トヨタ ランドクルーザープラド 【フルモデルチェンジ】
カテゴリー: トヨタの試乗レポート
タグ: フルタイム4WD
2009/11/04
PERFORMANCE
常にSUVの王者である宿命
世界170カ国以上で販売されているが、その人気の理由の一つは悪路走破性の高さと信頼性。つまり丈夫だということ。4代目となる新型はロング仕様のボディに4L V6と2.7L直4エンジンに5AT/4ATの組み合わせ。高い基本性能を継承しつつ最新の機能を搭載。オン/オフを問わず快適性を向上させた。DRIVING
2.7L車の軽快な走りも魅力
V6、直4、2台ともオンロードを走って感じたのは直4の軽快感もなかなか捨てがたい、という点。V6のスムーズさ、静粛性の高さは大満足のレベルだが、2.7Lでもプラドの良さは十分味わえる点は魅力的。オフロードで有効なクロールコントロールなどは4Lのみ。素晴らしい機能なので2.7L車にも設定が欲しい。SPACE
飽きの来ないデザインが○
世界に輸出される車なのであまり奇をてらったデザインは嫌われる。直線基調のデザインのため、ナビ画面など各種インフォメーションの視認性が高い。使い勝手の面では2列目シートに注目。スライド機構の他、前からニーズの高かったウォークイン機構もプラス。3列目へのアクセスが向上した。OWNERSHIP
ランクルのブランド力を手に入れる
世界で高い評価を得ている“ランクルファミリー”。その頂点は200系だが、取り回しも含め、日本での使用を考えるとプラドのほうがバランスが良い。200系の下位モデルに思われるが、日本市場ではこちらが本命(販売台数も含め)。ランクルのブランド力はしっかり確保しており満足度も高い。SPECIFICATIONS
グレード | TZ-G |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 5AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4760×1885×1835 |
ホイールベース(mm) | 2790 |
車両重量(kg) | 2180 |
乗車定員 | 7人 |
エンジン種類 | V6DOHC |
総排気量(cc) | 3955 |
最高出力 | 203kW(276ps)/5600rpm |
最大トルク | 380N・m(38.8㎏-m)/4400rpm |
車両本体価格 | 475.0万円 |
RATING
総合評価12/ 25 |
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EQUIPMENT(装備)2/ 5 |
6スピーカーは標準装備するがナビ&オーディオはオプション。メーカーオプションのHDDナビ、地デジ、ETCが付いた“全部入り”のAVシステムの価格はTZ-Gで81万6900円とこちらも最上級である。 | SAFETY(安全性)4/ 5 |
VSCのほかオフロードにおけるアクティブTRCや、7個のエアバッグなど装備は充実。プリクラッシュセーフティは最上級のTZ-Gのみにレーダークルーズとセットのメーカーオプションで14万7000円高 | ECO(環境性能)2/ 5 |
旧型に比べ、高性能の三元触媒の採用などにより、環境性能はアップ。全グレード、2005年度基準排出ガス50%低減で星3つ。2010年度燃費基準も2.7Lは+10%だが4L車は+5%にとどまる。 | MILEAGE(燃費)1/ 5 |
10・15モード燃費は4L車が8.2km/L、2.7L車で8.8km/Lといずれも10km/Lには届かない。しかしレギュラーガソリン仕様やエコドライブインジケーターの採用などランニングコスト低減のための工夫がある。 | VALUE(バリュー)3/ 5 |
月販目標1000台に対し、1カ月で約3700台の受注とこのクラスとしては順調な滑り出し。初期は上級志向も手伝って4L車が売れるのだろうが、トータルでの買い得感の高さは主力である2.7L車だ。 |
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