三菱 レグナム 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: 三菱の試乗レポート
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2008/12/15
※この記事はカーセンサー関東版30号(2000年8月10日発売)に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
排気量アップで低中速をトルク向上し、街中でより扱いやすくなった
↑2Lになり、より広い領域でECOランプが点灯する燃費の良い走りが可能となった(左)左右に大きく広がったリアガーニッシュによってワイド感を強調している(右)
ギャラン/レグナム/アスパイアに搭載される1.8LのGDIエンジンが2Lに排気量アップされた。これまでの1.8L版は150ps/6500rpm、18.2kg-m/4000rpmだったのに対し、2L版は145ps/5700rpm、19.5kg-m/3750rpmに変わっている。2L GDIエンジンのパワーは1.8Lに比べ5psダウンしたものの、より低い回転数で最高出力を発生するようになった。トルクは1.3kg-mも太くなって、こちらも低い回転数で発生している。より扱いやすさを重視したエンジンを搭載したのが今回のモデルだといえよう。
最初から2LのGDIエンジンを搭載したほうがよかった思えるでき
↑カーナビを組み込んだセンターパネルは使い勝手や操作性もまずまずだ(左)排気量アップにより、市街地などでの走りやすさを向上させたGDIエンジン(右)
走らせるとわかるのは、インパネ内のGDI ECOランプの点灯するシーンが多くなっていること。ECOランプが点灯しているときは、リーンバーン状態で走行しているのだが、これまでの1.8Lでは、ちょっとアクセルを踏み込むだけですぐにランプが消えてしまい、通常燃費の状態に入ってしまったが、2Lではより広い領域でECOランプの点灯する燃費の良い走りが可能になっている。また、1.8Lでは低中速域トルクが十分ではないため、ついついアクセルを踏み込んでしまいがちになり、GDIエンジンの良さを生かしにくい面があったが、それが解消されたのが、今回の2LのGDIエンジンである。さらにいえば、アイドリング状態のときにもGDIの良さが生きて燃費が向上しているため、停止中にもGDI ECOランプが点灯するようになっているのも今回からの変更点だ。
新しい2L GDIエンジンに乗ってみると、本当ならギャランやレグナムなどには最初から1.8LのGDIよりも、2LのGDIエンジンを搭載したほうがよかったように思える。価格アップもわずか1万〜3万円だ。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | ヴィエント ナビ |
駆動方式 | 2WD(FF) |
トランスミッション | 4AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4740×1740×1460 |
ホイールベース(mm) | 2635 |
車両重量(kg) | 1450 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | 直4DOHC |
総排気量(cc) | 1999 |
最高出力[ps/rpm] | 145ps/5700rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 19.5kg-m/3750rpm |
10・15モード燃費(km/L) | 13.0 |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/60 |
車両本体価格 | 239.8万円 |
松下 宏の責任採点
コンセプト | 3点 | 取り回し | 3点 | 加速性能 | 4点 | ブレーキ性能 | 4点 |
フィニッシュ | 4点 | 操作系の使い勝手 | 4点 | 乗り心地 | 4点 | 環境対策 | 4点 |
前席居住性 | 4点 | ラゲージルーム | 4点 | 操縦安定性 | 4点 | 燃費 | 3点 |
後席居住性 | 4点 | パワー感 | 4点 | 高速安定性 | 4点 | ステータス | 3点 |
内装の質感 | 4点 | トルク感 | 4点 | しっかり感 | 4点 | コストパフォーマンス | 3点 |
得点合計 | 75/100 |
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