ホンダ フィットハイブリッド【追加モデル】
2010/11/04
PERFORMANCE
159万円という強烈なインパクト
インサイトと同じ1.3Lのi-VTECエンジンにコンパクトなIMAを搭載。駆動方式はFFのみだが、最もベーシックなグレードは159万円とインサイトより30万円も安い。このインパクトは大きく、実販売でも約2週間で月販目標1万4000台に対し、2万1000台超え。そのうちハイブリッドが約71%というから驚きだ。DRIVING
ECONの効果は顕著に表れる
標準車に対し約40kg増だが、IPUの搭載位置などにより前後バランスがいいのでコーナリング時も含め軽快感を残したまま、しっとりとした乗り味も見せる。新たに搭載されたECON(イーコン)ボタンをONにすると実用燃費は顕著に向上するが、その分速度域によっては加速時のもっさりした感じも残る。SPACE
荷室回りは“あっぱれ!”の一言
フィットのFF車はラゲージ下にもう一つの収納スペースがある。ここにIPUを上手に収めることで、本来フィットがもつ多彩なシートアレンジを犠牲にすることなく使えるようにした。初代から引き続き採用されているセンタータンクレイアウトを使うフィットだからできたことで、まさに「あっぱれ!」です。OWNERSHIP
エブリデイエコを実感できる一台
システムは同じでもフィットは「街乗りハイブリッド」をテーマに開発された。もちろん高速走行も余裕でこなすが、毎日乗る機会の多いフィットだからこそ、常にエコを感じられる点がいい。ボディカラーもフィットハイブリッド専用の「フレッシュライムメタリック」がエコ気分をさらに高めてくれそうだ。SPECIFICATIONS
グレード | ハイブリッドスマートセレクション |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | CVT |
全長×全幅×全高(mm) | 3900×1695×1525 |
ホイールベース(mm) | 2500 |
車両重量(kg) | 1130 |
乗車定員 | 5人 |
エンジン種類 | 直4SOHC+モーター |
総排気量(cc) | 1339 |
最高出力 | 65kW(88ps)/5800rpm +10kW(14ps)/1500rpm |
最大トルク | 121N・m(12.3kg-m)/4500rpm +78N・m(8.0kg-m)/1000rpm |
車両本体価格 | 159万~210万円 |
RATING
総合評価19/ 25 |
---|
EQUIPMENT(装備)2/ 5 |
オーディオ&ナビがオプションとなるので星2つだが、159万円のフィットハイブリッドでもフルオートエアコンや高速巡航時の燃費向上に効果のあるクルーズコントロールを標準装備するなど充実している | SAFETY(安全性)2/ 5 |
VSA(横滑り防止装置)は最上級のナビプレミアムセレクション以外はメーカーオプションなのが惜しい。キセノンライトはスマートセレクション以上に標準装備 | ECO(環境性能)5/ 5 |
この部分では文句なしの満点。全グレードが「平成17年度基準排出ガス75%」認定で星4つ。ハイブリッド車は平成22年度燃費基準+25%を達成。エコカー減税対象車なので9万600円が免税される | MILEAGE(燃費)5/ 5 |
10・15モード燃費は30.0㎞/Lとインサイトと同じ。3名乗車、エアコンONで市街地中心に走っただけで25㎞/L以上をマーク。実用燃費の高さはインサイト以上か。アイドリングストップもよく働く | VALUE(バリュー)5/ 5 |
159万円という価格のインパクトはとにかく大きい。試乗したスマートセレクションも魅力的だがまずはVSAを装着し、あとは好みでナビやオーディオを追加すれば十分満足できるはずだ |
ホンダ フィットハイブリッド【追加モデル】/試乗レポート
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- 【トヨタ タンクの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
- 【試乗】新型 日産 ノート|市販モデルではプロトタイプのネガ部分が消え、スタビリティの高さが際立った
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- 【試乗】新型 アウディ A4 アバント│実用性の高いアバントボディがクアトロらしい俊敏な走りとマッチし、絶妙にバランスがとれた逸品
- 掲載率1%未満! 大人気コンパクトカーの2代目日産 ノートを狙うなら、激レアグレードも要チェック!