータリングにも出かけていく。移動のほとんどを担うのが、愛車のトヨタ ハイエース(現行型)だ。
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<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/001.jpg" width="600" /></div>
<p><spam class="text-bold-backorange">【連載:どんなクルマと、どんな時間を。】</spam><br />
車の数だけ存在する「車を囲むオーナーのドラマ」を紹介するインタビュー連載。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?</p>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/contents/tag/tag_2870/?fed=contnikkancs_20170608_ic20170608001ie" target="_blank">過去の記事はこちら</a></li>
</ul>
<h3>車というより、人生の相棒</h3>
<p>
フタバフルーツの3代目オーナー、成瀬大輔さんは、旅する果物屋さんだ。
<br /><br />
遠くは日本各地の生産者の畑に行き、フェスにも出店する。近くは市場に通い、配達もするし、ケータリングにも出かけていく。
<br /><br />
移動のほとんどを担うのが、愛車のトヨタ ハイエース(現行型)だ。
</p>
<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲東京都中野区にあるフタバフルーツ</span></div>
<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲このお店を起点に、成瀬さんはハイエースを走らせ全国津々浦々を巡る</span></div>
<p>
実はこのハイエースは成瀬さんにとって2台目で、先代のハイエースには8年ほど乗っていた。
<br /><br />
さらに、その前はセレナに乗っていたが、もっとシンプルで広く、しっかり荷物を運べるものにするべくハイエースにしてみたら、あまりの使いやすさにこれ以外の選択肢はなくなったという。
<br /><br />
ハイエースの荷室にはパタパタと分割して収納もできる荷台兼ベッドマットを設えて、荷室空間を上下に分割することで、荷物を効率よく積み込めるようにしている。
<br /><br />
おもしろいのは、行き先に海があればサーフボードが、雪山があればスノーボードが、果物と一緒に積まれているということだ。
<br /><br />
</p>
<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/004.jpg" width="600" /></div>
<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/005.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲撮影時、荷室上段には色とりどりのフルーツが入った段ボールが、下段にはサーフボードが積まれていた</span></div>
<p>
「そういった“遊び”が、農家さんとの距離を縮めてくれるんです。丸1日、その土地の自然で一緒に遊んでお互いオープンマインドになったら、腹を割って話してくれますよ」
<br /><br />
荷台はベッドとしても活躍する。旅先での宿泊場所となり、市場やケータリング先での待ち時間には成瀬さんの体を休め、次への仕事のスイッチを入れる場所になる。
<br /><br />
「まさに人生の相棒です。1人だったらここが一番落ち着きます。いっそのこと、ハイエースに表札立てたいくらい」と、人懐こく笑う。
<br /><br />
</p>
<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/006.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲寝転んでモニターを見ながらリラックスすることも少なくない</span></div>
<p>
成瀬さんが店を継いでから、フタバフルーツの業務内容はずいぶんと広がってきた。
<br /><br />
果物をそのまま販売するだけではなく、カットフルーツやスムージー、フルーツサンドなどにして果物のおいしい食べ方を提案している。
<br /><br />
</p>
<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/007.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲バラエティ豊かなフルーツサンドはどれもデリシャス!</span></div>
<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/008.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲新鮮な果物のスムージーは贅沢そのもの</span></div>
<p>
それらの配達や、展示会やパーティー会場などに出張して提供するケータリングサービスも好評だ。
<br /><br />
また、カフェとコラボしてフルーツパーラーを展開し、スノーボードブランドとダブルネームの板も作った。
<br /><br />
最近では、旬の時期が限られた果物だからこそ、年間通じて忘れないでもらいたいからと、生産者と一緒にオリジナルのフルーツビールを作ったという。
<br /><br />
</p>
<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/009.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲実際に制作したスノーボード板。よく「滑る」ようにと、バナナの皮がデザインされている</span></div>
<p>
そんな新しい果物屋さんのスタイルは、16歳から始めたサーフィンを通じて親しくなった海の仲間たちのアドバイスや支えがあったからこそと、成瀬さんは感謝する。
<br /><br />
「人が大好きだから、いろんな人と一緒に、果物の可能性を広げていきたい。フルーツを通して何を生み出せるのかっていうのが、僕のロマンなんです」
<br /><br />
人とつながるために、成瀬さんはぐいぐいと波を捕まえて進んでいく。人生という大海原の相棒に選ばれたハイエースが、今日も走る。
<br /><br />
</p>
<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/010.jpg" width="600" /></div>
<div class="taC w600_img"><img alt="トヨタ ハイエース" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/011.jpg" width="600" /></div>
<div class="author2019">文/竹井あきら、写真/柳田由人</div>
<br />
<!--ライター紹介パーツ開始-->
<div class="taC w600_img mB10">
<div class="konokiji_box">
<div class="konokiji_box_top">
<div class="konokiji_box_left">
<figure class="konokiji_face"><img alt="トヨタ ハイエース" height="200" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66300/012.jpg" width="200" /></figure>
</div>
<div class="konokiji_box_right">
<p class="katagaki">成瀬大輔さんのマイカーレビュー</p>
<p class="writername">トヨタ ハイエース(現行型)</p>
</div>
</div>
<div class="konokiji_box_text">
<p>
●購入金額/約450万円<br />
●走行距離/約2万km<br />
●マイカーの好きなところ/ムダのないシルエット<br />
●マイカーの愛すべきダメなところ/4ナンバー車はガソリンエンジンに2WDしかないところ。ガソリンエンジンの4WDも作ってほしい!<br />
●マイカーはどんな人にオススメしたい?/自然と遊ぶのが好きな人に</p>
</div>
<div class="kijiyomu">
<p><a class="iconLink arrowRight" href="https://www.carsensor.net/usedcar/bTO/s110/f002/index.html?fed=contnikkancs_20211214_sc20211214001ys">中古車を見てみる</a></p>
</div>
</div>
</div>
<!--ライター紹介パーツ終了--><!--ライター紹介パーツ開始-->
<div class="taC w600_img mB10">
<div class="konokiji_box">
<div class="konokiji_box_top">
<div class="konokiji_box_left">
<figure class="konokiji_face"><img alt="竹井あきら" height="200" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_64818/takei_pro2.jpg" width="200" /></figure>
</div>
<div class="konokiji_box_right">
<p class="katagaki">自動車ライター</p>
<p class="writername">竹井あきら</p>
</div>
</div>
<div class="konokiji_box_text">
<p>自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してから次期愛車を物色しつつ、近年は1馬力(乗馬)に夢中。</p>
</div>
<div class="kijiyomu">
<p><a class="iconLink arrowRight" href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_3109/">この人の記事を読む</a></p>
</div>
</div>
</div>
<!--ライター紹介パーツ終了--></div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="//www.carsensor.net/contents/tag/tag_2870/?fed=contnikkancs_20170608_ic20170608001ie" target="_blank">「どんなクルマと、どんな時間を。」過去の記事はこちら</a></li>
<li><a href="https://www.instagram.com/futabafruits/?hl=ja" target="_blank">「フタバフルーツ」のInstagramアカウントはこちら(※外部サイトへ遷移します)</a></li>
</ul>
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