年末年始でなまった体を鍛え直そうと、あるいは新年を迎えて「今年こそ続けよう!」と散歩やランニングを始めている人はいませんか。ドライブ時だけでなく、散歩やランニングにも使えるアプリをマツダがリリースしました。それが「MOTIONIST」。これを使うとドライブだけでなく、散歩やランニングをすることがちょっと楽しくなりそうです。iOS版とAndroid版があり、ともに無料です。

このアプリ、「人馬一体」を掲げるマツダらしく「走りの質」をチェックするもの。マツダ独自のメソッドで動きを判定するといいます。安全運転とかエコ運転とか、散歩やランニングでいえば健康というモノサシではなく、あくまでも「走りの質」だというアプリです。なにはともあれ、早速iPhoneで試してみました。

アプリを立ち上げると【図1】が現れます。まずは車で使ってみました。画面下の右にある「DRIVE」アイコンをタップすると【図2】のように「READY」画面となり、あとはダッシュボードなどに固定したクレードルにセットして「START」をタップするだけ。このまま3kmほど走ると画面に「STOP」が現れます。目的地に着いたときにでもタップして、計測を終了しましょう。

この間、決してスピードを出して曲がったのではなく、自分でも気持ちよく交差点を曲がれたなと思ったときなどに「ピンポーン」と軽快な音がします。逆にギクシャクした止まり方の際には「ブブー」と鳴ります。「ピンポーン」となると気持ちがいいもので、つい自然とその音が鳴るような運転をしたくなりました。

今回は都内をグルグルとドライブしただけですが、これが峠道であればさらに気持ちよいかも。ちなみに今回の診断結果は【図3】。結構いい点数だと思います。愛車の性能にも左右されるかも知れません(ちなみに今回のテスト車両は旧型BMW 116i)。

散歩でも試してみました。こちらは診断時に波形が表示されるほか、最後にアドバイスを受けることもできます(【図4】)。診断スタートの際にはiPhone内にある音楽から散歩中に聴きたい音楽も選べるし、これはこれで面白いです。ドライブも散歩もランニングも、診断結果が蓄積されていくので、自分の成長が見られるのも楽しいですね。あなたも「走りの質」を測ってみませんか?

Text/籠島康弘

「MOTIONIST」。iOS6.1以上、Android4.0以上。詳細はiTunes、またはGoogle Playで確認を

「MOTIONIST」。iOS6.1以上、Android4.0以上。詳細はiTunes、またはGoogle Playで確認を

【図1】トップ画面。計測したいモードを選んでアイコンをタップする。「RECORD」では過去の診断結果を確認できる

【図1】トップ画面。計測したいモードを選んでアイコンをタップする。「RECORD」では過去の診断結果を確認できる

【図2】ドライブの質を測定する画面。走行中は「READY」が「SENSING」になり、画面中央のバーが、車の動きとは関係なく左右に動く

【図2】ドライブの質を測定する画面。走行中は「READY」が「SENSING」になり、画面中央のバーが、車の動きとは関係なく左右に動く

【図3】計測結果。5点満点中の4.5点なのでなかなか良い成績だ。このほか走行時間&距離、平均速度を確認できる

【図3】計測結果。5点満点中の4.5点なのでなかなか良い成績だ。このほか走行時間&距離、平均速度を確認できる

【図4】散歩の計測中。この散歩の点数は3.7点。アドバイスは「左右のバランスが崩れないように、身体の軸を意識しましょう」だった

【図4】散歩の計測中。この散歩の点数は3.7点。アドバイスは「左右のバランスが崩れないように、身体の軸を意識しましょう」だった