第22回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース参戦記:練習編
2011/08/31
■レース初心者2名を擁し、今年も定位置(下位)狙い!?
9月3日(土)、つくばサーキットで今年も“ロードスターレース”が開催される。“4耐”とも呼ばれるこの『メディア対抗ロードスター4時間耐久レース』は、カーセンサーをはじめ、自動車を扱う雑誌やウェブ、テレビなど、普段は取材する側のメディアがチームを組みドライバーとして参加する4時間耐久レースだ。車両はもちろん現行型マツダロードスター。2Lエンジン+5MTのベース車両に、マツダスピード製専用ロールバーやビルシュタイン社ダンパー、エンケイの専用アルミホイールにエンドレスの専用ブレーキパッドなどを装着する、この日のためだけに用意されたレース仕様だ。
チームカーセンサーの面々。左から後藤(編集長)、依田(カーセンサーEDGEデスク)、浜崎、中島(共に編集部員)(左)
練習の舞台に選んだ袖ヶ浦フォレストレースウェイ。14のコーナーを有する1周2436mのコースは、JAF公認レーシングコース(右)
初代ロードスターがデビューした1989年にスタートしたこのメディア対抗ロードスターレースは、1991年を除いて毎年開催され、今年で22回目となる。カーセンサーは1993年の第4回から参戦する常連チームだが、助っ人ドライバー(プロのレーシングドライバー)を2名起用するという必勝態勢で臨んだ2003年の3位表彰台を除き、10位以下の下位(もしくはリタイヤ)が定位置だ。練習の舞台に選んだ袖ヶ浦フォレストレースウェイ。14のコーナーを有する1周2436mのコースは、JAF公認レーシングコース(右)
ここで “9.3@つくば決戦”の大舞台に挑む我々チームカーセンサーのドライバーを紹介しよう。まずは、編集長の後藤。今回で3回目の参戦となる。続いてカーセンサーEDGEのデスク依田は昨年に続いて2回目。そして今回が初参戦&初レースとなる若手編集部員の浜崎と中島。この4人に加え、2年前から我々と共に闘ってくれているレーシングドライバーの阿部 翼選手を助っ人として招聘した。
■“9.3@つくば決戦”での作戦決定!
助っ人の阿部選手以外、ほとんどレース経験(サーキット走行経験)のない“ド素人”で構成された今年のチーム。しかもMTの車に乗ることすら希ときている。これでいきなり本番を迎えるのは、さすがに腰が引けるということで、少しでもサーキット(MT車)に慣れるため練習走行を行った。練習会場として選んだのは、編集部がある都内からもアクセス至便、初心者から上級者まで楽しめるコースで人気が高い袖ヶ浦フォレストレースウェイ。車両はMT車+FRに慣れることを主眼に置きRX-8タイプSをマツダからお借りした。練習時間は1時間。レース経験者の後藤と依田は各自5ラップ程度、未経験の浜崎、中島はその倍を走った。
練習走行を終え作戦会議。「シフトチェンジは極力せず、ライン取りに集中したほうが絶対速い」と力説する編集長後藤(左)
9月3日のロードスターレース当日は、1991年のル・マン24時間レースで優勝した、マツダ787Bの勇姿も見られる(右)
後藤と依田はさすがに経験者だけあり、1年前の勘を取り戻すべく淡々と周回をこなしていた。だが問題は浜崎、中島の若手“超ド素人”組だ。25歳最年少の中島にいたっては、MTでの発進すらおぼつかない様子。以下、2名のコメントだ。9月3日のロードスターレース当日は、1991年のル・マン24時間レースで優勝した、マツダ787Bの勇姿も見られる(右)
浜崎「うーん、どうしたら速く走れるのか、どこが限界なのか、よくわからなかったですね」(そういうのは、もう少し経験のある人のコメントだと思うが…編集部註)。 中島「いや~、面白かったです。サーキットで走るのって楽しいですね。車欲しくなっちゃいましたよ!」(どんだけ能天気なんだよ、キミは…編集部註)
正味1時間という短い時間、本番とはコースも車両も違うなかでの練習だったが、大きな収穫もあった。それは、『我々は遅い!』という自覚だ。そこで“9.3@つくば決戦”に臨むべく我々が立てた作戦は、「できもしないヒール&トーはきっぱり封印! 安全第一で目指せ完走!」だ。9月2日には車両デコレーションの模様を、9月3日のレース本番の模様はツイッターで報告する予定。乞うご期待!
▼公式HP
http://www.media4tai.com/
Report/カーセンサー編集部
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