新しい年が始まり、今年こそ車を買うぞ!と決意を新たにした人もいらっしゃるのではないでしょうか。とはいえ何を買うべきか? 「それを悩むのが楽しいんだよ」という人もいるでしょうが、今回はそんな楽しい悩みをさらに膨らませてくれる(?)アプリ「Giugiaro Timeline」をご紹介します。世界的に有名なカーデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロの手がけた作品が見られるアプリです。iOS版のみで無料です。

アプリを立ち上げると、ジウジアーロの写真が流れた後【図1】になります。1968年から2013年までの年号が並んでいて、任意の年代をタップすれば、その年に発表された彼の作品が表示されます(【図2】)。車以外にもイスやカメラ(ニコン製)やペットボトル、オリンピックの聖火リレーで使うトーチまでデザインしていますから「これも!?」と驚く作品は1つや2つではないはずです。

また、気になる作品をタップすれば、詳細な写真を見ることができます。ちなみにアプリの表記はすべて英語。とはいえ解説文は1~2文程度ですから、そんなに構える必要はありません。むしろ主要な車になると写真点数が多くなり、例えばゴルフⅠなどは実験時の貴重な動画まで掲載されています(【図3】)。ちなみにiPadにも対応しているので、より大きい画像で見ることも可能です。

こうして改めて彼の作品群を見ていると、やはり「巨匠」という言葉がふさわしいなと思えてきます。70~80年代のあの車やこの車などは懐かしくてたまりません。そのまま、ついカーセンサーでゴルフⅠを検索してみたり、たまたま見つけた物件で「お、この値段なら欲しいな」とか妄想が始まって…と、今まで考えてもいなかった車種が次々と煩悩に加わっていくので、欲しい車が絞りきれなくなります(笑)。

ゴルフⅠはもうクラシックカーの領域に入ってしまいそうですが、例えばアルファロメオ ブレラやフィアット グランデプントあたりは、まだまだ中古車で買って十分乗れます。ご興味が湧いた車があれば、ついでにカーセンサーで検索してみてはいかがでしょうか?

Text/籠島康弘

「Giugiaro Timeline」。iOS版のみで無料。条件/iOS5.0以上。詳細はiTunesで確認を

「Giugiaro Timeline」。iOS版のみで無料。条件/iOS5.0以上。詳細はiTunesで確認を

【図1】トップ画面。年を左右にスライドさせて、任意の年を選ぶ。ちなみに最も古い1968年は彼の会社「イタルデザイン」創立の年

【図1】トップ画面。年を左右にスライドさせて、任意の年を選ぶ。ちなみに最も古い1968年は彼の会社「イタルデザイン」創立の年

【図2】2003年をタップした際の画面。車以外も手がけているだけに、それらをAmazonなどで探して買うのも楽しいかも!?

【図2】2003年をタップした際の画面。車以外も手がけているだけに、それらをAmazonなどで探して買うのも楽しいかも!?

【図3】VW ゴルフⅠをタップした際の画面。下に見える写真等を上にスワイプすれば写真を拡大して見ることができる

【図3】VW ゴルフⅠをタップした際の画面。下に見える写真等を上にスワイプすれば写真を拡大して見ることができる

【図4】カーデザイナーの奥山氏がトラクターを手がけ話題となったが、ジウジアーロはそれ以前にランボルギーニのトラクターをデザインしている

【図4】カーデザイナーの奥山氏がトラクターを手がけ話題となったが、ジウジアーロはそれ以前にランボルギーニのトラクターをデザインしている