レーダー探知機の先駆者[ユピテル Super Cat(スーパーキャット)]

車用無線通信機器メーカーのリーディングカンパニー「ユピテル」。初のレーダー探知機開発は、なんと35年前というからオドロキ。現在あるレーダー探知機メーカーの中では最も古い歴史をもっているのです! 最新機種「Super Cat(スーパーキャット)」シリーズに詰まった35年分のノウハウについて、ユピテルの石橋 篤さんにお話を伺いました。

ズバ抜けた技術力で安全運転をサポート

ユピテル スーパーキャットGWR73sd|モノづくりのココロ
ユピテル 石橋篤氏スーパーキャットを語る|モノづくりのココロ
■ 今のレーダー探知機に求められているものは何ですか?
かつてレーダー探知機は音声や光で警報をお知らせするものが主流でしたが、今から6~7年前に画面表示付きモデルが登場し、一気に普及しました。キレイな画面を利用して、いかにわかりやすく情報を表示するかが、最近のレーダー探知機開発のテーマになっています。また、ターゲットを確実に捉える正確性はもちろん大切ですが、誤警報を出さない、必要以上の音声案内をカットしてほしいというニーズも近年高まってきました。スーパーキャットには自動ドアなどの電波をニセモノと判断して、自動的にキャンセル登録する「誤警報低減機能」が搭載されています。この機能はスーパーキャットの特許技術です。

■ 最近のレーダー探知機は進化がスゴイですね?
そうですね。昨年、スーパーキャット全モデルに採用されたOBDⅡ接続オプションが話題です。車両側の自己診断システムOBDⅡと接続することでトンネル内などGPSの電波が届かないような場所での自車位置精度を高めたり、エンジン回転数や燃費などの車両情報が表示できるようになります。スーパーキャットを購入された方のうち、約3割の方がOBDⅡ接続オプションを選ばれています。また「GWR73sd」というモデルで初めて搭載された、準天頂衛星「みちびき」への対応機能も最近のニュースです。これは米国のGPS衛星を日本上空に留まる準天頂衛星で補完することにより測位精度を高めるものです。現在運用されているのは「みちびき」1機ですが、「GWR73sd」は将来的に打ち上げられる予定の準天頂衛星にも対応しています。

■ ずばり、スーパーキャットの人気の秘密は何でしょう?
やはり長年レーダー探知機を作り続けてきた実績が大きいでしょう。ただ、そうしたブランドに恥じない作りであるからこそ、長きにわたってお客様に支持をいただくことができているのだと自負しています。スーパーキャットは設計、開発から製造に至るまですべて日本国内で行っている純国産品です。また当社は全社員に占める技術者の割合が非常に高い、“技術屋集団”でもあります。開発・製造に高いコストをかけても品質に妥協しない、そんな姿勢が評価をいただいている理由のひとつだと思います。

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石橋 篤氏