シトロエン DS3カブリオ (島下泰久)【海外試乗】
カテゴリー: シトロエンの試乗レポート
タグ:
2013/03/29
オープンカーって気持ちの良い季節に走らせると本当に楽しいけれど、ガマンが必要な場面も少なくない。でもDS3カブリオなら、それはほとんど無視できるレベル。しかも閉じていたってオシャレなのが、これまたイイ
ネガなし、全部プラスのおしゃれオープン!
この夏にも日本上陸
DS3カブリオのルーフ、開閉するのは純粋にルーフからリアウインドウに至る部分まで。オープン時にもDS3の特徴であるシャークフィン形状のBピラーやCピラー、ルーフの枠は残る。
先に言ってしまうと、この夏にも上陸するという日本仕様は赤と黄のボディに黒、白のボディに青、そして黒のボディにDSモノグラムの4つの組み合わせとなる。
ソフトトップは途中まで、ルーフ全開、リアウインドウ部分まで完全にという3段階。
何も失わず気持ち良さだけプラス
最初はルーフ部分全開で走らせたが、これだと室内後方で風が渦巻いて音がこもりがち。いろいろ試した結果、リアウインドウ部分まで全開にしてディフレクターは出さない状態がヌケが良く爽快だった。後方視界が遮られるので、そこだけは要注意だけれども。
ルーフの枠が残るためボディ補強は最小限で済み、車重はベース車に比べて25kg重いだけで済んでいる。
おかげでおなじみ1.6Lターボエンジンのもたらす動力性能にはまったく不満ナシ。ボディもビシッとしていて、ルーフを閉じた状態ではその静粛性の高さも相まって、カブリオであることを忘れるほどだった。
見た目も走りも快適性も何も失うことなく気持ち良さだけがプラスされたと言っていいDS3カブリオ。強いて言えば荷室へのアクセスが若干しにくくなっているけれど、まあささいな話だ。
個人的にDS3、それほど食指が動かなかったのだが、このカブリオにはグッと来てしまった。お気に入りはもちろんDSモノグラム。せっかくだから、この柄でしゃれた鞄でも作ってくれないもんでしょうか?
SPECIFICATIONS
グレード | THP155 | ||
駆動方式 | FF | ||
トランスミッション | 6MT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 3948×1715×1452 | ||
ホイールベース(mm) | 2464 | ||
車両重量(kg) | 1619 | ||
乗車定員(人) | 5 | ||
エンジン種類 | 直4DOHCターボ | ||
総排気量(cc) | 1598 | ||
最高出力[ps/rpm] | 156/6000 | ||
最大トルク[N・m/rpm] | 240/1400-4000 |