住友ゴム工業がタイヤに起因する事故の未然防止を目的にイベントを実施、点検した車両の統計をとった結果、公道を走る車の約3割にタイヤに関する整備不良があることがわかった。

統計の元になったのは、住友ゴムが10月6日(土)に実施した「ダンロップ タイヤ安全プロジェクト」。道の駅やショッピングモールなど、全国47都道府県 54会場で開催された。

会場に訪れた車のタイヤ空気圧や残溝、タイヤ表面の損傷などをチェック、7245台中27%がタイヤをメンテナンスできておらず、整備不良の状態にあった。

その27%の整備不良の内訳として、最も多かったのは空気圧不足で約47%。次いで石噛みや縁石など路上の障害物によるタイヤ表面の損傷が約22%。低い空気圧で走り続けたり、ローテーションせずに使い続けることで偏ったすり減り方をしてしまう偏摩耗が約20%。排水性やブレーキ性能の低下やバーストの原因にもなる残溝不足が約10%だった。

住友ゴム工業は、タイヤの重要性をドライバーへ訴え、タイヤを正しく安全に使うメンテナンス方法を広める活動を続けていく予定だ。

タイヤ点検活動の様子。2008年に始まった同活動は年2回行われ、これまでに約3万台の車のタイヤを点検してきた

タイヤ点検活動の様子。2008年に始まった同活動は年2回行われ、これまでに約3万台の車のタイヤを点検してきた

タイヤの点検だけでなく、タイヤの正しい使用・管理方法を紹介する冊子を配布し、タイヤの重要性を訴えた

タイヤの点検だけでなく、タイヤの正しい使用・管理方法を紹介する冊子を配布し、タイヤの重要性を訴えた