レクサス RX450h 【追加モデル】
カテゴリー: レクサスの試乗レポート
タグ: 高級
2009/06/08
優れた走行性能や環境性能だけでなく
所有する喜びも与えてくれるハイブリッドSUV
PERFORMANCE
環境性能と走りの良さを高次元でベストバランス
発売は4月からとなっていたRX450h。RX350のエンジンに前後それぞれ専用のモーターを組み合わせた電気式4WDを搭載。車名の450hはGSなどと同様で、3.5Lでも4.5L並みの動力性能をもつことを意味している。最上級のバージョンLにはエアサス仕様を設定。よりスポーティな走りが楽しめる電動アクティブスタビライザーはバージョンSに標準装備される。DRIVING
スタート直後から抜群の瞬発力。静粛性も高い
車重は全グレード2トンを超える。しかし、さすがは電気モーター。高トルクを瞬時に発生させることで「そんなに重量あったのか」と思わせるほど、スムーズかつ俊敏に加速する。また、最近のレクサス車ではおなじみになったVDIM(車両を統合制御する先進デバイス)のおかげもあって、違和感なくシステムが作動。結果としてスムーズな走りを楽しむことができる。SPACE
パノラミックルーフはバージョンLのみ装着可能
基本的な装備、仕様はRX350に準ずる。オプションのマークレビンソンの価格(バージョンLで21万9450円)も同様だ。通常のムーンルーフのほかに、より広いガラス面積をもつパノラミックルーフがオプション設定されるが、RX450hの場合、バージョンLのみに10万5000円で装着可能。同じバージョンLでもエアサス仕様や他グレード には設定がないのは少し残念。OWNERSHIP
所有する喜びを満足させるハイブリッドのチカラ
レクサスブランドがもつ高いホスピタリティと同時に、ハイブリッドカーに乗っているというオーナーの満足が得られる。まさに「喜びの二重奏」とでも表現しようか…。乗るたびに新鮮な感動が得られる価値ある日本車。日本の道路状況では正直大きさを感じることもあるが、そんなものは忘れてしまうほど、その走りは昔風に言えば「未体験ゾーン」です。SPECIFICATIONS
グレード | バージョンL エアサスペンション |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | CVT |
全長×全幅×全高(mm) | 4770×1885×1690 |
ホイールベース(mm) | 2740 |
車両重量(kg) | 2130 |
乗車定員 | 5人 |
エンジン種類 | V6DOHC+電気モーター |
総排気量(cc) | 3456 |
最高出力 | 183kW(249ps)/6000rpm |
最大トルク | 317N・m(32.3kg-m)/4800rpm |
車両本体価格 | 650.0万円 |
RATING
EQUIPMENT(装備)
フル装備ではあるが、グレードによりさらに高級装備をプラス。バージョンLの場合、パワーバックドアや本木目パネルなどが装備される。ヘッドアップディスプレイはRX450h全グレードに標準装備。
SAFETY(安全性)
プリクラッシュセーフティがメーカーオプション以外はほぼフル装備。バージョンLに標準装備される後席SRSエアバッグシステムは、バージョンSと標準グレードでは2万1000円のメーカーオプション。
ECO(環境性能)
平成17年度基準排出ガス規制は75%を達成。燃費基準は平成22年度達成と、ここまではRX350と同じ。さらにより実走行に近いJC08モードにおいて、新しい「2015年燃費基準」も達成している。
MILEAGE(燃費)
10・15モード燃費は18.8km/L。出力こそ違うが同じエンジンを搭載するRX350のほぼ倍の数値となる。さらにここに高い動力性能をプラスできるのだから、ハイブリッドは改めて素晴らしいと感じる。
VALUE(バリュー)
予算の問題はあるにせよ、RXに乗るなら350より450hのほうがバリューは高い。SUV+ハイブリッドという公式は世界の車マーケットに与える影響も大きい。そんな最先端を楽しむのもありでしょう。
総合評価
20
レクサス RX450h 【追加モデル】/試乗レポート