イザというときに役に立つ! 車での野外サバイバル術
カテゴリー: カーライフ
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2014/11/21
落雷、豪雨、そして脱輪……、大自然をナメてかかっちゃいけません!
秋風が心地よくなってきて、ドライブするには最適なこの季節。車があれば自然を満喫しに山奥にも楽々アクセスできちゃいますよね。でもアウトドアには、突然のアクシデントが付き物だったりします。
最近はアウトドアフィールドも整備されていて、危険な目に遭うことは少ないだろうって? 甘いっ! その認識が甘いのです!! 自然の猛威はいつでも、誰にでも容赦なく襲ってきます!
今回はそんな自然の中に出かけるときの心構えを、アウトドアパーク ブロンコの管理人・竹村氏に伺いました。竹村氏は、東南アジアの熱帯雨林やシルクロードなどなど、世界中のへき地を四駆で旅してきたサバイバーでもあるのです。
【野外活動での正しい服装とは?】
山の中に出掛ける時の服装は街中をドライブする時とは大きく異なります。
まずは編集部員・福嶌くんの服装をチェック。え~っと、サンダルにアロハシャツ、麦わら帽って、まるで夏休みの子供みたい……。
「山の中だから、バーベキューっぽい格好で来ちゃいました♪」(by福嶌)
……ハイ、アウトドアでこの服装はお話しになりません。山の中では虫や蛇などにかまれたり、やぶで体を傷つけたりするリスクが付き物。また直射日光によるダメージを防ぐためにも、長袖長ズボンが基本。というわけで福嶌くん、着替え直して!!
【雷が近づいてきたときの対処法】
「山の天気は変わりやすい」というのは昔からいわれていること。もしドライブ中に雷雨や増水などの自然災害に見舞われたら……アナタはどう対処しますか?
例えば、突然の落雷時。一般的には雷が落ちたときはむやみに外に出ず、車の中にいた方が安全……とよくいわれています。確かに車外にいるよりもリスクはずっと少ないですが、絶対安全というわけではありません。
雷が近づいてきたら、なるべく木が少ない安全な場所に停車させ、雷雲をやり過ごすのがベスト。さらに次の写真で紹介する2点にも注意するとバッチリです。
【集中豪雨に見舞われた時の対処法】
ゲリラ豪雨をはじめ、近年増えている集中豪雨。街中であっても被害は甚大だというのに、山道を走行中に集中豪雨に見舞われてしまったら……そんなときの対処法をまとめてみました。
ステップ1:できるだけ安全な場所に車を止め、ヘッドライトを点灯する
沢や谷になっている地形は増水や鉄砲水に襲われる可能性があるため、できるだけそのような場所を避けて安全な場所に停車させます。崖の下なども落石の危険があるので避けます。このとき、他車に自車の存在を知らせるためにヘッドライトを点灯させておくのも忘れずに。
また、電波が通じる場合、携帯電話などで天候情報(雨雲レーダー)をチェックしてとどまるべきか目的地を目指すか、判断しましょう。
ステップ2:もし道路が冠水し始めたら、速やかに移動!
山にいる場合、冠水は谷間や川沿いなど部分的にしか起きません。もし移動できるなら、丘など少しでも高いところに逃げるのが良策です。
ステップ3:それでも水がたまってきたら、車外に逃げる準備を!
水没しそうな車の中にとどまっていることは最も危険な行為のひとつ。冠水して車が走行不能になる前に、ちゅうちょすることなく車外へと脱出しましょう。
【路肩や溝に脱輪したときの対処法】
未舗装の林道では、路面に大きな溝ができていることも。最後に脱輪して走行不能に陥ってしまったときのレスキュー法を紹介します。ちなみにこれ、側溝などに落ちてしまったときにも応用できるテクニックです。
……いかがでしょうか? 「ちょっと大げさでは?」と思うかもしれませんが、大自然には危険がいっぱい。用心しすぎることはないのです。十分に準備して、存分にアウトドアを楽しみましょう!