ダイハツ ミラココア 【ニューモデル】
2009/09/17
PERFORMANCE
ターゲットはズバリ、女性 愛着のわくシンプルな造形
ミラジーノ、ムーヴラテの実質後継となる軽自動車。ターゲットはシンプル志向で感性や感覚でモノ選びを行い、毎日を肩ひじ張らずに楽しむ女性。すでにヒットモデルとなったムーヴコンテに続く、同社の「感性重視型」軽自動車第2弾である。エンジンは直3DOHC、これにCVTをメインとし、最廉価のLグレードのみ4ATとした。駆動方式はFFと4WDを設定する。DRIVING
高速もしっかりこなす出来の良い足回り
最上級のプラスGのFF車(CVT)に試乗。とにかく驚いたのが乗り心地としっかりとしたハ ンドリングを両立していること。タイヤは14インチだが、高速走行時の横風にもハンドルが取られることもない。先入観かもしれないが、この手の“カワイイ”系は乗り心地重視で「以上終了!」となりがちだが、カスタム系を好む男性陣にも十分オススメできる。SPACE
オプションのアップグレードパックをぜひ装着したい
ダイハツのほかのモデル同様、2490㎜というロングホイールベースにより前後席とも快適。収納の多さも女性には受けるポイントだ。オススメなのがアップグレードパック。除菌イオンを出すエアコンや、運転席シートヒーター、照明付きバニティミラーなど年間を通して快適に過ごせる機能である。Lグレード以外にメーカーオプションで装着が可能だ。OWNERSHIP
スズキラパンの最右翼モデル、時代に合ったコンセプトは◯
ダイハツも公言しているが、ライバルはスズキアルトラパンである。このカテゴリーでは過去、ダイハツはラパンに負けている。ゆえに今回のモデルの気合の入りようは相当なもの。ペットと言うと語弊があるかもしれないが、単なるアシではなく「日々つき合っていける自分のカワイイ相棒」といった愛着がもてるデザインやコンセプトは評価できる。SPECIFICATIONS
グレード | ココア プラスG |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | CVT |
全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1560 |
ホイールベース(mm) | 2490 |
車両重量(kg) | 810 |
乗車定員 | 4人 |
エンジン種類 | 直3DOHC |
総排気量(cc) | 658 |
最高出力 | 43kW(58ps)/7200rpm |
最大トルク | 65N・m(6.6kg-m)/4000rpm |
車両本体価格 | 130.0万円 |
RATING
総合評価18/ 25 |
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EQUIPMENT(装備)3/ 5 |
CD付きオーディオは全グレード標準装備、Xグレード以上は4スピーカーも付く。クリーンフィルター付きのオートエアコンをX以上に。UV&IRカットフロントガラスも全グレード標準装備する。 | SAFETY(安全性)2/ 5 |
デュアルSRSエアバッグは全グレード標準装備するが、ABS&EBDがLグレードに3万1500円でオプションというのは解せない設定。価格訴求という考えもわからないではないが、標準装備を求めたい。 | ECO(環境性能)5/ 5 |
2005年度基準排出ガス規制は75%で星4つ。2010年度燃費基準はココアX、ココアプラスX/Gの2WD車が+25%と最高レベルを達成。これらのグレードは自動車取得税と重量税が75%軽減される。 | MILEAGE(燃費)4/ 5 |
10・15モード燃費は23.5km/L。ダイハツ車の中ではもはや標準的な数値を達成している。ただ、ライバルとなるアルトラパンG/XのFF車が24.5km/Lをマークしている点は正直複雑な心境だろう。 | VALUE(バリュー)4/ 5 |
ダイハツによると過去あれほど栄華を極めたメッキパーツ系(同社でいえばミラジーノ)は時代遅れだそうだ。社内外の女性の意見なども効果的に取り入れて完成したこの車、ヒットの予感です。 |
ダイハツ ミラココア 【ニューモデル】/試乗レポート
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