トヨタ クラウンエステート 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: トヨタの試乗レポート
タグ: セダン
2008/03/17
※この記事はカーセンサー関東版6号2000年2月24日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
■強烈な加速力はもはやスポーツカーの域にまで達している
↑ロイヤルとアスリートをベースに登場したクラウンエステート(左)どの回転域からでも底力を見せつける直6、2.5Lターボ。音の高まりも小さい(右)
セダンに続いてフルモデルチェンジしたクラウンエステートは、ロイヤルとアスリートをベースに登場した。やはり注目はアスリート系のワゴン。今や2.5Lクラスのラージサイズワゴンは、日産のステージア/セフィーロのワゴンがマーケットを占めている様子だ。トヨタとしてはキッチリと押さえておきたいカテゴリーでもあるだろう。ニュークラウンエステートはホイールベース(2780mm)と全幅(1765mm)はセダンと同じだが、全長は35mm長く4835mm、全高はルーフレール付きということもあり55mm高い1510mmのボディサイズ(FR車比較)。
アスリート系は4グレードあり、3L直6のアスリートG、2.5L直6ターボのアスリートV、2.5L直6のアスリートと、シリーズ唯一の4WD車アスリートFourがある。試乗したのはもちろん最強パワーのアスリートV。
■走りだけでなくラゲージの使い勝手の良さなど実用性も高い
↑ラゲージルームエアピュリファイヤーやアウトドア用の電源ソケットを装備(左)工具類や三角表示板などが収納できると同時に小物入れとしても十分使える(右)
ミッションはV専用のステアマチック付きの4速ATだ。280ps /38.5kg-m のパワー&トルクはかなり強烈。Dレンジでの0→100m加速はなんと6秒台を記録した!これはもはやスポーツカーの数値だと言っても過言ではない。トルクは1500rpmから。3500rpmから上は目がついていけないほどの加速を体感させてくれるスーパーワゴンだ。アスリート専用のスポーツサスペンションはゴツゴツ感や突き上げも少なく、マイルドなチューン。ただしコーナーでのロールはきちっと抑えられている。タイヤはフロントが205/55R16、リアは225/50R16というのもスポーツカー的だ。
居住性もリアシートはワゴンとしては世界初の電動リクライニングを備え、カーゴスペースも広く、使い勝手はよい。よくできました。
主要諸元のグレード | アスリートV |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | 4AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4835×1765×1510 |
ホイールベース(mm) | 2780 |
車両重量(kg) | 1680 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | 直6DOHCターボ |
総排気量(cc) | 2491 |
最高出力[ps/rpm] | 280ps/6200rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 38.5kg-m/2400rpm |
10・15モード燃費(km/L) | 9.2 |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/70 |
車両本体価格 | 348.0~391.0万円 |
コンセプト | 3点 |
フィニッシュ | 5点 |
前席居住性 | 4点 |
後席居住性 | 4点 |
内装の質感 | 4点 |
取り回し | 4点 |
操作系の使い勝手 | 3点 |
ラゲージルーム | 3点 |
パワー感 | 5点 |
トルク感 | 5点 |
加速性能 | 5点 |
乗り心地 | 4点 |
操縦安定性 | 4点 |
高速安定性 | 4点 |
しっかり感 | 5点 |
ブレーキ性能 | 4点 |
環境対策 | 4点 |
燃費 | 3点 |
ステータス | 4点 |
コストパフォーマンス | 4点 |
得点合計 | 81/100 |
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