大人のための快適&スポーティー

  • スバル エクシーガ 2.5i-S 走り|ニューモデル試乗
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  • スバル エクシーガ 2.5i-S インパネ|ニューモデル試乗

PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説

待望の2.5L車を追加設定

昨年9月に新型CVT「リニアトロニック」を2LNA車に採用し、大幅な改良を行ったエクシーガ。今回最大の目玉はこのCVTと新型レガシィに採用された2.5Lエンジンを組み合わせた2.5i-Sを追加したことだ。これにより全域にわたってゆとりある上質な走りを実現。シリーズ全体のラインナップを充実させた。

DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説

2Lよりワンランク上の走りを実現

リニアトロニックの滑らかな加速はもちろんだが、車の出だしや追い越し加速の際にも2Lより余裕があることは誰でもわかる。走行特性を変えられるSI-DRIVEは燃費性能に優れる“i”ポジションで十分。足回りもいい意味で「適度にスポーティ」、しなやかさも併せ持つ、大人向けのセッティングだ。

SPACE室内空間の広さや演出を解説

やはりアルカンターラ

2.5i-Sには標準モデルとアルカンターラセレクションの2グレードを設定。試乗したのもアルカンターラセレクションだが、シートの風合いなど、大人向けとしてはこちらがオススメ。またパドルシフトやスポーツペダルなど運転の楽しみを演出してくれるパーツも装着。この辺はいつもながらスバルはうまい。

OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証

走りへのこだわりをもつ大人へ

主力モデルであるレガシィがサイズアップも含め上級志向へシフトしていく中、エクシーガの置かれたポジションは実は重要。7シーターの実用性を求める人へはもちろんだが、スバルの走りに対する期待にも応えていかなければならない。そういった意味でもこの2.5i-Sの上質な味つけは絶妙と言える。

SPECIFICATIONS

グレード 2.5i-S アルカンターラセレクション
駆動方式 4WD
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 4740×1775×1660
ホイールベース(mm) 2750
車両重量(kg) 1560
乗車定員 7人
エンジン種類 水平対向4気筒SOHC
総排気量(cc) 2457
最高出力 125kW(170㎰)/5600rpm
最大トルク 229N・m(23.4kg-m)/4000rpm
車両本体価格 267万7500円

RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する

総合評価16/ 25
EQUIPMENT(装備)2/ 2
他のグレード同様、オーディオはオプション(4スピーカーは装備)。ただ同じCVTを搭載する2.0i-Sと比べると前述したパドルシフトなど2.5i-Sならではの専用装備の装着で差別化を図っている
SAFETY(安全性)4/ 4
一部改良の際にほぼ全車に装着されたVDC(横滑り防止装置)のほか、2.0i-Sではオプション設定だったHIDランプも標準装備する。今後は先進の安全技術である「EyeSight」の設定に期待したい
ECO(環境性能)4/ 4
平成17年基準排出ガス75%低減で星4つ。平成22年度燃費基準も+20%を達成することでエコカー減税に対応、自動車取得税、重量税などが50%減税される。試乗車の場合は10万6200円優遇される
MILEAGE(燃費)2/ 2
10・15モード燃費は12.6km/L。ポイントはリニアトロニックの採用による実用燃費の向上とレギュラーガソリンによるランニングコストの低減だ。試乗時の燃費も11.6km/Lと優秀だ
VALUE(バリュー)4/ 5
前回の一部改良時の目玉であった2.0i-Sの4WD車の価格は241万5000円、試乗車との価格差は26万2500円だが、装備の充実度や走行性能のレベルアップを考えると2.5L車を選ぶ理由は多いにある
写真:尾形和美 文:高山正寛