塗料を塗る前に、凸凹が完全になくなるまでサンドペーパーなどでキズをならしておく。金属面が露出した場合にはサビ止めを塗布する

塗料を塗る前に、凸凹が完全になくなるまでサンドペーパーなどでキズをならしておく。金属面が露出した場合にはサビ止めを塗布する

続いて塗装したくない面を新聞紙などでマスキング。キズよりもかなり広い範囲にスプレーするので、キズの周囲を広めに露出させる

続いて塗装したくない面を新聞紙などでマスキング。キズよりもかなり広い範囲にスプレーするので、キズの周囲を広めに露出させる

スプレー缶を移動させながら塗料を噴霧。ボディとスプレーとの距離は一番近づく場所で約15~20cm、一度に塗れる量は1~2ストロークが目安

スプレー缶を移動させながら塗料を噴霧。ボディとスプレーとの距離は一番近づく場所で約15~20cm、一度に塗れる量は1~2ストロークが目安

塗料が完全に乾燥したらボカシ剤で仕上げ。素早く、軽く噴くのがポイント。サッサッくらいでOK。噴きすぎると塗料が溶け落ちてしまう

塗料が完全に乾燥したらボカシ剤で仕上げ。素早く、軽く噴くのがポイント。サッサッくらいでOK。噴きすぎると塗料が溶け落ちてしまう

補修した痕跡がほとんど分からない程度にキレイになった。パールやメタリックの場合は最後に仕上げ用のクリアーを噴くなど、もうひと手間必要だ

補修した痕跡がほとんど分からない程度にキレイになった。パールやメタリックの場合は最後に仕上げ用のクリアーを噴くなど、もうひと手間必要だ

下準備に時間を掛けるほどキレイに仕上がります

タッチアップによる補修はカンタンですが、キズの範囲が広い場合、キレイに仕上げるのはムズカシイもの。そこで今回はより本格的なスプレーペイントによるリペア方法を解説します。難度は少々高めですが、コツさえ押さえればキズがほとんど分からなくなるくらい上手に仕上げられますよ!

ただし、気温が35度以上になるような猛暑日や5度以下になるようなとても寒い日などは、乾燥にムラが発生し失敗の原因になるので控えましょう。

まずはタップアップペンの場合と同じように、キズついている表面をサンドペーパーや粗目のコンパウンドで、表面をできるだけ平滑にします。もし金属面が凹んだり削れたりしている場合には、パテを盛って成形するなどの対応も必要です。

続いてマスキングと脱脂の作業。スプレーはかなり広範囲に飛び散るので、広いエリアを新聞紙などで確実に覆っておきます。ウインドウやミラーなども忘れずに覆いましょう!塗装しないエリアと馴染ませるため、塗装する範囲をボカす必要があるので、キズの周囲は広めに開けておきましょう。目安として、ボディパネルのつぎ目やプレスラインを境目にするのが良いですよ。

作業範囲が決まったら、塗装面をキレイに水洗いし、乾いたら脱脂します。美しい仕上がりは、丁寧な準備で8割決まるといっても過言ではありません! 清潔な環境を保つのが1つめのポイントです。

「塗る」というより「塗料の霧を乗せる」くらいの感覚

いよいよ塗装工程に入ります。ここで2つめのポイント。スプレー缶が冷えている時には、あらかじめお湯などで温めておきます。缶内部のガス圧を少々高めておくと、噴霧する際の威力が増し塗料が平滑に伸びるのです。ちょっとした手間を惜しまないことで、仕上がりがグンと美しくなります。

スプレーは塗装面から15~20cmほど離し、横方法にストロークしながら噴霧するのが3つめのポイント。塗りたい部分に向かって徐々にスプレーを近づけ、再び遠ざけていく要領です。正直、慣れるまではちょっと難しいので、新聞紙などで予行演習しておきましょう。

1回の作業で塗れるのは、せいぜい1~2ストローク。それ以上噴霧すると塗料がタレる原因になります。もし、タレが発生してしまった場合は焦らず、触らず、が肝心。乾燥後にサンドペーパーで優しく削っていって…、細目のコンパウンドで整え、超微粒子のコンパウンドで仕上げる…という地道な作業が発生するだけですから…。

さて、話を戻して続きです。まず1回目の塗装が終わったら15~20分程度かけて乾燥させます。1回塗っては乾燥させ、という作業を何度も繰り返して重ね塗りしていくのが4つめのポイント。ちなみに今回の作業では6回ほど重ね塗りしました!

下地の色が完全に見えなくなったら、よく乾燥させ、ボカシ剤を噴きます。このボカシ剤、噴きすぎには要注意。必要以上に塗ると、せっかく塗った塗料が溶け落ちて台無しになってしまいます。早いストロークで、しかも塗装面から離して軽くサッサッと噴く程度が適切です。

人間、ついついもっと噴きたい衝動に駆られがちですが、ちょっと足りないかな? くらいがベストです。ボディカラーがパールやメタリックの場合は、仕上げ用のクリアーを噴くなど、もうひと手間必要になります。

最近の補修用スプレーペイントやボカシ剤は性能が良いので、時間と手間暇さえかければ、かなりキレイに仕上がります。DIY好きの方は是非チャレンジしてください!

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*価格は2013年11月28日時点